ヴェノムの脅威
「良い力と動きですね。ですが……」
ドンッ!!
「「くっ!!」」
受け止めた後、ヴェノム はそう言いながら二人を念動力で吹き飛ばす。
「“ダークフレアスラッシュ”!!」
ズバアアアァァァンッ!!
その直後、ムテキベイダー は一翔の“力”である黒炎が加わって強化された“ハイフレイムスラッシュ”…“ダークフレアスラッシュ”を放つ。
「ッ!!」
ズバアアアァァァンッ!!
対するヴェノム は冷気の斬撃を放ち、相殺させようとする。
ズバアアアァァァンッ!!
が、ムテキベイダー の“ダークフレアスラッシュ”はヴェノム の斬撃を呑み込み、ヴェノム に襲いかかる。
「クロックアップ。」
『Clock Up』
・・・フッ・・・
が、ヴェノム はクロックアップを使って超光速の世界に入ることでムテキベイダー の“ダークフレアスラッシュ”を回避する。
「クロックアップ!!」
『Clock Up』
・・・フッ・・・
後を追うようにムテキベイダー もクロックアップを使い、超光速の世界に入る。
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
「ッ……」
ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!
互いに超光速の世界に入った後、ムテキベイダー とヴェノム は先程とは打って変わってほぼ互角の戦いを繰り広げる。
シン…シン…シン…シン…
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ガキィィィンッ!!
「くっ!!」
何時しか雪も降りだし、景色を彩るなか、ムテキベイダー は得物をぶつけ合いながらもヴェノム を吹き飛ばす。
『『Clock Over』』
・・・フッ・・・
その直後、互いにクロックアップが解除される。
「今だ!!」
「!?」
ドカカカカカカカカァァァンッ!!
パキキキ……ッ!!
ムテキベイダー がそう言った次の瞬間、超光速の世界でヴェノム の身体に付着した雪が爆発し、右腕以外を凍りつかせる。
(雪に擬装した魔力ボム……ッ!!)
「てめぇを追ってクロックアップする前に春美に念話で頼んどいた。」
「ゼロの“力”を借りて即興で作った新技、“スノウボムレイン”の味は如何かしら?」
爆発した雪について、ヴェノム がそう考察するなか、ムテキベイダー と春美はそう言う。
「“天空”!!」ブンッ!!
そんななか、ひかるがそう言いながら雷を帯びさせたラグネルを投擲する。
「くっ……」
ひかるが投擲してきたラグネルを、ヴェノム は身体を横にずらすことでかわす。
ボンッ!!
「!?」
「………」
が、次の瞬間、かわしたラグネルが一輝の姿に変わる。
パァァァ……バチバチッ!!
手にしている流氷五月時雨には一輝の冷気の魔力の他にひかるから受け取った雷の魔力が纏われている。
(武器の投擲と見せ掛けて、武器に化けさせていた仲間を投げつけていた!?)
「“豪雷雹牙天衝”!!!」
ズバアアアァァァーーーンッ!!
そのことにヴェノム が気付くのも束の間、一輝はひかるの雷も混ざって強化された“雹牙天衝”…“豪雷雹牙天衝”を0距離で食らわせる。
ズバアアアァァァーーーンッ!!
「「「一輝!!」」」
ヴェノム が“豪雷雹牙天衝”に呑み込まれながら吹き飛ばされるなか、ムテキベイダー と春美、ひかるの三人はそう言いながら、ムテキベイダー がクロックアップする前に創造して渡した、『変化 』のエナジーアイテムでラグネルに化けていた一輝に駆け寄る。
「即興で創ったもんだが、身体は大丈夫か?」
「あぁ、まぁな……」
駆け寄った後、エナジーアイテムの影響からくる身体の具合について、そう尋ねるムテキベイダー に対し、一輝はそう答える。
ズバァァァンッ!!
「「「「!?」」」」
「………」
そんななか、“豪雷雹牙天衝”で起きた爆煙をヒドラセーバーで斬り裂きながら、無傷のヴェノム が現れる。
「そんな……あれだけの攻撃を受けて、掠り傷一つないなんて………」
「少しばかし埃 が付きましたがね。」
そのことにひかるがまたしても揺らいでしまいそうになるなか、ヴェノム はそう言いながら身体に付いた埃を軽く叩 く。
ドカァァァンッ!!
「“断空拳”!!」
そんななか、先程の戦いのなかで沈静化された溶岩の中に潜んでいた和輝がそう言いながら“断空拳”を繰り出した。
ドンッ!!
「「くっ!!」」
受け止めた後、
「“ダークフレアスラッシュ”!!」
ズバアアアァァァンッ!!
その直後、
「ッ!!」
ズバアアアァァァンッ!!
対する
ズバアアアァァァンッ!!
が、
「クロックアップ。」
『Clock Up』
・・・フッ・・・
が、
「クロックアップ!!」
『Clock Up』
・・・フッ・・・
後を追うように
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
「ッ……」
ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!
互いに超光速の世界に入った後、
シン…シン…シン…シン…
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ガキィィィンッ!!
「くっ!!」
何時しか雪も降りだし、景色を彩るなか、
『『Clock Over』』
・・・フッ・・・
その直後、互いにクロックアップが解除される。
「今だ!!」
「!?」
ドカカカカカカカカァァァンッ!!
パキキキ……ッ!!
(雪に擬装した魔力ボム……ッ!!)
「てめぇを追ってクロックアップする前に春美に念話で頼んどいた。」
「ゼロの“力”を借りて即興で作った新技、“スノウボムレイン”の味は如何かしら?」
爆発した雪について、
「“天空”!!」ブンッ!!
そんななか、ひかるがそう言いながら雷を帯びさせたラグネルを投擲する。
「くっ……」
ひかるが投擲してきたラグネルを、
ボンッ!!
「!?」
「………」
が、次の瞬間、かわしたラグネルが一輝の姿に変わる。
パァァァ……バチバチッ!!
手にしている流氷五月時雨には一輝の冷気の魔力の他にひかるから受け取った雷の魔力が纏われている。
(武器の投擲と見せ掛けて、武器に化けさせていた仲間を投げつけていた!?)
「“豪雷雹牙天衝”!!!」
ズバアアアァァァーーーンッ!!
そのことに
ズバアアアァァァーーーンッ!!
「「「一輝!!」」」
「即興で創ったもんだが、身体は大丈夫か?」
「あぁ、まぁな……」
駆け寄った後、エナジーアイテムの影響からくる身体の具合について、そう尋ねる
ズバァァァンッ!!
「「「「!?」」」」
「………」
そんななか、“豪雷雹牙天衝”で起きた爆煙をヒドラセーバーで斬り裂きながら、無傷の
「そんな……あれだけの攻撃を受けて、掠り傷一つないなんて………」
「少しばかし
そのことにひかるがまたしても揺らいでしまいそうになるなか、
ドカァァァンッ!!
「“断空拳”!!」
そんななか、先程の戦いのなかで沈静化された溶岩の中に潜んでいた和輝がそう言いながら“断空拳”を繰り出した。