VALZ編

「勝利……っ!!」

「あっ……!?」

「ノエルちゃん!?」

その直後、ノエルがそう言いながら、倒れている勝利に駆け寄ろうとする。

「ッ……危ない……っ!!」

そんなノエルをミラクル2Sはそう言いながら止めようとする。

『マッハ』

「「「「「「「!?」」」」」」」

「………」

が、その瞬間、何処からか現れた仮面ライダーブレイドが高速移動しながらブレイドラウザーでミラクル2Sに斬りかかってくる。

「くっ!!」

ガキィィィンッ!!

対するミラクル2Sは咄嗟にウィザーソードガンに似た白銀の銃剣、ミラクルガンスラッシュ・スラッシュモードを取り出し、ブレイドのブレイドラウザーを受け止める。

『ソードベント』

シュルルルルルルルッ!!ズガァァァンッ!!

「かはっ!?」

「「「「「「!?」」」」」」

が、その直後、ブレイドの奥から鞭のように伸びてきた剣の切っ先がミラクル2Sの鳩尾みぞおちに命中し、ミラクル2Sを吹き飛ばす。

ザッ……ザッ……

「………」

次の瞬間、ミラーモンスターガルドサンダーの尾羽を模した剣を装備した、ライアのような仮面ライダーが現れ、ブレイドの横に並び立つ。

シュウウウ……

よく見ると、新たに現れた二人の仮面ライダーは赤黒いオーラを身に纏っている。

「!?新手の敵!?」

「!?ブレイドにあれは……まさか、ブレードかっ!?それにあのオーラは……」

「くっ……」

輝と勇騎がそう言うなか、ライアのような仮面ライダー、仮面ライダーブレードからの不意討ちを食らったミラクル2Sはすぐさま立ち上がりながらミラクルガンスラッシュを構える。

「あ……あぁ……」

ノエルは現状に戸惑い、その場で立ち止まってしまう。

「!?」

トスッ!!

「あっ!?」

ドサッ!!

「!?ノエルちゃん!?」

「「「「「!?」」」」」

が、直後、背後から首筋に手刀を食らい、気絶させられる。

「………」

「フフフ……黄色のハルシオンコアと『オリジン』を宿す椿勝利だけでなく、赤のハルシオンコアの依代であるジニアの娘も同時に手に入るとはな……」

ノエルを気絶させた者…仮面ライダー闘鬼がノエルを担ぐなか、ダーカーロードに変身した影野がそう言いながら現れる。

「………」

彼の側には仮面ライダー凍鬼がいて、気絶した勝利を担いでいる。

シュウウウ……

新たに現れた二人もまた、ブレイドとブレードと同じように赤黒いオーラを身に纏っている。

「ッ……ノエルちゃん……勝利……っ!!」

「てめぇ……影野……っ!!」

「フフフ……随分と無様な姿だな……アイン、リベル。」

「………」

自分を睨み付けながら立ち上がる輝と勇騎にダーカーロードがそう言うなか、ミラクル2Sは四人のライダー達を観察する。

「そのライダー達………ダーカー因子で生み出した複製体ですか……」

「ほぉ……よくわかったな?」

「ダーカー因子を用いた複製体とはこれが初めてではないので……」

「そうか……」

「ですが、複製体とはいえ仮面ライダーが駒として使われるのは良い気がしませんね……」

四人の仮面ライダーの正体を見破った後、ミラクル2Sはそう言いながらミラクルガンスラッシュを構え直す。

「フフフ……悪いが、俺は忙しいんでね。君達の相手はこの四人とこいつらに任せるよ。」

『トリロバイトマギアX!!』

対するダーカーロードはそう言いながら一つのライダーカプセルを起動し、ロードドライバーに装填する。

「フッ!!」

ズドォンッ!!

装填した後、ダーカーロードはロードドライバーから光弾を四人の複製ライダーの眼前の地面に撃ち込む。

パァァァ……パキィィィンッ!!

次の瞬間、撃ち込まれた地面に赤黒い魔法陣が展開され、そこから22体のトリロバイトマギアXが召喚される。

「「「「「「!?」」」」」」

「それじゃあ、失礼させてもらうよ。」

パァァァ……

22体のトリロバイトマギアXを召喚した後、ダーカーロードはそう言いながら赤黒いゲートを生成する。

「それでは楽しみたまえ。仮面ライダー……」

生成した後、ダーカーロードはそう言いながら、ノエルと勝利を担がせた二体のトリロバイトマギアXと共にゲートを通ってその場から消えた。
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