帰ってきた“永遠”の“皇帝”

ツキトの窮地に阿号が駆けつけた頃、先がエストック状になった、アミリの四本の節足がメルヒェンの命を奪おうとする。

ズリュンッ×4!!

「!?」

「なっ!?」

が、突如、出現した四つの水球に阻まれる。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

「くっ……」

パァァァ……ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

直後、何処からか放たれてきた大量の弾幕を、アミリは魔導筆を振るって“障壁”を展開して防ぐ。

「はぁっ!!」

ドカァァァンッ!!

「ぐはっ!?」

が、いつの間にか背後を取っていた、アクアに変身したにとりがアミリを蹴り飛ばす。

「大丈夫?アキ……」

「にとり……ありがとう。大丈夫……」

「くっ……阿号の現パートナー、河城にとり……!!」

蹴り飛ばした後、そう言いながら差し出すアクアの手を取りながら、そう言いながらメルヒェンが立ち上がるなか、アミリはそう言いながら魔導筆を構え直す。

「アキ……まだイケるよね?」

「うんっ!!」

そう尋ねながら拳を構えるアクアに対し、メルヒェンはそう答えながら銃を構え直す。

「それじゃあ、行くよ!!」

そうして二人はアミリに向かっていった。
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