帰ってきた“永遠”の“皇帝”
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ドカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ!!
「くっ!?……うぅ……っ!?」
アクアは怒濤のラッシュをアミリに叩き込み、
「はぁっ!!」
ドカァァァンッ!!
「あぁ……っ!?」
回し蹴りを食らわせ、蹴り飛ばす。
「くっ……おのれ……」
ズガガガガガガガガガガガガガガガァァァンッ!!
「あぁ……っ!?」
続けて、メルヒェンが十数弾の炎弾を食らわせる。
「くっ……」ガクッ!!
「はぁぁぁ……っ!!」
食らったアミリが片膝を着くなか、アクアは“アクアヴォルテクス”を放つ体制に入る。
「!?させない!!」
それを見たアミリはそう言いながら魔導筆を構え、法術を放とうとする。
「それはこっちの台詞!!」
そんなアミリに対し、メルヒェンはそう言いながらバックルに手を翳し、栞を取り出してから再度、取り込ませる。
『メルヒェン・エンド!!』
ドォォォォォンッ!!
次の瞬間、そう言うグリムの声と共に巨大な狼がアミリの前に現れる。
「な」
バクゥッ!!
突然、目の前に現れた巨大狼に動揺するもつかの間、巨大狼はアミリを丸呑みにする。
「“赤ずきん・ショット”ォッ!!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「あぁあぁぁあああぁああぁぁぁあぁぁあぁああぁあぁあぁぁあああぁああぁぁぁあぁぁあぁああぁあぁあぁぁぁっ!!?」
次の瞬間、メルヒェンはそう言いながら大量の炎弾を放って狼ごと撃ち抜き、
「“アクアヴォルテクス”!!」
「!?」
ドカァァァンッ!!
続けて、アクアが“アクアヴォルテクス”を食らわせる。
「あっ……あぁ……っ!?」
ドサッ!ドッカァァァンッ!!
二人の二段攻撃を食らったアミリは次の瞬間、そう言いながら倒れて爆散し、消滅した。