VALZ編

「輝!!」

「くっ……」

「弱いお子様は……ゼツメツゥ~~~~!!」

『ゼツメツノヴァ!!』

アインを吹き飛ばしたメガロマギアはそう言いながらゼツメツノヴァを発動。

水色の鮫のエネルギーを纏いながら飛び蹴りを食らわそうとする。

カアアアァァァーーーッ!!

「「!?」」

「どゆこと~~~!?」

「いやぁ~~~っ!?」

が、リベルライザーの所持する二つのライダージュエルから、アインの所持する二本のライダーカプセルから強烈な光と衝撃波が放たれ、メガロマギアとアルゲンマギアを吹き飛ばす。

「くっ・・・ッ!?」

「一体何が・・・ッ!?」

「「!?」」

『『『『………』』』』

次の瞬間、リベルライザーのライダージュエルからビルド・ラビッドタンクフォームとW・サイクロンジョーカーの幻影が、アインのライダーカプセルからW・ファングジョーカーとアマゾンオメガの幻影が出現する。

「戦兎、翔太郎、フィリップ……!!」

『『『『………』』』』

パァァァ・・・

「「!?」」

リベルライザーがビルドラビッドタンクフォーム(以後、ビルドRTF)とWサイクロンジョーカー(以後、WCJ)を見ながらそう言うなか、四人の仮面ライダーの幻影は輝きながらライダーカプセルになり、ビルドRTFとWCJのライダーカプセルはリベルライザーの手元に、Wファングジョーカー(以後、WFJ)とアマゾンオメガのライダーカプセルはアインの手元に飛んでくる。

「ッ!ビルド!」

『ビルド!』

「W!」

『W!』

リベルライザーがそう言いながら二本のライダーカプセルを起動させ、いつの間にか左手首に装着していたカプセルホルダーに装填する。

パァァァ・・・

すると、ビルドRTFとWCJの幻影が今度はリベルライザーを間に挟むように両隣に現れる。

「変身!!」

『デュアルフュージョン!リベル!ベストマッチエクストリーム!!』

カアアアァァァッ!!

リベルライザーがそう言いながらエクスライザーでカプセルをスキャンし、トリガーを引いた瞬間、リベルライザーに二人の仮面ライダーの幻影が重なり、光に包まれる。

『科学と記憶の実験を始めようか!』

『Experiment is extreme!!』

『ベストマッチエクストリィィィムッ!!』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、リベルライザーは通常のリベルをベースにフルボトルが装填された装甲が全身に配置され、内部にはクリスタルサーバが見え隠れし、両胸にはビルドとWのライダーズクレストが刻まれ、インナーと鎧は白で右側に緑、左側に紫のラインが入り、複眼も右が緑、左が紫のオッドアイに変化した姿・・・リベル・ベストマッチエクストリームに強化変身する。

「「ッ!!」」

「俺もいくぜ!!W!」

『W!ファングジョーカー!』

「アマゾンオメガ!」

『アマゾンオメガ!』

ベストマッチエクストリームに強化変身したリベルを見て、アルゲンマギアとメガロマギアが警戒するなか、アインはそう言いながらWFJとアマゾンオメガのカプセルを起動させ、カプセルホルダーに装填してからエクスライザーで読み取る。

『アイン!パワーアップカード!!』

パァァァ・・・

トリガーを引いた瞬間、エクスライザーからその音声と共にアマゾンオメガのライダーズクレストが描かれた、白と黒のカード、『パワーアップカード』が出現する。

パァァァ・・・

そのカードを手にした瞬間、先程のリベルと同じようにWFJとアマゾンオメガの幻影が両隣に現れる。

「変身!!」

『Form change……』

カアアアァァァッ!!

アインがそう言いながらパワーアップカードをアインギアの溝に滑らせた瞬間、二人の仮面ライダーの幻影と重なり、光に包まれる。

『Standard “Kleuke striker”!!』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、アインはスタンダードフォームをベースにアマゾンオメガの装甲にファングジョーカーのカラーリングと全身に棘(トゲ)が加わった姿・・・アイン・スタンダードクルイークストライカーに強化変身する。

「いくぞ!輝!反撃開始だ!!」

「おう!!」

互いに強化変身を果たした後、リベルとアインはアルゲンマギアとメガロマギアに向かっていった。
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