ヴェノムの脅威
フレイム分隊VSヴェノム ・・・
ボォォォォォ……
スタッ!!
「………」
自身が放った『インフェルノリベレイション』によって巻き起こった爆煙を見ながら、ヴェノム は華麗に着地する。
(おかしい……古河和也達にはもう防ぐ術 はなかった筈……にも関わらず、今の手応えは……)
『インフェルノリベレイション』の命中時に感じた違和感にヴェノム が首を傾げるなか、
ボッ!!
「「!?」」
爆煙から“巨大な紫の骸骨”の腕のようなものが飛び出し、ヴェノム に襲いかかる。
「くっ!!」
ヴェノム は紙一重でかわしながら彩翔の近くまで移動する。
ヒュウウウ……
「かわされたか……」
「「!?」」
爆煙が風で晴れていくなか、中から“巨大な紫の骸骨”……万華鏡写輪眼によって発動する第三の瞳術、『須佐能乎』でヴェノム の『インフェルノリベレイション』を防いだイタチがそう言いながら現れる。
「くっ……あんたは……?」
「安心しろ。味方だ。」
「……何者ですか?」
僅かに残っている意識でそう尋ねる和也にそう答えるイタチに対し、ヴェノム はヒドラセーバーを構えながらそう尋ねる。
「『時空管理局』、『特務部隊 SHINOBI』の部隊長、うちはイタチ……」
「!?」
(うちはイタチは確か『NAR○TO』の……それも管理局の『特務部隊 SHINOBI』!?一体何がどうなってやがる!!?)
「失礼します。」
「!?」
イタチのことや『特務部隊 SHINOBI』のことに困惑する和也に対し、いつの間にか隣にいた白銀のショートヘアに金の瞳の少女、詩音がそう言いながら右肩に手を置く。
(なっ!?いつの間に……!?)
(イタチさん。彼らの負傷具合ですが正直、これ以上の戦闘は無理かと……)
いつの間にか隣にいた詩音の存在に和也が更に困惑するなか、和也を含めたフレイム分隊の怪我の具合を診ていた詩音は念話でそうイタチに知らせる。
(わかった……なのはが言っていた『ナカムラ家』の座標は特定できているな?)
(はい。彼らの怪我の具合を診ると同時に記憶から読み取りました……何時でも行けます!)
ガキィィィンッ!!
イタチと詩音が念話でそう話をするなか、ヴェノム がヒドラセーバーで斬りかかってくる。
が、『須佐能乎』の身体がその凶刃を弾く。
「……硬いですね……ならばっ!!」
ヴェノム はそう言いながら右手で『須佐能乎』に干渉しようとする。
「させるか!」
「!?」
パシィッ!!
が、万華鏡写輪眼で動きを先読みしていたイタチはそう言いながら左手でヴェノム の右手を弾き、
ドカァァァンッ!!
右手で掌底を食らわせ吹き飛ばす。
「くっ……」
吹き飛ばされたヴェノム はすぐさま体制を立て直しながら着地する。
「!?」ガクッ!!
が、自身が思っていた以上のダメージだったのか、思わず片膝を着いてしまう。
「!?」
(俺達が五人係りで挑んでも一つもダメージを入れられなかったのに……!?)
(バカな……ヴェノムの装甲は傷ひとつ付いていないのに……!?)
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
「「「!?」」」
イタチが魔力 を注入して内部を攻撃する技、“柔拳”でダメージを受けたことに和也とヴェノム が困惑するなか、共に来ていたシャトラが急降下からの踵落としを繰り出す。
「くっ……」
ヴェノム は紙一重でかわしながら後方へと跳ぶ。
「覇王!断空拳!双破!!」
ドカカァァァンッ!!
が、そこに今度は共に来ていたアインハルトが横から懐に入りながら以前、シャトラから教わった『二重の極み』を応用させた一撃にして二撃の『断空拳』、『断空拳・双破』を繰り出す。
「くっ!!」
ヴェノム は咄嗟にガードするも衝撃に耐えきれずに吹き飛ばされる。
「!?」
(『二重の極み』の技術を『断空拳』に取り入れたのか……!!)
「イタチさん!!」
「ッ!!」シュッ!!
ヴェノム を吹き飛ばしたアインハルトの『断空拳・双破』について、和也がそう推測するなか、アインハルトの呼びかけに応じたイタチが二つの玉を取り出し、ヴェノム と彩翔の方に向けて投げつける。
ボンッ!!
カアアアァァァッ!!
次の瞬間、一つは辺り一帯を覆う程の煙を発し、もう一つは辺り一帯を覆う程の光を発する。
「くっ……」
「煙幕と閃光弾による目眩ましか……!!」
「詩音!!」
「はい!!」スッ
ヴェノム と彩翔がそう言うなか、そう言うイタチにそう返事しながら、詩音は一枚のタロットカードを取り出す。
「ッ……何をする気か知りませんが……っ!!」
「ッ!?」
ズドォォォンッ!!
そんななか、ヴェノム はそう言いながらイタチに肉簿し、ヒドラセーバーの赤黒い光刃で貫く。
「………」
スゥゥゥ……
「!?」
が、次の瞬間、イタチの姿が顔の部分に何らかの札が貼られた案山子 へと変わる。
(なっ……囮 だと……っ!?)
ドッカァァァンッ!!
ヴェノム が動揺するなか、案山子に貼られてあった札…起爆札が爆発した。
ボォォォォォ……
スタッ!!
「………」
自身が放った『インフェルノリベレイション』によって巻き起こった爆煙を見ながら、
(おかしい……古河和也達にはもう防ぐ
『インフェルノリベレイション』の命中時に感じた違和感に
ボッ!!
「「!?」」
爆煙から“巨大な紫の骸骨”の腕のようなものが飛び出し、
「くっ!!」
ヒュウウウ……
「かわされたか……」
「「!?」」
爆煙が風で晴れていくなか、中から“巨大な紫の骸骨”……万華鏡写輪眼によって発動する第三の瞳術、『須佐能乎』で
「くっ……あんたは……?」
「安心しろ。味方だ。」
「……何者ですか?」
僅かに残っている意識でそう尋ねる和也にそう答えるイタチに対し、
「『時空管理局』、『特務部隊 SHINOBI』の部隊長、うちはイタチ……」
「!?」
(うちはイタチは確か『NAR○TO』の……それも管理局の『特務部隊 SHINOBI』!?一体何がどうなってやがる!!?)
「失礼します。」
「!?」
イタチのことや『特務部隊 SHINOBI』のことに困惑する和也に対し、いつの間にか隣にいた白銀のショートヘアに金の瞳の少女、詩音がそう言いながら右肩に手を置く。
(なっ!?いつの間に……!?)
(イタチさん。彼らの負傷具合ですが正直、これ以上の戦闘は無理かと……)
いつの間にか隣にいた詩音の存在に和也が更に困惑するなか、和也を含めたフレイム分隊の怪我の具合を診ていた詩音は念話でそうイタチに知らせる。
(わかった……なのはが言っていた『ナカムラ家』の座標は特定できているな?)
(はい。彼らの怪我の具合を診ると同時に記憶から読み取りました……何時でも行けます!)
ガキィィィンッ!!
イタチと詩音が念話でそう話をするなか、
が、『須佐能乎』の身体がその凶刃を弾く。
「……硬いですね……ならばっ!!」
「させるか!」
「!?」
パシィッ!!
が、万華鏡写輪眼で動きを先読みしていたイタチはそう言いながら左手で
ドカァァァンッ!!
右手で掌底を食らわせ吹き飛ばす。
「くっ……」
吹き飛ばされた
「!?」ガクッ!!
が、自身が思っていた以上のダメージだったのか、思わず片膝を着いてしまう。
「!?」
(俺達が五人係りで挑んでも一つもダメージを入れられなかったのに……!?)
(バカな……ヴェノムの装甲は傷ひとつ付いていないのに……!?)
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
「「「!?」」」
イタチが
「くっ……」
「覇王!断空拳!双破!!」
ドカカァァァンッ!!
が、そこに今度は共に来ていたアインハルトが横から懐に入りながら以前、シャトラから教わった『二重の極み』を応用させた一撃にして二撃の『断空拳』、『断空拳・双破』を繰り出す。
「くっ!!」
「!?」
(『二重の極み』の技術を『断空拳』に取り入れたのか……!!)
「イタチさん!!」
「ッ!!」シュッ!!
ボンッ!!
カアアアァァァッ!!
次の瞬間、一つは辺り一帯を覆う程の煙を発し、もう一つは辺り一帯を覆う程の光を発する。
「くっ……」
「煙幕と閃光弾による目眩ましか……!!」
「詩音!!」
「はい!!」スッ
「ッ……何をする気か知りませんが……っ!!」
「ッ!?」
ズドォォォンッ!!
そんななか、
「………」
スゥゥゥ……
「!?」
が、次の瞬間、イタチの姿が顔の部分に何らかの札が貼られた
(なっ……
ドッカァァァンッ!!