VALZ編
「くそっ!!久しぶりにショーリとノエルちゃんが帰ってくるって日にツイてねぇぜ……」
「いいや。寧ろ今のタイミングがラッキーかもしれないよ。はじにゃん。今ならショーリもいる!!」
悪態を吐きながら商店街に向かう孟に対し、隣で一緒に走っている亨多はそう言う。
「……そうだな。ショーリなら先に現場行って被害を抑えてるのかもな……」
二人はそう話しながら商店街に向かった。
商店街・・・
「グルルル・・・ッ!!」
「!?」
「なにあのアンゲロス!見たことない!!」
商店街に着いた後、暴れていたアンゲロスの姿に孟は驚愕の表情を浮かべ、亨多は困惑の声を上げる。
そのアンゲロスは赤い蟷螂のような両手に赤い翼、黒い強靭な胴体の胸には赤黒いヴァイトップ、黒い仮面のような頭部に赤い瞳、アンゲロス特有の頭上のリングは赤い・・・少なくとも、二人がこれまで対処してきたアンゲロスとは特徴が全く違う異様な姿をしていた。
「新種のアンゲロスかな……?」
「ショーリはまだ来てねぇみたいだな。」
「うわあああぁぁぁっ!?」
「きゃあああぁぁぁっ!?」
「グオオオォォォーーーッ!!」
ビイイイィィィーーーッ!!
初めて見るタイプのアンゲロスに亨多が首を傾げ、孟がそう言いながらウェイクアップカプセルを構えるなか、偶々、逃げ遅れていた一組のカップルが一体のアンゲロスのヴァイトップから放たれた赤黒い光線を浴びせられる。
ズズズ・・・ッ!!パキィィィンッ×2!!
「「グルルル・・・ッ!!」」
次の瞬間、カップルは光に包まれながら変異し、同じ新種アンゲロスへと変貌してしまう。
「!?光線を浴びた人がアンゲロスに!?まさか、最初の四体が十体に増えたのって……」
「くそっ!!」
『ウェイクアップ!!』
『WAKE-UP!AWAKING!!』
「変身!!」
『パッカーン!』
『砕ける!目覚める!ウェイクアーーーップ!!』
『クウェイク・ザ・仮面ライダー!ヒャッハァーーーッ!!!』
パキィィィンッ!!
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
孟はクウェイクに変身し、ガイアクエイカーで手近にいる新種アンゲロスに斬りかかる。
ガキィィィンッ!!
「!?」
「グルルル・・・ッ!!」
が、新種アンゲロスの強靭な胴体はガイアクエイカーの刃を通さず、受け止める。
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズバァンッ!!ズバァンッ!!ズバァァァンッ!!
「ぐはぁっ!?」
新種アンゲロスはすぐさま両手の鎌でクウェイクを斬りつけ、吹き飛ばす。
「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」
ズドドドドドドドドドッ!!
ズガガガガガガガガガァンッ!!
「うわあああぁぁぁっ!?」
「はじにゃん!!」
その直後、今度は三体の新種アンゲロスが頭上のリングから赤いリング状のエネルギー弾を放ち、クウェイクに食らわせ、吹き飛ばす。
「くそっ!!」
『クローズ!!』
『パッカーン!』
『クローズ!バースト!ヒャッハァーッ!!』
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
クウェイクはガイアクエイカーとビートクローザーの二刀流で十二体の新種アンゲロスに向かっていく。
「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」
「くっ!!」
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズバァァァンッ!!
「ぐはぁっ!?」
が、新種アンゲロス達は統率された動きでクウェイクを翻弄し、逆に追いつめていく。
「気を付けて!はじにゃん!!こいつら、ただの野良アンゲロスじゃない動きをしてる!!」
「くっ……だったら!!」
『ロック!!』
『ヒッパレー!ヒッパレー!』
『ミリオンヒット!!』
「ラァッ!!」
ジャラララーーーッ!!
クウェイクはそう言いながらビートクローザーの刀身から出現させた無数の鎖で新種アンゲロス達を縛り上げる。
『ホープ!!』
『イージス!!』
『ダブルクエイク!』
『ヒャッハァーーッ!!』
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバアアアァァァーーーンッ!!
その後、クウェイクはスクウィッドアンゲロスを人間に戻した時に使用した、ホープとイージスの“力”が加わった“バニシングクエイカー”を食らわせる。
「はぁ……はぁ……」
「これで……今さっき、アンゲロスにされた人達も助かっ」
「「「グルルル・・・ッ!!」」」
「「!?」」
ホープとイージスの“力”を宿した“バニシングクエイカー”を放った後、クウェイクが息を切らし、亨多がそう言うなか、爆煙の中から全く効いた様子のない新種アンゲロス達が現れる。
しかも・・・
「数が増えてやがる!?」
先程まで十二体だった新種アンゲロスの数が三倍の三十六体に増えていた。
「くそっ!!」
クウェイクはすぐさまガイアクエイカーとビートクローザーを構え直す。
「「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」」
ズガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「うわあああぁぁぁーーーっ!?」
が、四体の新種アンゲロスが放ったエネルギー弾を受け、吹き飛ばされた。
「いいや。寧ろ今のタイミングがラッキーかもしれないよ。はじにゃん。今ならショーリもいる!!」
悪態を吐きながら商店街に向かう孟に対し、隣で一緒に走っている亨多はそう言う。
「……そうだな。ショーリなら先に現場行って被害を抑えてるのかもな……」
二人はそう話しながら商店街に向かった。
商店街・・・
「グルルル・・・ッ!!」
「!?」
「なにあのアンゲロス!見たことない!!」
商店街に着いた後、暴れていたアンゲロスの姿に孟は驚愕の表情を浮かべ、亨多は困惑の声を上げる。
そのアンゲロスは赤い蟷螂のような両手に赤い翼、黒い強靭な胴体の胸には赤黒いヴァイトップ、黒い仮面のような頭部に赤い瞳、アンゲロス特有の頭上のリングは赤い・・・少なくとも、二人がこれまで対処してきたアンゲロスとは特徴が全く違う異様な姿をしていた。
「新種のアンゲロスかな……?」
「ショーリはまだ来てねぇみたいだな。」
「うわあああぁぁぁっ!?」
「きゃあああぁぁぁっ!?」
「グオオオォォォーーーッ!!」
ビイイイィィィーーーッ!!
初めて見るタイプのアンゲロスに亨多が首を傾げ、孟がそう言いながらウェイクアップカプセルを構えるなか、偶々、逃げ遅れていた一組のカップルが一体のアンゲロスのヴァイトップから放たれた赤黒い光線を浴びせられる。
ズズズ・・・ッ!!パキィィィンッ×2!!
「「グルルル・・・ッ!!」」
次の瞬間、カップルは光に包まれながら変異し、同じ新種アンゲロスへと変貌してしまう。
「!?光線を浴びた人がアンゲロスに!?まさか、最初の四体が十体に増えたのって……」
「くそっ!!」
『ウェイクアップ!!』
『WAKE-UP!AWAKING!!』
「変身!!」
『パッカーン!』
『砕ける!目覚める!ウェイクアーーーップ!!』
『クウェイク・ザ・仮面ライダー!ヒャッハァーーーッ!!!』
パキィィィンッ!!
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
孟はクウェイクに変身し、ガイアクエイカーで手近にいる新種アンゲロスに斬りかかる。
ガキィィィンッ!!
「!?」
「グルルル・・・ッ!!」
が、新種アンゲロスの強靭な胴体はガイアクエイカーの刃を通さず、受け止める。
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズバァンッ!!ズバァンッ!!ズバァァァンッ!!
「ぐはぁっ!?」
新種アンゲロスはすぐさま両手の鎌でクウェイクを斬りつけ、吹き飛ばす。
「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」
ズドドドドドドドドドッ!!
ズガガガガガガガガガァンッ!!
「うわあああぁぁぁっ!?」
「はじにゃん!!」
その直後、今度は三体の新種アンゲロスが頭上のリングから赤いリング状のエネルギー弾を放ち、クウェイクに食らわせ、吹き飛ばす。
「くそっ!!」
『クローズ!!』
『パッカーン!』
『クローズ!バースト!ヒャッハァーッ!!』
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
クウェイクはガイアクエイカーとビートクローザーの二刀流で十二体の新種アンゲロスに向かっていく。
「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」
「くっ!!」
「グオオオォォォーーーッ!!」
ズバァァァンッ!!
「ぐはぁっ!?」
が、新種アンゲロス達は統率された動きでクウェイクを翻弄し、逆に追いつめていく。
「気を付けて!はじにゃん!!こいつら、ただの野良アンゲロスじゃない動きをしてる!!」
「くっ……だったら!!」
『ロック!!』
『ヒッパレー!ヒッパレー!』
『ミリオンヒット!!』
「ラァッ!!」
ジャラララーーーッ!!
クウェイクはそう言いながらビートクローザーの刀身から出現させた無数の鎖で新種アンゲロス達を縛り上げる。
『ホープ!!』
『イージス!!』
『ダブルクエイク!』
『ヒャッハァーーッ!!』
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバアアアァァァーーーンッ!!
その後、クウェイクはスクウィッドアンゲロスを人間に戻した時に使用した、ホープとイージスの“力”が加わった“バニシングクエイカー”を食らわせる。
「はぁ……はぁ……」
「これで……今さっき、アンゲロスにされた人達も助かっ」
「「「グルルル・・・ッ!!」」」
「「!?」」
ホープとイージスの“力”を宿した“バニシングクエイカー”を放った後、クウェイクが息を切らし、亨多がそう言うなか、爆煙の中から全く効いた様子のない新種アンゲロス達が現れる。
しかも・・・
「数が増えてやがる!?」
先程まで十二体だった新種アンゲロスの数が三倍の三十六体に増えていた。
「くそっ!!」
クウェイクはすぐさまガイアクエイカーとビートクローザーを構え直す。
「「「「グオオオォォォーーーッ!!」」」」
ズガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「うわあああぁぁぁーーーっ!?」
が、四体の新種アンゲロスが放ったエネルギー弾を受け、吹き飛ばされた。