「くくく……」

一閃を浴びせた後、ベールはトランスチームガンでエネルギー弾を放とうとする。

シュッ！ドカカカカカァァァンッ！！

「うおっ！？」

が、その瞬間、数個の小型爆弾を投げ込まれ、爆発を食らう。

「村城！！」

「ッ！！」

カシャカシャッ！カチッ！！

『ガトリング！』

『ファンキーアタック！！』

「はっ！！」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォォォンッ！！

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ！！

「ぐっ！！」

その直後、狩矢はガトリングフルボトルを装填したネビュラスチームガンから大量のエネルギー弾を機関銃の弾のように放ち、ベールに食らわせる。

「くっ……！！」

「！？超電磁砲！？」

「超何を！？」

ベールがフレンダの小型爆弾と狩矢のガトリングフルボトルによる“ファンキーアタック”の二連続の攻撃を受け、怯んでいる間に立ち上がった美琴は佐天に抱きつく。

「AIMジャマー下でもこれなら！！」

バチチチチチッ！！

『！？』

美琴がそう言った次の瞬間、佐天を苦しめていた電流が美琴に流れ込む。

「お姉様、まさか……ご自分をアースに………！！」

「くっ……うぅ………っ！？」

その様子を見て黒子が目を見開きながらそう言うなか、美琴は過電流で苦悶の表情を浮かべる。

「ほぅ……身を削ってお友達を助けるか。感動的だが無意味だ。」ｽｯ

そんな美琴に対し、ベールはそう言いながらライフルモードのトランスチームガンで美琴を狙撃しようとする。

「ッ！！」

ズガガガァァァンッ！！

「ぐわっ！？」

が、咄嗟に絹旗が立ち上がりながら取り出した携帯ミサイルをベールに食らわせる。

「暗部である以上、能力が使えなくなった時の対策くらい超当たり前です……浜面！超風紀委員を！！」

「あ、あぁ！！」

ベールに携帯ミサイルを食らわせた後、絹旗はそう言いながら浜面を未だに能力封じの手錠を掛けられている黒子の元に向かわせる。