「……これは……」

「何があったんだ？」

「「………」」

「「………」」ﾆｺﾆｺ

その後、六人分のドリンクを持って席に戻った当麻と狩矢は互いにテーブルに突っ伏している美琴とフレンダ、その二人を見ながらニコニコしている佐天と初春を見ながら首を傾げる。

「え～と、御坂さん？」

「フレンダ。何があったんだ？」

それぞれのドリンクを渡しながら、そう声をかけながら当麻は美琴の隣に、狩矢はフレンダの隣に座る。

因みにドリンクは狩矢がアイスコーヒー、当麻がコーヒー、美琴がオレンジジュース、フレンダがヤシの実サイダー、佐天がブドウジュース、初春がイチゴおでんである。

「「！」」ｷｯ!!

「「！？」」

((殺気！？))

「「あんたのせいでしょうが(な訳よ)！！」」

「「俺！？」」

顔を真っ赤にしながらいきなり責任転嫁してくる美琴とフレンダに当麻と狩矢はそう困惑の声を上げる。

その後、六人はそれぞれで注文していたランチメニューが来るまで談笑を楽しんだ。

『Jorsun』、裏手・・・

「ふぅ・・・」

その頃、一人のウェイターが小休憩しようと裏手に出る。

『デビルスチーム！！』

シュウウウゥゥゥッ！！

「！？うわぁっ！？」

が、次の瞬間、そう言う音声と共に何処からか黒い煙・・・ネビュラガスが流れてきて、ウェイターを包み込む。

「ククク……さぁ、楽しいショーの始まりだ………！！」

その様を見ながら、手にしたスチームブレードからネビュラガスを流したベールは不敵な笑みを浮かべながらそう言った。