重なる歌、されど……
「「ッ!!」」
それを見た切歌と調はすぐさま距離を取って離脱する。
シュウウウ……バチバチッ!!
二人が離脱するのを見計らったマリアは掲げた右掌に全ての魔力スフィアを集束させ、大型のランサーを形成する。
「スパークエンド!!」
「!?」
ズドオオオォォォンッ!!
次の瞬間、マリアはそう言いながら大型ランサーを発射する。
ドッカァァァンッ!!
大型ランサーはアルゲンマギアに着弾した瞬間、大爆発を引き起こした。
「今のって……」
「魔法………」
「二人とも、大丈夫?」
「マリア!!」
「今のはマリアが……?」
「えぇ、前にフェイトから教わった『フォトンランサー・ファランクスシフト』よ。」
「マリアも魔法が使えるんデスか!?」
「私の身体にも『リンカーコア』が宿っているからね。」
驚愕しながらもそう尋ねる切歌に対し、マリアは自分の胸に手を当てながらそう答える。
「そうか……こっちのマリアも魔法世界の住人だから……」
「と言ってもあくまで付け焼き刃程度だけどね……」
ズバァンッ!!
「やってくれたわね……!!」
そんななか、先程の“フォトンランサー・ファランクスシフト”によって所々、欠けてはいるものの大したダメージは受けていないアルゲンマギアがそう言いながら、土煙を鉤爪で斬り裂きながら現れる。
「さっきの食らってもまだピンピンしているデスか!?」
「所々、欠けてはいるみたいだけど……」
「くっ……」
「「!?マリア!!」」
そんなアルゲンマギアを見て切歌と調がそう困惑の声を上げるなか、マリアは立ち眩みを起こす。
「大丈夫よ。二人とも……」
(わかってはいたけど、やはりファランクスシフトは魔力を喰うわね……)
「あらぁ……もうJe suis fatigue かしら?」
額から流れる汗を軽く拭いながら、そう思いながら答えるマリアに対し、アルゲンマギアはそう言って挑発する。
(くっ……こいつの真価を見誤ってたかもしれない、こいつの厄介さは戦闘力ではなく、『HORIZON†CANNON』やファランクスを食らっても倒れない耐久力 ……!!)
最初は歌によって出力が上がるシンフォギアの特性と連携を活かして圧倒していたが、自分達の疲労が溜まるに連れて徐々に巻き返されていた。
(魔法はもう使えないし、使えたとしても付け焼き刃の技じゃこいつは倒れない……なら!!)
「………『絶唱』を使いましょう。」
それを見た切歌と調はすぐさま距離を取って離脱する。
シュウウウ……バチバチッ!!
二人が離脱するのを見計らったマリアは掲げた右掌に全ての魔力スフィアを集束させ、大型のランサーを形成する。
「スパークエンド!!」
「!?」
ズドオオオォォォンッ!!
次の瞬間、マリアはそう言いながら大型ランサーを発射する。
ドッカァァァンッ!!
大型ランサーはアルゲンマギアに着弾した瞬間、大爆発を引き起こした。
「今のって……」
「魔法………」
「二人とも、大丈夫?」
「マリア!!」
「今のはマリアが……?」
「えぇ、前にフェイトから教わった『フォトンランサー・ファランクスシフト』よ。」
「マリアも魔法が使えるんデスか!?」
「私の身体にも『リンカーコア』が宿っているからね。」
驚愕しながらもそう尋ねる切歌に対し、マリアは自分の胸に手を当てながらそう答える。
「そうか……こっちのマリアも魔法世界の住人だから……」
「と言ってもあくまで付け焼き刃程度だけどね……」
ズバァンッ!!
「やってくれたわね……!!」
そんななか、先程の“フォトンランサー・ファランクスシフト”によって所々、欠けてはいるものの大したダメージは受けていないアルゲンマギアがそう言いながら、土煙を鉤爪で斬り裂きながら現れる。
「さっきの食らってもまだピンピンしているデスか!?」
「所々、欠けてはいるみたいだけど……」
「くっ……」
「「!?マリア!!」」
そんなアルゲンマギアを見て切歌と調がそう困惑の声を上げるなか、マリアは立ち眩みを起こす。
「大丈夫よ。二人とも……」
(わかってはいたけど、やはりファランクスシフトは魔力を喰うわね……)
「あらぁ……もう
額から流れる汗を軽く拭いながら、そう思いながら答えるマリアに対し、アルゲンマギアはそう言って挑発する。
(くっ……こいつの真価を見誤ってたかもしれない、こいつの厄介さは戦闘力ではなく、『HORIZON†CANNON』やファランクスを食らっても倒れない
最初は歌によって出力が上がるシンフォギアの特性と連携を活かして圧倒していたが、自分達の疲労が溜まるに連れて徐々に巻き返されていた。
(魔法はもう使えないし、使えたとしても付け焼き刃の技じゃこいつは倒れない……なら!!)
「………『絶唱』を使いましょう。」