幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました
「チィィ……ッ!!」
「メイ。何かわかる?」
自身の攻撃が防がれたことにキラーケルベロスが舌打ちするなか、スィンはそうメイに尋ねる。
『解析してみたところ、奴は怒りの感情で進化する能力を持ってるみたい。あの姿も“ブレス”や“魔力刃”もその能力で進化したことによって修得したみたいだね。』
『それとスィン氏。先程、白月姫と協力して調べてみたところ……』
『あの人工キメラから転生者の“力”の気配も感じたぜェ。スィンちゃん。』
対するメイはそう解析結果を報告し、黒月姫と白月姫がそう追加報告をする。
「!?どういうこと?黒月姫。白月姫。」
『恐らく、あの人工キメラは科学の技術で造られたのではなく、転生者の能力によって造られたものだと思われます。』
『さっき、メイが解析した『怒りによる進化』もそいつが付与したンだと思うぜェ。』
首を傾げながらそう尋ねるスィンに対し、黒月姫と白月姫はそう説明する。
「!?転生で得た能力で人工キメラを造るなんて……」
「グオオオォォォーーーッ!!」
黒月姫と白月姫のキラーケルベロスに関する説明を聞いた後、キラーケルベロスの“創造主”である転生者に嫌悪感を露にするスィンに対し、キラーケルベロスは先程以上に上がったスピードで斬りかかる。
「ッ!!」バッ!!
対するスィンはなんとかその刃をかわしながら、キラーケルベロスから距離を取る。
「スピードもさっきより上がってる。なら……メイ。ZEROを起動して。」
『了解。『ZERO SYSTEM』、起動。』
メイがそう言った瞬間、スィンの視界が一気にクリアになり、頭に情報がまとめて流れ込み、キラーケルベロスの動きを予測、有効手段が見えてくる。
「グオオオォォォーーーッ!!」
キラーケルベロスはスィンに猛攻を仕掛ける。
が、スィンはその攻撃をことごとく防ぎ、避け、いなしていく。
「チィィッ!!」バッ!!
接近戦では攻撃が通らないと判断したキラーケルベロスは距離を取り、
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
下半身のドラゴンの口から赤黒い“ブレス”を放ってくる。
「メイ!!」バッ!!
対するスィンはそうメイに指示しながら、ビームマグナムを構える。
『ビームマグナム、フルパワー!!』
「はぁっ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
メイがそう言い、スィンがそう言いながら引き金を引いた瞬間、メイによって最大限に威力強化されたビーム弾が放たれる。
ズガアアアァァァンッ!!
「グオオオォォォーーーッ!?」
スィンが放ったビーム弾はキラーケルベロスの“ブレス”を押し負かし、キラーケルベロスに命中し、ダメージを与える。
「ぐっ……このアマァ!!」
ズボボボボボボボボッ!!
キラーケルベロスが激昂しながらそう言った瞬間、背中からさらに四本の鎌が付いた触手が、両肩と両脇の下から爪が鋭くなったドラゴンの腕と狼の前足が生えてくる。
「……怒りの感情による進化……ちょっと厄介な能力ね……」
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズドドドドドドドドドドッ!!
怒りの感情でさらに進化したキラーケルベロスを見て、スィンが冷静にそう言うなか、キラーケルベロスは背中から生やした十本の触手を伸ばし、攻撃を仕掛ける。
が、メイが起動したZEROで動きを先読みしていたスィンは触手を全てかわしながら、距離を取った。
「メイ。何かわかる?」
自身の攻撃が防がれたことにキラーケルベロスが舌打ちするなか、スィンはそうメイに尋ねる。
『解析してみたところ、奴は怒りの感情で進化する能力を持ってるみたい。あの姿も“ブレス”や“魔力刃”もその能力で進化したことによって修得したみたいだね。』
『それとスィン氏。先程、白月姫と協力して調べてみたところ……』
『あの人工キメラから転生者の“力”の気配も感じたぜェ。スィンちゃん。』
対するメイはそう解析結果を報告し、黒月姫と白月姫がそう追加報告をする。
「!?どういうこと?黒月姫。白月姫。」
『恐らく、あの人工キメラは科学の技術で造られたのではなく、転生者の能力によって造られたものだと思われます。』
『さっき、メイが解析した『怒りによる進化』もそいつが付与したンだと思うぜェ。』
首を傾げながらそう尋ねるスィンに対し、黒月姫と白月姫はそう説明する。
「!?転生で得た能力で人工キメラを造るなんて……」
「グオオオォォォーーーッ!!」
黒月姫と白月姫のキラーケルベロスに関する説明を聞いた後、キラーケルベロスの“創造主”である転生者に嫌悪感を露にするスィンに対し、キラーケルベロスは先程以上に上がったスピードで斬りかかる。
「ッ!!」バッ!!
対するスィンはなんとかその刃をかわしながら、キラーケルベロスから距離を取る。
「スピードもさっきより上がってる。なら……メイ。ZEROを起動して。」
『了解。『ZERO SYSTEM』、起動。』
メイがそう言った瞬間、スィンの視界が一気にクリアになり、頭に情報がまとめて流れ込み、キラーケルベロスの動きを予測、有効手段が見えてくる。
「グオオオォォォーーーッ!!」
キラーケルベロスはスィンに猛攻を仕掛ける。
が、スィンはその攻撃をことごとく防ぎ、避け、いなしていく。
「チィィッ!!」バッ!!
接近戦では攻撃が通らないと判断したキラーケルベロスは距離を取り、
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
下半身のドラゴンの口から赤黒い“ブレス”を放ってくる。
「メイ!!」バッ!!
対するスィンはそうメイに指示しながら、ビームマグナムを構える。
『ビームマグナム、フルパワー!!』
「はぁっ!!」
ズガアアアァァァンッ!!
メイがそう言い、スィンがそう言いながら引き金を引いた瞬間、メイによって最大限に威力強化されたビーム弾が放たれる。
ズガアアアァァァンッ!!
「グオオオォォォーーーッ!?」
スィンが放ったビーム弾はキラーケルベロスの“ブレス”を押し負かし、キラーケルベロスに命中し、ダメージを与える。
「ぐっ……このアマァ!!」
ズボボボボボボボボッ!!
キラーケルベロスが激昂しながらそう言った瞬間、背中からさらに四本の鎌が付いた触手が、両肩と両脇の下から爪が鋭くなったドラゴンの腕と狼の前足が生えてくる。
「……怒りの感情による進化……ちょっと厄介な能力ね……」
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズドドドドドドドドドドッ!!
怒りの感情でさらに進化したキラーケルベロスを見て、スィンが冷静にそう言うなか、キラーケルベロスは背中から生やした十本の触手を伸ばし、攻撃を仕掛ける。
が、メイが起動したZEROで動きを先読みしていたスィンは触手を全てかわしながら、距離を取った。