夢日記
宿泊施設に着いた。
ロビーにはローテーブルにソファが並んでいる。
とても安心感のあるところだ。
新聞を読んでいる人や、観光客と思われる外国人が座っていた。
私はお腹が空いたので、ロビーの受付のお姉さんから食券を買った。
そして優しそうなおばちゃんに食券を渡す。
嬉しそうにオムライスを作り始めた。
私は小さな窓からその様子を覗いていた。
とてもいい匂いがする。
どの席に座って食べようかな。
あのソファー席いいな。
そんなことを考えて完成を心待ちにしていた。
「あちゃ〜、ちょっと失敗しちゃったかもね」
卵の表面が少しだけ焦げているのが見えた。
でも、それが味があって良いんだよなぁ、と思って見ていた。
人が心を込めて一生懸命作ってくれたという暖かさを感じられるから。
突然、後ろから声を掛けられた。
優しい声の男の人だ。
「お客さん、今何してます?」
そう言ったあと、お兄さんが少々屈みながら小さい窓の奥を覗いた。
「あぁ、ご飯の完成を待ってたんですね。オムライスですか?」
私は頷いた。
「オムライス、美味しいですよね」
−−−
そこで、私は目が覚めた。
優しいおばちゃんの、オムライスが食べられなかったのだ。
あの、焦げ目のついた、いい匂いのする真ん丸した形のオムライスを。
無念である。
2024/10/24
ロビーにはローテーブルにソファが並んでいる。
とても安心感のあるところだ。
新聞を読んでいる人や、観光客と思われる外国人が座っていた。
私はお腹が空いたので、ロビーの受付のお姉さんから食券を買った。
そして優しそうなおばちゃんに食券を渡す。
嬉しそうにオムライスを作り始めた。
私は小さな窓からその様子を覗いていた。
とてもいい匂いがする。
どの席に座って食べようかな。
あのソファー席いいな。
そんなことを考えて完成を心待ちにしていた。
「あちゃ〜、ちょっと失敗しちゃったかもね」
卵の表面が少しだけ焦げているのが見えた。
でも、それが味があって良いんだよなぁ、と思って見ていた。
人が心を込めて一生懸命作ってくれたという暖かさを感じられるから。
突然、後ろから声を掛けられた。
優しい声の男の人だ。
「お客さん、今何してます?」
そう言ったあと、お兄さんが少々屈みながら小さい窓の奥を覗いた。
「あぁ、ご飯の完成を待ってたんですね。オムライスですか?」
私は頷いた。
「オムライス、美味しいですよね」
−−−
そこで、私は目が覚めた。
優しいおばちゃんの、オムライスが食べられなかったのだ。
あの、焦げ目のついた、いい匂いのする真ん丸した形のオムライスを。
無念である。
2024/10/24
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