最終決戦

ファイズVSスネークオルフェノク・・・

「ハッ!!」

ドカッ!!

「ぐうぅっ!?」

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

パンチを胸に食らい、スネークオルフェノクがよろけた隙にファイズは歴史改変マシンを破壊しようとする。

ガッ!!

「やめろ……やめろぉっ!!」

が、スネークオルフェノクが間に入り、必死に止めようとする。

「ハッ!!」

ドカッ!!

「ぐおっ!?お……」

そんなスネークオルフェノクに対し、ファイズは膝蹴りを食らわせる。

「………」

「ちょ、ちょっとタンマ……俺さ、オルフェノクで一人だけ生き残っちゃったじゃない?だからよぉっ!!!」

ドカァァァンッ!!

「ぐっ!?」

スネークオルフェノクはそう言いながら、立ち上がりながら強力なパンチを食らわせる。

「あれから!ずっと!考えてた!おまえ達の!死が!!」

ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!

「ぐっ!?うっ!?くぅぅ……っ!?」

「ありゃあ……意味があったのかって!!!」

ガシィィィンッ!!

「!?」

「くっ……俺は!今でも信じている!!」

ドカァァァンッ!!

「ぐはっ!?」

「意味なく死んだ奴はいないってな……」

「ねぇよっ!死ぬことに意味なんかねぇっ!!死んで残ったのは……悲しみだけじゃねぇか………」

「ッ……」

そう言うスネークオルフェノクの言葉にファイズは思わず動きを止める。

「だから、おまえだけでも生きててくれよ……なぁっ!!」

スネークオルフェノクはそう言いながら殴りかかってくる。

「!お兄ちゃん!!」

その瞬間、王蛇を撃破したノゾミがそう言いながら、同じくサソードを撃破したセッテと共に駆けつけてくる。

「!はぁっ!!」

ドカァァァンッ!!

「ぐはっ!?」

その声を聞いたファイズはカウンターでスネークオルフェノクを殴り飛ばす。

「くっ……乾……!!」

「悪い。海堂……そいつはできない相談だ……」

『EXCEED CHARGE』

「はぁっ!!」

「うっ!?」

ファイズはそう言いながら右足に装着したファイズポインターから円錐状の紅い光を放ち、スネークオルフェノクを拘束する。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「ぐっ!?うぅ……っ!?」

ズガァァァンッ!!

「ぐはぁっ!?……あっ……」

ドサッ!!

次の瞬間、ファイズは“クリムゾンスマッシュ”を食らわせ、食らったスネークオルフェノクは背中合わせになるようにファイズの背中に倒れ込む。

パァァァ・・・

「……なんでだよ……?」

「……世界と……『妹』のため……かな……」

その後、互いに変身が解けた後、途切れそうな意識でそう尋ねる海堂に対し、巧はノゾミを見ながらそう答える。

「お兄ちゃん………」

「へっ……バカが……」

「ッ……」

巧の言う『妹』が誰か察した海堂はそう言いながら、笑いながら崩れ落ち、巧は咄嗟に海堂の身体を支えた。
18/18ページ
スキ