好奇心、猫をも殺す
『アイテム』、アジト・・・
「へぇ~……結局、そのベールって奴があんたに実戦での戦い方や将棋を教えた師ってな訳ね。」
「まぁ、将棋に関しては奴の趣味に付き合わされていただけだけどな。」
夕方頃、フレンダは狩矢からベールのことについての説明を受けていた。
「『チェスは取った相手の駒は消えるが、将棋は取った駒は味方になる。そこが面白い。』……奴がよく言っていた言葉だ……」
「ふぅ~ん……確かに言われてみれば、そうね……」
「今、思えば、俺も奴から見れば、偶然、拾った良い駒だったんだろうな……」
「村城……」
何処か思い詰めた表情でそう言う狩矢にフレンダは胸が締め付けられる。
「……む、村城はッ!?」
Prrr・・・Prrr・・・
その時、フレンダの携帯が鳴り出す。
「ん?携帯が鳴ってるぞ。」
「わ、わかっている訳よ!!」
(もう!このタイミングで誰からな訳!?結局、仕事とかだったら容赦しない訳よ!!)
フレンダはそう思いながら携帯を開く。
「って超電磁砲?」
ピッ!!
「もしもし?」
『あ。フレンダ。村城さん、今、近くにいるかしら?』
「?いる訳だけど、なに?」
『仮面ライダービルドについて、ちょっと村城さんに聞きたいことがあるんだけど……』
「?仮面ライダービルド?」
「!?フレンダ。ちょっとその電話代わっ」
「おぉーい。村城。おまえに何か手紙が来てるぞぉー。」
「?手紙?」
浜面がそう言いながら手渡してきた封筒を狩矢は首を傾げながら受けとる。
「差出人不明……(ガサガサッ!!)ッ!?」
「え!?村城!?」
封筒の中にある手紙の内容を見るや否や狩矢は慌てて部屋から飛び出す。
「一体何が……ッ!?」
フレンダはそう言いながら狩矢が投げ捨てた手紙を拾い、中身を確認して驚愕した。
手紙の内容
親愛なる狩矢へ
角は頂いた。
同封物
印が付いた地図
気絶した佐天の写真
「嘘……ウソウソウソ!!」
『え!?なに!?どうしたの!!?』
「ど、どうしようどうしよう!?超電磁砲!!」
『と、とにかく落ち着きなさい!!フレンダ!!』
気絶した佐天の写真と誘拐を仄めかす手紙の内容に動揺を隠しきれないフレンダに対し、美琴は電話越しにそう言って落ち着かせる。
「う、うん……」
『で、一体何があったの?』
「さっき、村城相手に差出人不明の封筒が届いた訳だけど、その中身が気絶した佐天の写真と拉致を匂わせる内容の手紙だった訳よ。」
『!?それってつまり』
「結局、佐天が拐われたってことだと思う訳。それと拐ったのは多分、ベールって奴だと思う訳。」
『ベールって昨日、村城さんが言っていた……なんでそいつが犯人だってわかるの?』
「狩矢が言ってたのよ。ベールは物事を将棋に置き換えて考えているって。」
『将棋?』
「そして、手紙には『角は頂いた。』って書いてあって、それを見た狩矢はすぐさま飛び出していった訳。」
電話越しにそう尋ねる美琴に対し、少しだけ冷静になったフレンダは手紙を睨み付けながらそう答えた。
「へぇ~……結局、そのベールって奴があんたに実戦での戦い方や将棋を教えた師ってな訳ね。」
「まぁ、将棋に関しては奴の趣味に付き合わされていただけだけどな。」
夕方頃、フレンダは狩矢からベールのことについての説明を受けていた。
「『チェスは取った相手の駒は消えるが、将棋は取った駒は味方になる。そこが面白い。』……奴がよく言っていた言葉だ……」
「ふぅ~ん……確かに言われてみれば、そうね……」
「今、思えば、俺も奴から見れば、偶然、拾った良い駒だったんだろうな……」
「村城……」
何処か思い詰めた表情でそう言う狩矢にフレンダは胸が締め付けられる。
「……む、村城はッ!?」
Prrr・・・Prrr・・・
その時、フレンダの携帯が鳴り出す。
「ん?携帯が鳴ってるぞ。」
「わ、わかっている訳よ!!」
(もう!このタイミングで誰からな訳!?結局、仕事とかだったら容赦しない訳よ!!)
フレンダはそう思いながら携帯を開く。
「って超電磁砲?」
ピッ!!
「もしもし?」
『あ。フレンダ。村城さん、今、近くにいるかしら?』
「?いる訳だけど、なに?」
『仮面ライダービルドについて、ちょっと村城さんに聞きたいことがあるんだけど……』
「?仮面ライダービルド?」
「!?フレンダ。ちょっとその電話代わっ」
「おぉーい。村城。おまえに何か手紙が来てるぞぉー。」
「?手紙?」
浜面がそう言いながら手渡してきた封筒を狩矢は首を傾げながら受けとる。
「差出人不明……(ガサガサッ!!)ッ!?」
「え!?村城!?」
封筒の中にある手紙の内容を見るや否や狩矢は慌てて部屋から飛び出す。
「一体何が……ッ!?」
フレンダはそう言いながら狩矢が投げ捨てた手紙を拾い、中身を確認して驚愕した。
手紙の内容
親愛なる狩矢へ
角は頂いた。
同封物
印が付いた地図
気絶した佐天の写真
「嘘……ウソウソウソ!!」
『え!?なに!?どうしたの!!?』
「ど、どうしようどうしよう!?超電磁砲!!」
『と、とにかく落ち着きなさい!!フレンダ!!』
気絶した佐天の写真と誘拐を仄めかす手紙の内容に動揺を隠しきれないフレンダに対し、美琴は電話越しにそう言って落ち着かせる。
「う、うん……」
『で、一体何があったの?』
「さっき、村城相手に差出人不明の封筒が届いた訳だけど、その中身が気絶した佐天の写真と拉致を匂わせる内容の手紙だった訳よ。」
『!?それってつまり』
「結局、佐天が拐われたってことだと思う訳。それと拐ったのは多分、ベールって奴だと思う訳。」
『ベールって昨日、村城さんが言っていた……なんでそいつが犯人だってわかるの?』
「狩矢が言ってたのよ。ベールは物事を将棋に置き換えて考えているって。」
『将棋?』
「そして、手紙には『角は頂いた。』って書いてあって、それを見た狩矢はすぐさま飛び出していった訳。」
電話越しにそう尋ねる美琴に対し、少しだけ冷静になったフレンダは手紙を睨み付けながらそう答えた。