ローグVSハードスマッシュ
翌日、第七学区、とある病院・・・
「うっ……ここは……?」
翌日、第七学区、とある病院の病室にて、狩矢に敗北した猟虎は目を覚ます。
(?声が前のに戻っている?)
自分の声の調子がフレンダに敗北する前に戻っていることに気付いた猟虎は近くにある鏡を見てみる。
「!?顔が……!?」
すると、顔がフレンダに敗北する前の状態に戻っていた。
「おぉ……流石は『冥土帰し』。見事に治したなぁ……」
「!?あなたは!?」
「よっ。一晩寝て憑き物は落ちたか?」
そんななか、狩矢がそう言いながら入ってくる。
「あなたが私を病院に運んだんですか?どうしてそんな……私はあなた達の命を狙って襲ってきた敵なんですよ?」
「なんでって依頼された訳でもねぇのに命まで取るかっての。面倒くせぇ……」
「面倒くさい!?」
「まっ。理由はそれだけじゃねぇが……」
まさかの『面倒くさい』という理由で助けられたことに猟虎がそう困惑の声を上げるなか、狩矢はそう言いながら回収したガトリングフルボトルを取り出す。
「!それは……!!」
「このフルボトル、一体何処で手に入れた?こいつは『この世界じゃまだ作れねぇ』筈だ。」
ガトリングフルボトルの入手経路について、狩矢は真剣な表情でそう尋ねる。
「そ、それは垣根さんから渡されたもので具体的な入手経路は何も……」
「『垣根さん』っていうのは『スクール』のリーダーで第二位の超能力者、垣根帝督のことか?」
「は、はい……」
(フルボトルのことはまだ他には漏れてねぇ筈……何故、垣根帝督がこいつを持ってたんだ?)
「あ、あの……」
「あん?」
「私はこれからどうなるんですか?」
ガトリングフルボトルを見ながら、そう思いながら首を傾げる狩矢に対し、猟虎はそう尋ねる。
「そうだなぁ……このまま『スクール』に帰しても消されるだろうから念のため、あんたは死んだって裏世界に情報を拡散させてあるからな……これを機に暗部を引退すりゃ良いんじゃね?調べたら向こうには既に後任のスナイパーがいるみたいだし。」
「へ?」
「まっ。引退って言ってもほとぼりが冷めるまではここで入院と称して身を隠していてもらうけどな。面倒くせぇけど今、あんたが通っている枝垂桜学園には復学できるように手配はしといてやるよ。」
「え?え?」
「じゃっ。後のことはカエル顔の医者とゴーグルを着けた四人の茶髪女子中学生と要相談な。特に女に必要なものとかは女子中学生共に頼めばなんとかなるだろ。」
「ちょ、ちょっと待ってください!!どうしてそこまでしてくれるんですか!?」
そう言いながら病室から出ようとする狩矢に対し、猟虎は慌ててそう尋ねる。
「はぁ~……面倒くせぇな。確かにあんたを生かした理由の大半はフルボトルの出所を聞きたかったからだけど、それで生かした奴が勝手に何処かで死なれんのも面倒くさかっただけだ。まっ。ここから先の人生はあんたのもんだからどうしようがあんたの勝手だが……」
対する狩矢はそう言いながら、振り向きながらガトリングフルボトルを握った右手の人差し指で猟虎を指差す。
「もし、暗部に戻ってまたこいつに手を出した時は容赦しねぇ。」
「!?」
「じゃあな。」
狩矢はそう言いながら病室を後にした。
「うっ……ここは……?」
翌日、第七学区、とある病院の病室にて、狩矢に敗北した猟虎は目を覚ます。
(?声が前のに戻っている?)
自分の声の調子がフレンダに敗北する前に戻っていることに気付いた猟虎は近くにある鏡を見てみる。
「!?顔が……!?」
すると、顔がフレンダに敗北する前の状態に戻っていた。
「おぉ……流石は『冥土帰し』。見事に治したなぁ……」
「!?あなたは!?」
「よっ。一晩寝て憑き物は落ちたか?」
そんななか、狩矢がそう言いながら入ってくる。
「あなたが私を病院に運んだんですか?どうしてそんな……私はあなた達の命を狙って襲ってきた敵なんですよ?」
「なんでって依頼された訳でもねぇのに命まで取るかっての。面倒くせぇ……」
「面倒くさい!?」
「まっ。理由はそれだけじゃねぇが……」
まさかの『面倒くさい』という理由で助けられたことに猟虎がそう困惑の声を上げるなか、狩矢はそう言いながら回収したガトリングフルボトルを取り出す。
「!それは……!!」
「このフルボトル、一体何処で手に入れた?こいつは『この世界じゃまだ作れねぇ』筈だ。」
ガトリングフルボトルの入手経路について、狩矢は真剣な表情でそう尋ねる。
「そ、それは垣根さんから渡されたもので具体的な入手経路は何も……」
「『垣根さん』っていうのは『スクール』のリーダーで第二位の超能力者、垣根帝督のことか?」
「は、はい……」
(フルボトルのことはまだ他には漏れてねぇ筈……何故、垣根帝督がこいつを持ってたんだ?)
「あ、あの……」
「あん?」
「私はこれからどうなるんですか?」
ガトリングフルボトルを見ながら、そう思いながら首を傾げる狩矢に対し、猟虎はそう尋ねる。
「そうだなぁ……このまま『スクール』に帰しても消されるだろうから念のため、あんたは死んだって裏世界に情報を拡散させてあるからな……これを機に暗部を引退すりゃ良いんじゃね?調べたら向こうには既に後任のスナイパーがいるみたいだし。」
「へ?」
「まっ。引退って言ってもほとぼりが冷めるまではここで入院と称して身を隠していてもらうけどな。面倒くせぇけど今、あんたが通っている枝垂桜学園には復学できるように手配はしといてやるよ。」
「え?え?」
「じゃっ。後のことはカエル顔の医者とゴーグルを着けた四人の茶髪女子中学生と要相談な。特に女に必要なものとかは女子中学生共に頼めばなんとかなるだろ。」
「ちょ、ちょっと待ってください!!どうしてそこまでしてくれるんですか!?」
そう言いながら病室から出ようとする狩矢に対し、猟虎は慌ててそう尋ねる。
「はぁ~……面倒くせぇな。確かにあんたを生かした理由の大半はフルボトルの出所を聞きたかったからだけど、それで生かした奴が勝手に何処かで死なれんのも面倒くさかっただけだ。まっ。ここから先の人生はあんたのもんだからどうしようがあんたの勝手だが……」
対する狩矢はそう言いながら、振り向きながらガトリングフルボトルを握った右手の人差し指で猟虎を指差す。
「もし、暗部に戻ってまたこいつに手を出した時は容赦しねぇ。」
「!?」
「じゃあな。」
狩矢はそう言いながら病室を後にした。