holiday
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今日は珍しく2人の休日が重なったので、リンドウの家にお邪魔することにした。
「お邪魔しまーす。」
「どうぞ、何も無いけれど。」
リンドウに通されてリビングに向かうと、いつもの定位置に荷物を置いてソファに座る。
2人の休日は特に何かをして過ごすより、お互いの家に行ってゆっくりと過ごすことの方が多いのだ。
「雪、りんごジュース飲む?」
私がこくり、と頷くと彼は私用のマグカップにりんごジュースを注ぎ、自分用にはコーヒーを用意している様であった。
リンドウの家のりんごジュースは完全に私用でストックされているものである。
飲み物を用意する様もカッコイイな、と心の中で惚気つつ見ていると、見すぎだよ、と笑われてしまった。
恥ずかしくなってきたのでリンドウから目を離し、部屋の中を見回してみる。
いつも綺麗にしているなと周囲を見渡していると、私のスマホ用充電器やら化粧水と乳液やら誕生日に2人で撮った写真やら…いつのまにこんなにリンドウの部屋には私の痕跡が残ってしまったのか。
「はい、りんごジュース。恥ずかしいから部屋の中をあまりジロジロと見ないで。」
準備が出来たようで、リンドウはソファの私の横の空いたスペースに腰掛ける。
「ありがとう」とリンドウからりんごジュースを受け取り、1口口に含んでみる。
甘いな…やっぱりここのりんごジュースが1番美味しい。
そんな事を考えながらぼーっとしていると隣のリンドウが近付いてきた気配を感じ、そちらに顔を向ける。その瞬間、唇に当たる柔らかい感触とペロッと舐められる感触を感じた。
一瞬何が起きたか理解出来なかった私は目の前のリンドウの顔をキョトンとした目で見つめるが、暫く考えてその感触に思い当たる節があり、顔を真っ赤に染めあげるのであった。
「…へ?……っ」
「味見。やっぱりこのりんごジュースは甘いね。」
そんな私の様子を見ながらクスクスと笑うリンドウ。わざとやったなこいつ…
リンドウは何事も無かったかのように、自分のコーヒーを飲み始める。
悔しい…そんな思いが込み上げ、反撃として私は«リンドウをドキドキさせるぞ大作戦»を結構することを決めたのである。
「ねぇ、リンドウ。」
「どうしたの?」
特に予定がない私達の休日は、ソファに隣に並んでお互い好きな本や漫画を読んで過ごすことが多い。私は美術館のパンフレットを読んでいるリンドウに声をかけると、横からギュッと抱きついてみる。
効果を確認するためにリンドウを見上げてみると、抱きしめ返されておまけに額にキスを落とされた。
リンドウはいつも通りニコニコとしている反面、私の顔は真っ赤に違いない。触らなくとも自分の顔に熱が集まっていることが分かってしまった。
作戦第一弾は失敗である。
「雪から抱きついてくるだなんて珍しいね。構って欲しいの?」
「ち、違う…!」
「お邪魔しまーす。」
「どうぞ、何も無いけれど。」
リンドウに通されてリビングに向かうと、いつもの定位置に荷物を置いてソファに座る。
2人の休日は特に何かをして過ごすより、お互いの家に行ってゆっくりと過ごすことの方が多いのだ。
「雪、りんごジュース飲む?」
私がこくり、と頷くと彼は私用のマグカップにりんごジュースを注ぎ、自分用にはコーヒーを用意している様であった。
リンドウの家のりんごジュースは完全に私用でストックされているものである。
飲み物を用意する様もカッコイイな、と心の中で惚気つつ見ていると、見すぎだよ、と笑われてしまった。
恥ずかしくなってきたのでリンドウから目を離し、部屋の中を見回してみる。
いつも綺麗にしているなと周囲を見渡していると、私のスマホ用充電器やら化粧水と乳液やら誕生日に2人で撮った写真やら…いつのまにこんなにリンドウの部屋には私の痕跡が残ってしまったのか。
「はい、りんごジュース。恥ずかしいから部屋の中をあまりジロジロと見ないで。」
準備が出来たようで、リンドウはソファの私の横の空いたスペースに腰掛ける。
「ありがとう」とリンドウからりんごジュースを受け取り、1口口に含んでみる。
甘いな…やっぱりここのりんごジュースが1番美味しい。
そんな事を考えながらぼーっとしていると隣のリンドウが近付いてきた気配を感じ、そちらに顔を向ける。その瞬間、唇に当たる柔らかい感触とペロッと舐められる感触を感じた。
一瞬何が起きたか理解出来なかった私は目の前のリンドウの顔をキョトンとした目で見つめるが、暫く考えてその感触に思い当たる節があり、顔を真っ赤に染めあげるのであった。
「…へ?……っ」
「味見。やっぱりこのりんごジュースは甘いね。」
そんな私の様子を見ながらクスクスと笑うリンドウ。わざとやったなこいつ…
リンドウは何事も無かったかのように、自分のコーヒーを飲み始める。
悔しい…そんな思いが込み上げ、反撃として私は«リンドウをドキドキさせるぞ大作戦»を結構することを決めたのである。
「ねぇ、リンドウ。」
「どうしたの?」
特に予定がない私達の休日は、ソファに隣に並んでお互い好きな本や漫画を読んで過ごすことが多い。私は美術館のパンフレットを読んでいるリンドウに声をかけると、横からギュッと抱きついてみる。
効果を確認するためにリンドウを見上げてみると、抱きしめ返されておまけに額にキスを落とされた。
リンドウはいつも通りニコニコとしている反面、私の顔は真っ赤に違いない。触らなくとも自分の顔に熱が集まっていることが分かってしまった。
作戦第一弾は失敗である。
「雪から抱きついてくるだなんて珍しいね。構って欲しいの?」
「ち、違う…!」
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