賢石の脅威

「「「「「「「夢羽(さん)!!」」」」」」」

「ジンガ!!」

「エニグマ……」

「■■■■■……」

吹き飛ばされた夢羽にカドゥケウスツキトメルヒェンアキ、阿号、アクアにとりダブルエンペラー克己、魔理沙、ルーミアの七人がそう言い、アミリがそう言いながらジンガと合流するなか、黒い影…黒いローブから黒いロングコートに変わったエニグマはそう言いながらいつの間にか回収していたティルヴィングを差し出す。

「チッ……わかったよ。引き上げるぞ、アミリ。」

「えぇ……」

パァァァ……

対するジンガはそう言いながらティルヴィングを受け取り、アミリはそう言いながら銀のオーロラを出現させる。

「!待ちやがれ!!」

撤退しようとしている三人に対し、ダブルエンペラー克己はそう言いながら追撃しようとする。

「■■■……」

『!?』

ズシィィィンッ!!

が、エニグマがそう言った瞬間、ダブルエンペラー克己や夢羽達の身体に強大な負荷がかけられる。

(重力操作か……っ!!)

自分達にかけられている負荷にダブルエンペラー克己がそう推測するなか、三人はオーロラの中へと消える。

「チッ!!」

「……逃げられた……」

その後、ダブルエンペラー克己が舌打ちし、夢羽がそう言うなか、

パァァァ……

『!?』

先程、ジンガ達が撤退するのに使ったものとは別のオーロラが出現する。

(あいつら、置き土産に何か寄越しやがったのか!!)

「ッ!!」

新たに出現したオーロラを見て、そう思うダブルエンペラー克己を始めとしたその場にいた全員が構える。

「え?ここは……」

「街中……よね……?」

「!?マコトと美咲!?」

「ノゾミちゃんとセッテちゃん!?」

「彩夏にヴィヴィオ、フェイトもいるぜ!?」

が、オーロラから現れたマコト、美咲、気を失ったノゾミを支えるセッテ、重傷状態のフェイトを支える彩夏とヴィヴィオの七人を見て、カドゥケウスツキトメルヒェンアキ、魔理沙はそう困惑の声を上げる。

「……店は無事だけど、周りは災害現場みたいな惨状、店内にはお客と思われる人達、外にはあの二人の姿はなく代わりに戦ってくれたと思われる人達……ふぅ~ん……」

「?誰」

「セレナァァァァァッ!!」

「!?マリア姉さん!!」

後からオーロラから出てきた月音が辺りを見渡しながら、目を細めながらそう言うなか、そう言うマリアを始めとするビルドラビットラビット戦兎やティアナ達がその場に駆けつける。

「「あっ……」」

「……戦兎さん?龍我さん?」

マリア達と共にその場に駆けつけたビルドラビットラビット戦兎クローズマグマ龍我に対し、月音は妙に穏やかな表情克つ穏やかな声で二人の名前を呼ぶ。

「「………」」

今まで見たこと聞いたことないその表情と声に二人は仮面の下で血の気が引くのを感じながら、その場で硬直する。

「二人とも、なんで固まってるんですか?状況を説明してほしいのですが………お客様と店を守るのを放棄して、別の場所で戦っていた理由を、な?」

「「」」
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