日々の僕たち
本日は俺氏爆誕の記念日なのだが
週明け早々テスト期間に入るので
パーティーはテストが終わってからという事になっている。
流行り病の影響とはいえ、通学日から学校の行事はては休日までコロコロと変わる
高校に入学してから、まともなスケジュールで通った事なんてないんじゃないかな? 昔卒業して行った先輩たちは華の高校時代なんて言っているけど、こちとらとてもそんな気分じゃないよ。
とりあえず俺も来週のテストに備えて勉強はしているけど、状況によってはテストが中止になるかもしれない
そんな事を考えていると勉強にも身が入らないよ。まぁ、学生の本分は勉強だからこれも無駄にはならないと思うけどさ、多分学校に通ってる間だけだね。テスト勉強なんて社会に出たら何の役にも立たないと思うな
とはいえテストで高得点を取らなければ進級もままならない
留年なんかしたら、いい笑い者になるだけだ「はぁ〜っ」不遇な時代に生まれてきたなぁ……
それにしても今日はSNSのグループからメッセージが一通も届かない。
ま、皆んな勉強してるんだろうから当たり前か俺だって送ってないし
でも誕生日だぜ? 一通くらいは来てもいいと思うんだけどさって
おいおい、一体何を期待しているんだ俺は! 誕生日パーティーはテストが終われば開いてくれるって言うんだからいいじゃないか? 浅ましい、我ながら恥ずかしくなるぜ
今はテスト勉強に集中しよう。
カタカタ、カタカタカタ
PCのキーボードを打つ音が部屋に響く「ふ〜っっっ」早くも疲れてきたぞ朝から続けていたからな、少し休もう
椅子から立ち上がり部屋を出て一階の
キッチンへと向かう
途中誰にも出会わない件について考える父も母もどこかへ出かけるって言ってたかな? 特に聞いてないけどさ
大人はいいな、自由で。俺も早く社会人になりたい
いや、まてよ? この社会の中で暮らしている以上俺も社会人なのでは?
違うな。この場合は働いていて自由に使える収入があるかどうか? という事かな
って言うか俺コンビニでバイトしてるじゃん! と、なると学生で親に養われている身分という事か
キッチンに到着、飼い猫がテーブルの上で俺のほうを見ている
「行儀が悪いぞ降りなさい!」
猫はテーブルから降りると俺の足元に擦り寄ってくる
お腹が空いているのか、でもまだ食事の時間じゃないぞ? でもこのままと言うのも可哀そうだ少しおやつでもあげておこう「ほらほら」「なーご!」
猫まっしぐら! 夢中になっておやつを食べている
俺は何を食べるかな? 甘い物が食べたいぞ
お菓子の棚から適当に見繕って、紅茶を入れた。椅子に腰掛け皿から甘そうなクッキーを取り、口に運ぶサクサクとした歯ごたえはいいのだが、それほど甘くはない
朝から頭を使って血糖値がかなり減っている感じだ
とにかく食べよう!
サクサク、モグモグ、パリパリ
紅茶を一口飲む
甘さと渋みが合わさって何とも言えない幸福感……
バリパリ、モグモグ、サクサク
「ゴクゴク」紅茶で一気に流し込む
「ぷはー!」なかなか美味しかった
血糖値の補給も十分だ! 俺はまだ戦える!
洗い物を終え部屋に戻ろうとすると冷蔵庫がふと目に入った
「今日の夕飯は何だろう?」
冷蔵庫を開けると、そこには四角い箱が入っていた。
これはホールケーキ!
間違いない消費期限のシールに店名が書いてある
駅前の洋菓子店の物だ
見なかった事にしておこう
冷蔵庫の扉を閉めた。
よっし! 勉強頑張るぞー!
終
週明け早々テスト期間に入るので
パーティーはテストが終わってからという事になっている。
流行り病の影響とはいえ、通学日から学校の行事はては休日までコロコロと変わる
高校に入学してから、まともなスケジュールで通った事なんてないんじゃないかな? 昔卒業して行った先輩たちは華の高校時代なんて言っているけど、こちとらとてもそんな気分じゃないよ。
とりあえず俺も来週のテストに備えて勉強はしているけど、状況によってはテストが中止になるかもしれない
そんな事を考えていると勉強にも身が入らないよ。まぁ、学生の本分は勉強だからこれも無駄にはならないと思うけどさ、多分学校に通ってる間だけだね。テスト勉強なんて社会に出たら何の役にも立たないと思うな
とはいえテストで高得点を取らなければ進級もままならない
留年なんかしたら、いい笑い者になるだけだ「はぁ〜っ」不遇な時代に生まれてきたなぁ……
それにしても今日はSNSのグループからメッセージが一通も届かない。
ま、皆んな勉強してるんだろうから当たり前か俺だって送ってないし
でも誕生日だぜ? 一通くらいは来てもいいと思うんだけどさって
おいおい、一体何を期待しているんだ俺は! 誕生日パーティーはテストが終われば開いてくれるって言うんだからいいじゃないか? 浅ましい、我ながら恥ずかしくなるぜ
今はテスト勉強に集中しよう。
カタカタ、カタカタカタ
PCのキーボードを打つ音が部屋に響く「ふ〜っっっ」早くも疲れてきたぞ朝から続けていたからな、少し休もう
椅子から立ち上がり部屋を出て一階の
キッチンへと向かう
途中誰にも出会わない件について考える父も母もどこかへ出かけるって言ってたかな? 特に聞いてないけどさ
大人はいいな、自由で。俺も早く社会人になりたい
いや、まてよ? この社会の中で暮らしている以上俺も社会人なのでは?
違うな。この場合は働いていて自由に使える収入があるかどうか? という事かな
って言うか俺コンビニでバイトしてるじゃん! と、なると学生で親に養われている身分という事か
キッチンに到着、飼い猫がテーブルの上で俺のほうを見ている
「行儀が悪いぞ降りなさい!」
猫はテーブルから降りると俺の足元に擦り寄ってくる
お腹が空いているのか、でもまだ食事の時間じゃないぞ? でもこのままと言うのも可哀そうだ少しおやつでもあげておこう「ほらほら」「なーご!」
猫まっしぐら! 夢中になっておやつを食べている
俺は何を食べるかな? 甘い物が食べたいぞ
お菓子の棚から適当に見繕って、紅茶を入れた。椅子に腰掛け皿から甘そうなクッキーを取り、口に運ぶサクサクとした歯ごたえはいいのだが、それほど甘くはない
朝から頭を使って血糖値がかなり減っている感じだ
とにかく食べよう!
サクサク、モグモグ、パリパリ
紅茶を一口飲む
甘さと渋みが合わさって何とも言えない幸福感……
バリパリ、モグモグ、サクサク
「ゴクゴク」紅茶で一気に流し込む
「ぷはー!」なかなか美味しかった
血糖値の補給も十分だ! 俺はまだ戦える!
洗い物を終え部屋に戻ろうとすると冷蔵庫がふと目に入った
「今日の夕飯は何だろう?」
冷蔵庫を開けると、そこには四角い箱が入っていた。
これはホールケーキ!
間違いない消費期限のシールに店名が書いてある
駅前の洋菓子店の物だ
見なかった事にしておこう
冷蔵庫の扉を閉めた。
よっし! 勉強頑張るぞー!
終