蝕む闇
「!」
「「あっ……」」
「とっ……」
そんななか、きりしらコンビから逃げ出したりゅーきを龍我が回収する。
よじよじ……ピョンッ!!
その後、りゅーきは龍我の頭に登り、そこから月音の頭の上にジャンプで飛び乗る。
「ーーーっていう訳なんだけど、納得できたか?」
「なるほど………」
彩夏から『転生者』に関する説明を聞いた後、月音はそう言いながら、自分の頭の上に飛び乗ってきたりゅーきを抱っこする。
その後、彩夏達には気付かれないように手元に作り出した小さなオーロラから店に常備している、りゅーきのおやつ用のぐるぐるキャンディーを取り出し、りゅーきに与える。
「♪」
対するりゅーきは受け取ったぐるぐるキャンディーをめり込ませるように食べ始める。
「いや、食べんのかよ!?そいつ!!」
「それで彩夏さんはオルフェノクにも変身できるんですか?」
そんなりゅーきに思わずそうツッコミを入れるクリスをスルーしながら月音はそう尋ねる。
((スルーするのか………))
「オルフェノクには変身しないよ……これを作ってくれた人はオルフェノク因子がなくても変身できるように作ってくれたみたいだから……」
そんな月音に戦兎と龍我がなんとも言えない表情でそう思うなか、彩夏は苦笑いしながらそう答える。
(オルフェノクにはならないのか……)
「後、この世界は今、全ての世界の平穏と均衡を護るための組織、『時空管理局』とも交流を持っていて、他世界との交流もしているんだ。」
そんな彩夏に対し、月音がそう思いながら不思議そうに見ているなか、今度はシャトラがそう説明する。
「なるほど……彩夏さんのフラッシュギアは他の人でも変身できるのか?」
「いいや。こいつにはAIが搭載されていてな、そのAIに登録している奴しか使えない。で、登録してるは開発者であるリヒテルさんと現使用者であるオレだけだ。」
そんなシャトラの説明を聞いた後、そう尋ねる月音に対し、彩夏はフラッシュギアを手にしながらそう答える。
「なるほど………」
「それじゃあ、私達や月音達の話はこのくらいにして次は」
「ちょっと待って。」
「?シュガー?」
『?』
話し合いを続けようとしたシャトラを遮ったシュガーにルーミアや周りは首を傾げる。
「……さっきからずっと気になってたんだけど……おまえ、誰だ?」
「………」
次の瞬間、シュガーはフラン、否、未だにフランに憑依したままのエボルトに鋭い視線を向けながらそう尋ねる。
ズズッ
「……まっ、普通に気付くよなぁ………」
対するフラン は自分で淹れたコーヒーを一口飲んでからそう呟く。
「え?」
「!?この声は……」
「まさか!?」
シュウウウ……
『!?』
そんなフラン の声に月音と龍我、戦兎の三人がそう言うなか、フランから赤い粒子が湧き出て、セレナの近くにいた兎に入り込む。
「あ、あれ?私、確か怪人が放った矢でお腹を射抜かれて……」
「まっ、フランの傷は完治したし、意識も覚醒したからちょうど良かったか……」
『えぇえぇぇえええぇええぇぇぇえぇええぇえええぇぇえぇええぇぇぇえぇえぇぇえぇえええぇぇえぇぇえぇえぇっ!!?』
「エボルト!!」
「いつの間にその子に取り憑いてやがった!?」
次の瞬間、意識が覚醒して首を傾げながらそう言うフランとしれっとした態度でそう言う兎 に周囲(イタチ以外)がそう困惑の声を上げるなか、戦兎と龍我はそう言う。
「おっと、早合点するなよ。お二人さん。今回のはどちらかと言えば、人命救助のために憑依してたんだからな。」
「……どういうことですか?二人とも……」
対するエボルトがそう言うなか、月音はそう二人に尋ねる。
「え~とだな……実は……」
そんな月音に対し、戦兎は頬を軽く掻きながら、月音が保護した時点で兎にはエボルトが憑依していたこと、そのエボルトは今はこの場にはいないレイラの使い魔になっていることを説明した。
「「あっ……」」
「とっ……」
そんななか、きりしらコンビから逃げ出したりゅーきを龍我が回収する。
よじよじ……ピョンッ!!
その後、りゅーきは龍我の頭に登り、そこから月音の頭の上にジャンプで飛び乗る。
「ーーーっていう訳なんだけど、納得できたか?」
「なるほど………」
彩夏から『転生者』に関する説明を聞いた後、月音はそう言いながら、自分の頭の上に飛び乗ってきたりゅーきを抱っこする。
その後、彩夏達には気付かれないように手元に作り出した小さなオーロラから店に常備している、りゅーきのおやつ用のぐるぐるキャンディーを取り出し、りゅーきに与える。
「♪」
対するりゅーきは受け取ったぐるぐるキャンディーをめり込ませるように食べ始める。
「いや、食べんのかよ!?そいつ!!」
「それで彩夏さんはオルフェノクにも変身できるんですか?」
そんなりゅーきに思わずそうツッコミを入れるクリスをスルーしながら月音はそう尋ねる。
((スルーするのか………))
「オルフェノクには変身しないよ……これを作ってくれた人はオルフェノク因子がなくても変身できるように作ってくれたみたいだから……」
そんな月音に戦兎と龍我がなんとも言えない表情でそう思うなか、彩夏は苦笑いしながらそう答える。
(オルフェノクにはならないのか……)
「後、この世界は今、全ての世界の平穏と均衡を護るための組織、『時空管理局』とも交流を持っていて、他世界との交流もしているんだ。」
そんな彩夏に対し、月音がそう思いながら不思議そうに見ているなか、今度はシャトラがそう説明する。
「なるほど……彩夏さんのフラッシュギアは他の人でも変身できるのか?」
「いいや。こいつにはAIが搭載されていてな、そのAIに登録している奴しか使えない。で、登録してるは開発者であるリヒテルさんと現使用者であるオレだけだ。」
そんなシャトラの説明を聞いた後、そう尋ねる月音に対し、彩夏はフラッシュギアを手にしながらそう答える。
「なるほど………」
「それじゃあ、私達や月音達の話はこのくらいにして次は」
「ちょっと待って。」
「?シュガー?」
『?』
話し合いを続けようとしたシャトラを遮ったシュガーにルーミアや周りは首を傾げる。
「……さっきからずっと気になってたんだけど……おまえ、誰だ?」
「………」
次の瞬間、シュガーはフラン、否、未だにフランに憑依したままのエボルトに鋭い視線を向けながらそう尋ねる。
ズズッ
「……まっ、普通に気付くよなぁ………」
対する
「え?」
「!?この声は……」
「まさか!?」
シュウウウ……
『!?』
そんな
「あ、あれ?私、確か怪人が放った矢でお腹を射抜かれて……」
「まっ、フランの傷は完治したし、意識も覚醒したからちょうど良かったか……」
『えぇえぇぇえええぇええぇぇぇえぇええぇえええぇぇえぇええぇぇぇえぇえぇぇえぇえええぇぇえぇぇえぇえぇっ!!?』
「エボルト!!」
「いつの間にその子に取り憑いてやがった!?」
次の瞬間、意識が覚醒して首を傾げながらそう言うフランとしれっとした態度でそう言う
「おっと、早合点するなよ。お二人さん。今回のはどちらかと言えば、人命救助のために憑依してたんだからな。」
「……どういうことですか?二人とも……」
対するエボルトがそう言うなか、月音はそう二人に尋ねる。
「え~とだな……実は……」
そんな月音に対し、戦兎は頬を軽く掻きながら、月音が保護した時点で兎にはエボルトが憑依していたこと、そのエボルトは今はこの場にはいないレイラの使い魔になっていることを説明した。