デート?

某大型デパート・・・

「さぁてと、約束通り、サバ缶四つ、買ってもらう訳よ♪」

「おまえ、さっき、機嫌直ってなかったか?」

「結局、それはそれ。これはこれな訳よ♪」

「はぁ……面倒くせぇ……」

某大型デパートに着いた後、二人はそう話しながらサバ缶コーナーへと向かう。

着いてみるとサバ缶がちょうど四つ、残っていた。

「ちょうど残り四つ……」

「ラッキーな訳よ♪」

「値段は一缶税込で218円か……まあまあな値段だな……」

狩矢はそう言いながらサバ缶四つを買い物籠に入れ、会計を済ませる。

「あ!サバ缶はもう売り切れか……」

「残念だったわね。」

「不幸だ……」

そんななか、サバ缶コーナーからそう言う男女の話し声が聞こえてくる。

「ん?」

「げっ!?超電磁砲!?」

「ん?」

「あ!?爆弾女!?」

振り返ってみると、そこには麦野と同じ超能力者で第三位の超電磁砲、御坂美琴と『異能の力』なら何でも打ち消すことのできる右手を持つ少年、幻想殺し、上条当麻がいた。

(第三位の超電磁砲、御坂美琴と幻想殺し、上条当麻か………)

「?御坂。知り合いか?」

狩矢が冷静にそう思いながら観察するなか、当麻はそう美琴に尋ねる。

「『絶対能力進化計画』の関係者よ。」

「!?」

そんな美琴の説明を聞いて、当麻は少しだけ警戒し始める。

「あ。御坂さん!!」

「フレンダさんに村城さんも!!」

「「!?佐天(さん)!?初春(さん)!?」」

そんななか、偶々、買い物に来ていた佐天と初春がそう言いながらその場に現れる。

「「ってあんた、知り合いなの(な訳)!?」」

「「?」」

互いに見ながら美琴とフレンダがそう言うなか、佐天と初春は首を傾げた。
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