VALZ編

「ワタシが可愛がってあげるわ!!ボーヤ!!」

ダーカーロードが去った後、メガロマギアがそう言いながらアインに向かってくる。

「くっ……俺の好みはポッピーピポパポなんだよ!!」

ズガガガガガガガガガガァンッ!!

「ビリビリィ~!!」

対するアインはそう言いながら二丁のアインガンから赤い雷を纏わせた銃弾を食らわせる。

「あ~ん、ショックゥッ!!」

銃弾を食らったメガロマギアはすぐさまそう言いながら地中に潜水ならぬ潜土して猛スピードでアインに向かっていく。

「くっ!!」

アインはすぐさまアインガンを構える。

「遅すぎぃ~!!」

「なっ!?」

が、メガロマギアはそう言いながらアインの背後から飛び出し、

「ホラホラホラホラ~~ッ!!」

ズババババババババババババババババババババァンッ!!

「ぐっ!?」

両腕のカッターで猛攻を食らわせ、

「からの回し蹴りぃ~~~!!」

ドカァァァンッ!!

「ぐわあああぁぁぁっ!?」

言葉通り、回し蹴りを食らわせ、蹴り飛ばす。

「輝!!」

「あはははははっ!!」

ズバァァァンッ!!

「ぐわっ!?」

メガロマギアに蹴り飛ばされたアインにそう呼びかけるリベルライザーに対し、アルゲンマギアが笑いながら低空飛行で肉簿し、擦れ違い様、鉤爪で斬りつける。

メガロマボロシがあっちならワタシがあなたを愛してあげるわ!イケメンのボーヤ!|」

アルゲンマギアはそう言いながら再び低空飛行で向かってくる。

「断固拒否!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

対するリベルライザーはそう言いながらリベルガンブレードでエネルギー弾を放つ。

「そんなものじゃワタシの熱すぎる愛(ハート)は止まらないわ!!」

「!?」

が、アルゲンマギアはそう言いながらエネルギー弾を受けながらも突っ込み、リベルライザーの懐に入り込む。

「見てて頂戴!ワタシの熱すぎる『愛の舞』!!」

ズババババババババババババババババババァンッ!!

「くっ!?うぅ・・・っ!!?」

「はいやぁっ!!」

ズバァァァンッ!!

「ぐわあああぁぁぁっ!?」

アルゲンマギアはそう言いながら両手の鉤爪で舞うかのように猛攻を食らわせ、吹き飛ばす。

「ぐっ……くそ……っ!!」

「はぁぁぁ……ボロボロになっても立ち上がるその姿、堪らなぁい……ゾクゾクしちゃうぅ……」

吹き飛ばされた後、そう言いながら立ち上がるリベルライザーの姿にアルゲンマギアは嘴付近に両手の鉤爪を添えながら、くねくねと身悶えながらそう言う。

(こっちは別の意味でゾクゾクだよっ!!)

「もうワタシ……我慢できない!!」

ドンッ!!

そんなアルゲンマギアに内心、ツッコミを入れるリベルライザーに対し、アルゲンマギアはそう言いながら再び低空飛行で突っ込んでくる。

「ッ!!」

対するリベルライザーはリベルガンブレードを構える。

「とりあえずそんな物騒なものは棄てて!」パシィィィンッ!!

「なっ!?」

が、アルゲンマギアはそう言いながらリベルガンブレードをはたき落とし、

「ギュウゥゥ~~~!!」

ギュウウウゥゥゥッ!!

「ぐわあああぁぁぁっ!?」

全力の『愛の抱擁』をする。

ギュウウウゥゥゥッ!!

「くっ……なんつうパワーだ……!!」

「さぁ!誓いのキスを!!」

全力の『愛の抱擁』をした後、アルゲンマギアはそう言いながら『愛のキスクチバシ』を繰り出す。

「うわっ!?」

対するリベルライザーは首を動かすことで『愛のキス』をかわす。

ズガァァァンッ!!

かわされた『愛のキス』は近くの建物の壁に風穴を空ける。

「あぁ~ん!避けないで!!」

「避けるわ!二重の意味で!!」

その後、繰り出されるアルゲンマギアの『愛のキス』をリベルライザーは必死に避け続ける。

「うわぁ……あれは嫌だな……二重の意味で……」

『愛の攻防戦』を繰り広げるリベルとアルゲンマギアを見て、アインは思わず引きながら動きを止める。

「油断大敵ぃ~!!」

「!?」

そんななか、メガロマギアがそう言いながら地中から飛び出し、

グサッ!!

腹部に右腕のカッターを突き刺す。

「がはっ!?」

「輝!!」

「ぶっ飛びぃ~!!」

ドカァァァンッ!!

メガロマギアはそう言いながら突き刺したカッターを引き抜くや否や思いきり殴り飛ばした。
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