日々の僕たち
今日も暑い!
コンビニ近くの公園でアイスキャンディーを舐めながら寛ぐ3人
ジャングルジムのてっぺんを陣取って。
「これからどうするよ」
「とりあえず暫らくココでダベろう」
「僕は進学か就職かでまだ迷ってるよ」
おいおい。
「相変わらず斜め上だな?」
「いいんじゃないか俺も似たような者だし」
「そうなの? 僕はてっきり進学するのだとばかり」
どこから仕入れたネタだ?
「お前進学するのか?」
「就職するつもりだったけどよ、もう少し遊んでもイイんじゃないかと思い始めて」
「人生は遊びじゃないよ?」
いや、そうじゃなくてさ〜
「ま、お前が進学するって言うんだったら同じ大学行きたいよな」
「別に違ってもいいんじゃないか? 今は繋がる方法はいくらでもあるしさ」
「僕は離れるのは嫌だな」
理想はそうだけど現実はね。
「まあ急にこんな事話し始めてもさぁ」
「そうだよなワリぃ」
「そんな事ないよ? 来年もみんなで一緒に!」
一緒に?
「・・・」
「・・・」
「あっ! アイス当たった!」
おいおい!
「今日はもう帰るか」
「今何時だ?」
「アイスもらってくるね!」
暑ぃ〜
「待てよ俺も一つ買っていく」
「俺はアイスティーかな」
「一緒に行こう!」
三人でゾロゾロとコンビニへ入る。
「涼しい〜俺も紅茶にするかな」
「さっき見たらさ新商品が売ってて、二人で飲み比べないか?」
「アイス貰ってこようっと」
二人は冷蔵棚の前に
残る一人はコンビニ前のベンチで
アイスキャンディーを舐めて居る。
「新商品ってどれだ?」
「コレとコレ」
"極みのダージリン無糖"
"高みのアールグレイ無糖"
「ずいぶんと仰々しい商品名だな」
「そうか?」
しかも値段は209円!
「少し高くないか? ペットボトルの紅茶だぞ?」
「だから気になるんだよ! どっちにする?」
どちらかと言えばさぁ。
「アールグレイ」
「やっぱな、お前あのゲーム好きだからな〜」
判っているなら聞くなよ。
「ダージリンでイイのか?」
「俺はどっちでも良かったんだよ、一人で二本は飲めないからな」
確かに、600ml入り二本はキツイ。
「じゃ、レジへいくか?他に欲しい物は?」
「別にないよ」
二人はレジで会計を済ますとコンビニの外へ
「暑いな〜」
「太陽のヤツ本気モードだな!」
「あ、コッチコッチ!」
三人並んでベンチに座る。
「それじゃ早速飲むとするか」
「待てよ!」
「ペロペロ、シャリシャリ」
ボトルを見ると、よく振ってお飲みくださいとの注意書きが。
「なんだよ〜」シャカシャカ!
「こんなもんか?」シャカシャカ!
今度こそ、キャップを開ける
プシッ!
「おい、飲まないのか?」
「お前こそ!」
こういう時は、いっせいのせだ
二人は互いの目を見て頷いた。
「ゴクゴクゴク!」
「グビグビグビ!」
プハァ〜
「こ、これは!」
「美味しい!」
こんなに美味しい紅茶を飲んだのは初めてだ!
「ヤッタな!」
「ああ、ヤッタぜ!」
「あれ? また当たりだ!」
コンビニへ入って行く親友を見送ると、二人でささやかな乾杯をした
「ゴクゴクゴク・・・旨〜い!」
「グビグビグビ・・・美味し〜い!」
終
コンビニ近くの公園でアイスキャンディーを舐めながら寛ぐ3人
ジャングルジムのてっぺんを陣取って。
「これからどうするよ」
「とりあえず暫らくココでダベろう」
「僕は進学か就職かでまだ迷ってるよ」
おいおい。
「相変わらず斜め上だな?」
「いいんじゃないか俺も似たような者だし」
「そうなの? 僕はてっきり進学するのだとばかり」
どこから仕入れたネタだ?
「お前進学するのか?」
「就職するつもりだったけどよ、もう少し遊んでもイイんじゃないかと思い始めて」
「人生は遊びじゃないよ?」
いや、そうじゃなくてさ〜
「ま、お前が進学するって言うんだったら同じ大学行きたいよな」
「別に違ってもいいんじゃないか? 今は繋がる方法はいくらでもあるしさ」
「僕は離れるのは嫌だな」
理想はそうだけど現実はね。
「まあ急にこんな事話し始めてもさぁ」
「そうだよなワリぃ」
「そんな事ないよ? 来年もみんなで一緒に!」
一緒に?
「・・・」
「・・・」
「あっ! アイス当たった!」
おいおい!
「今日はもう帰るか」
「今何時だ?」
「アイスもらってくるね!」
暑ぃ〜
「待てよ俺も一つ買っていく」
「俺はアイスティーかな」
「一緒に行こう!」
三人でゾロゾロとコンビニへ入る。
「涼しい〜俺も紅茶にするかな」
「さっき見たらさ新商品が売ってて、二人で飲み比べないか?」
「アイス貰ってこようっと」
二人は冷蔵棚の前に
残る一人はコンビニ前のベンチで
アイスキャンディーを舐めて居る。
「新商品ってどれだ?」
「コレとコレ」
"極みのダージリン無糖"
"高みのアールグレイ無糖"
「ずいぶんと仰々しい商品名だな」
「そうか?」
しかも値段は209円!
「少し高くないか? ペットボトルの紅茶だぞ?」
「だから気になるんだよ! どっちにする?」
どちらかと言えばさぁ。
「アールグレイ」
「やっぱな、お前あのゲーム好きだからな〜」
判っているなら聞くなよ。
「ダージリンでイイのか?」
「俺はどっちでも良かったんだよ、一人で二本は飲めないからな」
確かに、600ml入り二本はキツイ。
「じゃ、レジへいくか?他に欲しい物は?」
「別にないよ」
二人はレジで会計を済ますとコンビニの外へ
「暑いな〜」
「太陽のヤツ本気モードだな!」
「あ、コッチコッチ!」
三人並んでベンチに座る。
「それじゃ早速飲むとするか」
「待てよ!」
「ペロペロ、シャリシャリ」
ボトルを見ると、よく振ってお飲みくださいとの注意書きが。
「なんだよ〜」シャカシャカ!
「こんなもんか?」シャカシャカ!
今度こそ、キャップを開ける
プシッ!
「おい、飲まないのか?」
「お前こそ!」
こういう時は、いっせいのせだ
二人は互いの目を見て頷いた。
「ゴクゴクゴク!」
「グビグビグビ!」
プハァ〜
「こ、これは!」
「美味しい!」
こんなに美味しい紅茶を飲んだのは初めてだ!
「ヤッタな!」
「ああ、ヤッタぜ!」
「あれ? また当たりだ!」
コンビニへ入って行く親友を見送ると、二人でささやかな乾杯をした
「ゴクゴクゴク・・・旨〜い!」
「グビグビグビ・・・美味し〜い!」
終