LEARNING

「「「………」」」

その頃、マリアの『HORIZON†CANNON』によって巻き起こった煙を見ながら、マリア、切歌、調の三人は警戒する。

バチチチチチチチィィィンッ!!

「「「ッ!!」」」

次の瞬間、煙の中から赤黒い稲妻状の光線が放たれ、三人は紙一重でかわしながら距離を取る。

「や、やってくれたわね……!!」

その直後、そう言いながら現れるアルゲンマギアの翼には砕かれる一歩手前程のヒビが入っている。

「まだ倒れないデスか……」

「でも、こっちの攻撃は確実に効いている……」

「このまま押しきるわよ!調!切歌!!」

「うん!!」

「了解デス!!」

そんなアルゲンマギアに対し、三人はそう言いながら向かっていく。

(フッ……愚かな人間共め……自らの手で『絶望』を育てていることに気付かないとはな……)

そんな装者達を横目で見ながら、ヴァルゴゾディアーツはそう思いながら密かにほくそ笑んだ。
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