繰り返される1日

地下、ドライブビット・・・

「………」

『どうしたんだ?』

「……なぁ……今、この瞬間が前にも経験したことがあるような気がするんだ………」

今、感じている違和感を進ノ介はベルトさんに打ち明ける。

『進ノ介はデジャヴのことを言ってるのかい?』

「デジャヴ?」

『既視感といって一度も体験したことがないのに体験したことがあるように思える現象だ。原因は様々な説があるが、解明されていない。』

「ベルトさんにも経験ある?」

『答えはノーだ。この機体カラダになってから……私はデジャヴを経験したことがない。それより、霧子はどうした?』

「あぁ、今日は非番。剛とノゾミちゃん達の四人で映画に行ってる。」

ガラッ!!

「泊!事件だ!!」

「ショッカーが暴れてる!!」

そんななか、侑斗と巧がそう言いながら入ってくる。

「なんだって!?行こう!!」

移動中、トライドロン内・・・

『進ノ介。君は彼らのことを知っているのか?』

「え!?巧と侑斗じゃないか!いつも、一緒に戦ってるだろ!!」

『………』

ショッピングモール・・・

「イーッ!!」

「イィーッ!!」

「フッハハハ……」

二人の先導で着いたショッピングモールで戦闘員達を引き連れた『チーターカタツムリ』が暴れていた。

「「変身!!」」

パキィィィンッ!!

「最初に言っておく!俺はかぁーなぁーり強い!!」

「ラァッ!!」

そして、侑斗と巧は流れるようにゼロノスとファイズに変身し、戦闘を開始する。

「!?あいつは!?さっき、倒した筈……」

『いくぞ!進ノ介!!』

「あぁっ!!」

パキィィィンッ!!

進ノ介もドライブに変身し、戦いに参加しようとする。

「うわっ!?」

ズデーンッ!!

が、何かに足を取られるかのようにずっこけた。
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