デート?
『アイテム』、アジト・・・
「王手。」パチンッ!!
「ぬあああああっ!?また負けたぁぁぁっ!!?」
フレンダの退院祝いも兼ねたサバ缶パーティーから三日後、仕事がなかった狩矢は暇潰しとして麦野の将棋での相手をさせられていた。
因みに現在、狩矢は12回連勝更新中。
「あぁもう……なんで村城はこんなに将棋が強いんだよ……」
「まぁ、前にいた所じゃ上司によく相手をさせられてたからな。」
「………」ズズー
「?フレンダ。」
「どうかした?」
頭を抱えながらそう言う麦野に狩矢がそう言うなか、黒豆サイダーをストローで飲みながら面白くなさそうに二人を見つめるフレンダに対し、絹旗と滝壺は首を傾げながらそう尋ねる。
「ふぇっ!?べ、別になんでもない訳よ!!た、ただ村城って基本、白衣しか着ないなぁ~って思って……///」
「そういえば、昨日も白衣だったね。」
「ですが、村城は科学者なんですから超当たり前では?」
「そ、それでも村城は私達と同じ年代な訳だし、ファッションとかに興味ないのかなぁ~なんて……///」
「「………」」
「(コソッ)ねぇ。きぬはた。ふれんだのこの反応って……」
「(コソッ)まぁ、麦野に超強制的に組まされたとはいえ、日は結構経ちましたし、十中八九超アレだと思いますよ。」
「(コソッ)どうする?放ってみる?」
「(コソッ)いやいや。こんな超裏世界で超生きている以上、こういった機会は超ありませんし、第一、滝壺のように浜面に超アタックして恋人になれる程の度胸はフレンダには超ありませんよ。」
「(コソッ)じゃあ、どうするの?」
「(コソッ)同じ『アイテム』メンバーのよしみです。ここは一つ、私達で超フォローしましょう。とりあえず、私に超考えがあります。」
「???」
フレンダには聞こえないように滝壺と絹旗がそうひそひそ話をするなか、当のフレンダは首を傾げる。
「………」チラッ
「あぁくそ……ッ!!」
そんななか、頭を掻きながらそう言う麦野に絹旗がアイコンタクトを送り、麦野はそれを受信する。
「……グスッ……村城、酷い……」
「「え!?」」
「いくら強いって言っても少しは手加減してくれたって良いじゃない……私、か弱い女なのよ……(泣)」
次の瞬間、麦野は(嘘)泣き始め、そんな麦野の姿に狩矢とフレンダは動揺し始める。
「?麦野。なに言ってんだ?おまえがか弱いって」
「はまづら。ちょっと黙ってて。」ドスッ!!
「ぐふっ!?」ガクッ!!
そんな麦野の姿に何も知らされていない浜面は首を傾げながらそう尋ねる。
が、彼女でありパートナーである滝壺に肘鉄を食らわされ、沈められる。
「うぅ……グスッ……」
「あ~あ……女を泣かせるなんて超サイテーですね。村城。」
「え?ちょっ、俺が悪いのか!?」
「超当たり前でしょう?という訳で超罰ゲームとして今日はフレンダの買い物に超付き合いなさい。」
「はぁっ!?」
「えっ!?」
「それが男としての超義務です。」
「はまづらでも付き合ってくれるよ。」
「え?でも、絹旗に滝壺。それだったら麦野の買い物に村城が付き合うってのが筋な訳じゃッ!?」
フレンダは絹旗と滝壺に両肩を掴まれ、部屋の隅まで引き摺られる。
「超何言ってんですか。フレンダ。村城がいつも白衣だということを超指摘したのはフレンダじゃないですか。なら、これを機に村城の私服を超買ってあげるべきでしょう。」
「たまにはふれんだが変えてあげるべき。」
「それにいつも白衣じゃあ、超つまらないし超飽きます。」
「そ、それはそうなんだけど……ま、またの機会にしてもらう訳には……///」
「「(超)行きます(行く)よね?」」
「い、イエス アイ ドゥ……(汗)///」
いつもとは違う二人の迫力にフレンダは押し負かされる。
こうしてフレンダと狩矢は買い物デート(?)することになった。
因みに絹旗と麦野のアイコンタクトのやり取りは次の通り
【麦野。今から超泣きの芝居をしてください。】
【あぁ?なんでってなるほど……わかった。付き合ってやるわよ。】
「王手。」パチンッ!!
「ぬあああああっ!?また負けたぁぁぁっ!!?」
フレンダの退院祝いも兼ねたサバ缶パーティーから三日後、仕事がなかった狩矢は暇潰しとして麦野の将棋での相手をさせられていた。
因みに現在、狩矢は12回連勝更新中。
「あぁもう……なんで村城はこんなに将棋が強いんだよ……」
「まぁ、前にいた所じゃ上司によく相手をさせられてたからな。」
「………」ズズー
「?フレンダ。」
「どうかした?」
頭を抱えながらそう言う麦野に狩矢がそう言うなか、黒豆サイダーをストローで飲みながら面白くなさそうに二人を見つめるフレンダに対し、絹旗と滝壺は首を傾げながらそう尋ねる。
「ふぇっ!?べ、別になんでもない訳よ!!た、ただ村城って基本、白衣しか着ないなぁ~って思って……///」
「そういえば、昨日も白衣だったね。」
「ですが、村城は科学者なんですから超当たり前では?」
「そ、それでも村城は私達と同じ年代な訳だし、ファッションとかに興味ないのかなぁ~なんて……///」
「「………」」
「(コソッ)ねぇ。きぬはた。ふれんだのこの反応って……」
「(コソッ)まぁ、麦野に超強制的に組まされたとはいえ、日は結構経ちましたし、十中八九超アレだと思いますよ。」
「(コソッ)どうする?放ってみる?」
「(コソッ)いやいや。こんな超裏世界で超生きている以上、こういった機会は超ありませんし、第一、滝壺のように浜面に超アタックして恋人になれる程の度胸はフレンダには超ありませんよ。」
「(コソッ)じゃあ、どうするの?」
「(コソッ)同じ『アイテム』メンバーのよしみです。ここは一つ、私達で超フォローしましょう。とりあえず、私に超考えがあります。」
「???」
フレンダには聞こえないように滝壺と絹旗がそうひそひそ話をするなか、当のフレンダは首を傾げる。
「………」チラッ
「あぁくそ……ッ!!」
そんななか、頭を掻きながらそう言う麦野に絹旗がアイコンタクトを送り、麦野はそれを受信する。
「……グスッ……村城、酷い……」
「「え!?」」
「いくら強いって言っても少しは手加減してくれたって良いじゃない……私、か弱い女なのよ……(泣)」
次の瞬間、麦野は(嘘)泣き始め、そんな麦野の姿に狩矢とフレンダは動揺し始める。
「?麦野。なに言ってんだ?おまえがか弱いって」
「はまづら。ちょっと黙ってて。」ドスッ!!
「ぐふっ!?」ガクッ!!
そんな麦野の姿に何も知らされていない浜面は首を傾げながらそう尋ねる。
が、彼女でありパートナーである滝壺に肘鉄を食らわされ、沈められる。
「うぅ……グスッ……」
「あ~あ……女を泣かせるなんて超サイテーですね。村城。」
「え?ちょっ、俺が悪いのか!?」
「超当たり前でしょう?という訳で超罰ゲームとして今日はフレンダの買い物に超付き合いなさい。」
「はぁっ!?」
「えっ!?」
「それが男としての超義務です。」
「はまづらでも付き合ってくれるよ。」
「え?でも、絹旗に滝壺。それだったら麦野の買い物に村城が付き合うってのが筋な訳じゃッ!?」
フレンダは絹旗と滝壺に両肩を掴まれ、部屋の隅まで引き摺られる。
「超何言ってんですか。フレンダ。村城がいつも白衣だということを超指摘したのはフレンダじゃないですか。なら、これを機に村城の私服を超買ってあげるべきでしょう。」
「たまにはふれんだが変えてあげるべき。」
「それにいつも白衣じゃあ、超つまらないし超飽きます。」
「そ、それはそうなんだけど……ま、またの機会にしてもらう訳には……///」
「「(超)行きます(行く)よね?」」
「い、イエス アイ ドゥ……(汗)///」
いつもとは違う二人の迫力にフレンダは押し負かされる。
こうしてフレンダと狩矢は買い物デート(?)することになった。
因みに絹旗と麦野のアイコンタクトのやり取りは次の通り
【麦野。今から超泣きの芝居をしてください。】
【あぁ?なんでってなるほど……わかった。付き合ってやるわよ。】