VALZ編
(マズいな……せめてノエル達だけでもここから逃がさねぇと………!!)
そんなダーカーロードの言葉にヴァルツがそう思いながら思案するなか、
「!?」
ズシャアアアァァァッ!!
「ぐはっ!?」
「あぁ……っ!?」
「『!?』」
突然、ヴァルツの身体から無数の黒い棘 のようなものが飛び出し、ダーカーロードの左肩と右脇腹、左踝 を貫き、吹き飛ばす。
「くっ……なに……っ!?」
ズリュンッ!!
吹き飛ばされたダーカーロードがそう言いながら体制を立て直すなか、飛び出してきた棘は何事もなかったかのようにヴァルツの身体へと戻る。
「ッ……何が……ッ!?」
「「『!?』」」
シュウウウ……ッ!!
「エターニティセイバーが!?」
ヴァルツがそう言うなか、エターニティセイバーが黄色い光の粒子になりながら、ヴァルツの中へと入り込んでいく。
ドクンッ!!
「ぐっ!?」
ドクンッ!!
「あぁっ!?」
次の瞬間、胸の鼓動が早まるとヴァルツがロイヤルエターニティを含めた、今までのどの形態にも当て嵌まらない、漆黒のライダーの影と重なり合いながら苦しみだす。
「くっ……勝……利………」
苦しみだしたヴァルツに対し、ノエルはそう言いながらふらふらと近寄ろうとする。
キキィッ!!
『ダメです!!』
が、バイク形態のヒメがそう言いながら、行かせないようにノエルの前まで走り、急停止する。
「くっ……ヒメ……ノエルを連れて……逃げろ……」
「勝利!!」
「早く……っ!!」
「ッ……!!」
ヴァルツに強くそう言われたノエルはヒメに跨がる。
「!?逃がすか!!」
そんなノエルとヒメに対し、ダーカーロードはそう言いながらロードドライバーの銃口を向ける。
ドカァァァンッ!!
「ぐはぁっ!?」
が、先程までよりも明らかに速いスピードで肉簿したヴァルツが先程までよりも上がっているパワーで殴り飛ばす。
「くっ……この“力”は……まさか、『オリジン』の」
「ぐおぉおぉぉおおおぉおおぉぉぉおぉぉおぉおおぉおぉおぉぉおおおぉおおぉぉぉおぉぉおぉぉおぉおおおぉぉっ!!?」
「「『!?』」」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
次の瞬間、ヴァルツを中心に黄色い光の衝撃波が発生する。
「くっ……ここは一旦退くか……」
ダーカーロードはそう言いながら能力で生成したゲートを使って離脱する。
『うわあああぁぁぁーーーっ!!?』
ノエルとヒメはヒメが全速力で走ったことによって衝撃波の範囲外まで逃げきる。
「ッ………」
(勝利……っ!!)
ノエルは衝撃波の中心にいる勝利の身を案じながら、ヒメに乗ったまま走り去っていった。
そんなダーカーロードの言葉にヴァルツがそう思いながら思案するなか、
「!?」
ズシャアアアァァァッ!!
「ぐはっ!?」
「あぁ……っ!?」
「『!?』」
突然、ヴァルツの身体から無数の黒い
「くっ……なに……っ!?」
ズリュンッ!!
吹き飛ばされたダーカーロードがそう言いながら体制を立て直すなか、飛び出してきた棘は何事もなかったかのようにヴァルツの身体へと戻る。
「ッ……何が……ッ!?」
「「『!?』」」
シュウウウ……ッ!!
「エターニティセイバーが!?」
ヴァルツがそう言うなか、エターニティセイバーが黄色い光の粒子になりながら、ヴァルツの中へと入り込んでいく。
ドクンッ!!
「ぐっ!?」
ドクンッ!!
「あぁっ!?」
次の瞬間、胸の鼓動が早まるとヴァルツがロイヤルエターニティを含めた、今までのどの形態にも当て嵌まらない、漆黒のライダーの影と重なり合いながら苦しみだす。
「くっ……勝……利………」
苦しみだしたヴァルツに対し、ノエルはそう言いながらふらふらと近寄ろうとする。
キキィッ!!
『ダメです!!』
が、バイク形態のヒメがそう言いながら、行かせないようにノエルの前まで走り、急停止する。
「くっ……ヒメ……ノエルを連れて……逃げろ……」
「勝利!!」
「早く……っ!!」
「ッ……!!」
ヴァルツに強くそう言われたノエルはヒメに跨がる。
「!?逃がすか!!」
そんなノエルとヒメに対し、ダーカーロードはそう言いながらロードドライバーの銃口を向ける。
ドカァァァンッ!!
「ぐはぁっ!?」
が、先程までよりも明らかに速いスピードで肉簿したヴァルツが先程までよりも上がっているパワーで殴り飛ばす。
「くっ……この“力”は……まさか、『オリジン』の」
「ぐおぉおぉぉおおおぉおおぉぉぉおぉぉおぉおおぉおぉおぉぉおおおぉおおぉぉぉおぉぉおぉぉおぉおおおぉぉっ!!?」
「「『!?』」」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
次の瞬間、ヴァルツを中心に黄色い光の衝撃波が発生する。
「くっ……ここは一旦退くか……」
ダーカーロードはそう言いながら能力で生成したゲートを使って離脱する。
『うわあああぁぁぁーーーっ!!?』
ノエルとヒメはヒメが全速力で走ったことによって衝撃波の範囲外まで逃げきる。
「ッ………」
(勝利……っ!!)
ノエルは衝撃波の中心にいる勝利の身を案じながら、ヒメに乗ったまま走り去っていった。