日々の僕たち

 今日は小説の投稿日

 ストーリーはまとまっているので、あとは PC に打ち込むだけだ。

 「さ・て・と」
 頭の中にあるストーリーを辿りながら PC に打ち込んでいく
 とりあえず全て書き出すのが俺のスタイルだ
 その後で問題があれば修正
 足りない表現があれば付け加え
 無駄な描写は削る
 それを繰り返してまとまりの良い文体にする。

 今日は順調だ! 頭の中のストーリーがどんどん書き出されていく。

 この調子だと3、40分もあれば終わるか?
 カタカタとリズミカルに文章が打ち込まれていく。

 しかし。

 「どーにもならねぇ」
 さっきまで順調に指先は動いていたが、肝心な所で止まってしまった。

 すでに PC に向き合って30分は過ぎている。

 今朝思いついたアイディアだが
 改めて書き出してみると
 今ひとつパッとしない。

 「もう一捻りかな?」
 しかし手が込みすぎて相手に伝わらないのでは論外。

 さてと、どうしたものかな。

 腕を組んでみる。

 頭を抱えてみる。

 しかし状況は変わらない
 冴えない自分の才能を恨めしく思うばかり。

 「足りない位がちょうど良いと言うし」誰に聞かせるでもなく
 「ココはこのままでも良いか」

 そう、次回頑張ればイイだけの話。

 部活の課題にもまだ手をつけていない
 さっさと書き終えてしまおう。

 それでは再開しますか。

 カタカタ、カタカタ
 中断したので始めはリズムに乗れなかったが、徐々に感覚を取り戻していく
 「はい出来上がり!」
 書き上がったものをプレビューで確認して見る
 誤字脱字は無し、問題になりそうな表現も見当たらない。

 フ〜終了っと。

 今回は思わぬところで手こずった〜今後の教訓にしよう!

 それよりも、最近閲覧者の変動が大きい。

 数十人が読んでいる時もあれば
 誰も読まない日が続くこともある。

 もう少しリサーチを行って読者寄りの投稿をするべきか?
 でも読まれるだけの小説は書きたくない
 書いてる俺もルーチンワークはマジ勘弁!

 そもそも俺の小説が良いのか? 悪いのか? なんて、自分じゃわからねえよ。

 たまに手応えみたいな物は感じるが、それが良い作品に繋がるか? どうかは別問題。

 結局のところさ、
 良し悪しは読者が決める事なんだよね
 だから数字の良い時もあれば悪い時もある。

 それならば、俺は今まで通りのスタイルで送り続けるだけ!

 カチカチ、カチ!
 はい、投稿終了!

 さ〜て、次は課題か。
 時計を見ると午後9時半、少し時間が掛りそうだが、このままの勢いで終わらせてしまおう!

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