手合わせ
「まさか、私の『窒素装甲』が貫かれるとは超思いませんでした。」
「きぬはた。大丈夫?」
「えぇ。傷自体は超たいしたことありません。」
「身体を痺れさせた電気は地面に手を着けば、抜けるから。」
パァァァ・・・
黒髪のおかっぱヘアーにジャージ姿の少女、滝壺理后にそう答えながら包帯を巻いて止血する絹旗に対し、狩矢はそう言いながら変身を解く。
「なるほど・・・流石は上からのお墨付きなだけはあるわね。で?そのパワードスーツは一体どういうものなのかしら?」
「ローグのことか。あれはネビュラガスを体内に注入し、このスクラッシュドライバーでクロコダイルクラックフルボトルの中の成分を引き出し、その成分でスーツを形成して装着するライダーシステムだ。」
その直後、ローグのことについて、そう尋ねる麦野に対し、狩矢はスクラッシュドライバーとクロコダイルクラックフルボトルを見せながらそう説明する。
「ネビュラガス……最近、『学園都市』付近で発見された超未知なガスと記憶してますね。」
「俺はそのネビュラガスの研究を任されていてな。このローグもその研究の一環で開発したものだ。」
「なるほどね……」
「絹旗の『窒素パンチ』を食らっても吹き飛ばなかったのはなんでな訳?」
「ローグはスーツの裏側にヴァリアブルゼリーってやつが満たされていてな。普段は柔らかくて動きやすいが、攻撃を受けた瞬間に硬化して防御力を飛躍的に高めることができるんだよ。」
「へぇ~~~」
「超納得しますが……私を超痺れさせたあのエネルギー弾のからくりは何ですか?」
「あれはネビュラスチームガンに合体させたスチームブレードの機能を使って電気を纏わせ、装填したロケットフルボトルの成分で自動追尾性を付与しただけだ。」
「そのフルボトルってやつもネビュラガスの研究で作ったのか?」
「あぁ。フルボトルはネビュラガスを浄化して成分を抽出して作ったもんだ。具体的な製造方法は秘密だけどな。」
「なるほど。あんたがただ者じゃないのはよくわかったわ……よし。村城。」
「ん?」
「あんたにはフレンダとコンビを組んでもらうわ。」
「え!?」
狩矢にそう言う麦野に対し、フレンダは思わずそう反応する。
「む、麦野。な、なんで私が新人とコンビを組まなきゃいけない訳?」
「フレンダ……自分の胸に手を当てて考えてみろ。特に超電磁砲との戦いについてだ。」
「うっ・・・」
「あんな失態をこれからも度々、やられちゃこっちが良い迷惑だ。なら、誰か一人、常にフォローできる奴がいた方が良いだろ。」
「それは……そうな訳だけど……」
「そのフォロー役を新人の俺に任せるか?普通。」
「と・に・か・く!あんた達二人は今からコンビ結成!!嫌だってんなら・・・」パァァァ…
「「滅相もございません!!」」ビシィッ!!
右手に原子崩しの光を溜めながらそう言う麦野に対し、フレンダと狩矢は敬礼しながらそう言う。
こうして二人はコンビを組むことになった。
「きぬはた。大丈夫?」
「えぇ。傷自体は超たいしたことありません。」
「身体を痺れさせた電気は地面に手を着けば、抜けるから。」
パァァァ・・・
黒髪のおかっぱヘアーにジャージ姿の少女、滝壺理后にそう答えながら包帯を巻いて止血する絹旗に対し、狩矢はそう言いながら変身を解く。
「なるほど・・・流石は上からのお墨付きなだけはあるわね。で?そのパワードスーツは一体どういうものなのかしら?」
「ローグのことか。あれはネビュラガスを体内に注入し、このスクラッシュドライバーでクロコダイルクラックフルボトルの中の成分を引き出し、その成分でスーツを形成して装着するライダーシステムだ。」
その直後、ローグのことについて、そう尋ねる麦野に対し、狩矢はスクラッシュドライバーとクロコダイルクラックフルボトルを見せながらそう説明する。
「ネビュラガス……最近、『学園都市』付近で発見された超未知なガスと記憶してますね。」
「俺はそのネビュラガスの研究を任されていてな。このローグもその研究の一環で開発したものだ。」
「なるほどね……」
「絹旗の『窒素パンチ』を食らっても吹き飛ばなかったのはなんでな訳?」
「ローグはスーツの裏側にヴァリアブルゼリーってやつが満たされていてな。普段は柔らかくて動きやすいが、攻撃を受けた瞬間に硬化して防御力を飛躍的に高めることができるんだよ。」
「へぇ~~~」
「超納得しますが……私を超痺れさせたあのエネルギー弾のからくりは何ですか?」
「あれはネビュラスチームガンに合体させたスチームブレードの機能を使って電気を纏わせ、装填したロケットフルボトルの成分で自動追尾性を付与しただけだ。」
「そのフルボトルってやつもネビュラガスの研究で作ったのか?」
「あぁ。フルボトルはネビュラガスを浄化して成分を抽出して作ったもんだ。具体的な製造方法は秘密だけどな。」
「なるほど。あんたがただ者じゃないのはよくわかったわ……よし。村城。」
「ん?」
「あんたにはフレンダとコンビを組んでもらうわ。」
「え!?」
狩矢にそう言う麦野に対し、フレンダは思わずそう反応する。
「む、麦野。な、なんで私が新人とコンビを組まなきゃいけない訳?」
「フレンダ……自分の胸に手を当てて考えてみろ。特に超電磁砲との戦いについてだ。」
「うっ・・・」
「あんな失態をこれからも度々、やられちゃこっちが良い迷惑だ。なら、誰か一人、常にフォローできる奴がいた方が良いだろ。」
「それは……そうな訳だけど……」
「そのフォロー役を新人の俺に任せるか?普通。」
「と・に・か・く!あんた達二人は今からコンビ結成!!嫌だってんなら・・・」パァァァ…
「「滅相もございません!!」」ビシィッ!!
右手に原子崩しの光を溜めながらそう言う麦野に対し、フレンダと狩矢は敬礼しながらそう言う。
こうして二人はコンビを組むことになった。