『オツカーレ！！』

パァァァ・・・

「(雑魚だけど)一丁あっがりぃ～♪」

「戦闘員の相手を一人に任せといて言うのもなんだが、騒がしいな。あいつ………」

「まあまあ、巧さん………」

タッタッタッ

「ッ………」

変身を解いた後、剛に対してそう言う巧にノゾミが苦笑いしながらそう言うなか、一先ずヒルカメレオンを片付けてきた進ノ介はすぐさま倒れているチーターカタツムリの状態を確認する。

「………」

動く気配はない。どうやら本当に死んでいるようだ。

(そうだよな……彼女が死ぬなんて……俺はなんて想像を……)

「ノゾミ！！」

「大丈夫！？」

進ノ介がそう思いながらノゾミを見つめるなか、セッテと霧子がそう言いながら駆け寄ってくる。

「セッテ(ﾄﾞｽｯ!!)うっ！？」

「「「「「！？」」」」」

「！？ノゾミ！？」

が、次の瞬間、見えない触手がノゾミの胸を貫く。

「くっ……おまえも……道連れだ………！！」

ドッカァァァンッ！！

見えない触手を放った張本人、進ノ介との戦闘で瀕死になりながらも生きていたヒルカメレオンはそう言いながら倒れ、爆死する。

「あっ…うっ……！？」

ドサッ！！

「ノゾミ！！」

その直後、倒れたノゾミにセッテはすぐさま駆け寄る。

「ノゾミ！！しっかりして！！ノゾミ！！」

セッテは悲痛な声で呼びかける。

「うっ……」

が、ノゾミは瞳を閉じ、動かなくなる。

「そんな……嫌……嫌……ノゾミ！ノゾミィッ！！」

『……訂正しよう。さっきの話だが……』

ノゾミの遺体を前にセッテが泣き崩れるなか、ベルトさんが話しかけてくる。

『どうやら私も……デジャヴを感じているようだ………』

「え？」