地下、ドライブビット・・・

『どうした？浮かない顔して……』

「いや、気が付いたら特状科で寝ちゃってて……体調悪いのかな？」

『君の身体のことはシフトブレスを通じて私が完全に把握している。』

ヴゥンッ！！

人格が宿る変身ベルト、ドライブドライバーことベルトさんはそう言いながら心拍数も含めた進ノ介の健康状態を空間モニターで映し出す。

『今の君は健康そのものだ。』

「そっか。」

『ところで霧子は？』

「あぁ、今日は非番。剛とノゾミちゃん、セッテちゃんの四人で映画に行ってる。」

『ノゾミ？セッテ？……私の知らない新しい友人かね？』

「あぁ、まぁな。ドライブのことが極秘じゃなきゃベルトさんにも紹介したい良い子達だよ。」

『それは是非とも会ってみたかったものだ。』

ガラッ！！

「泊！事件だ！！」

そんななか、侑斗がそう言いながら巧と共に入ってくる。

「おいおい……誰だ！？あんた達！！」

「何言ってんだ！？……ショッカーが暴れてる！！」

「ショッカー？なんだそれ？」

「いいから行くぞ！！」

「ほら早く！！」

「ちょっ……」

そうして進ノ介は二人に無理やり連れ出された。