揺らぐことのない太陽へ/フロイド夢
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「ん? フロイド、何見てるんだ?」
白髪の青年がちらりとフロイドの背中から覗く。その時フロイドは、数あるカメラロールの中でも、一つの画像を何秒間も見つめていた。
「女……もしかして」
「そ、俺の好きな子なんだぁ。可愛いでしょ?」
あっけらかんと、恥ずかしげもなく「好き」を声に出すフロイドは、楽しそうにスマホに写る少女を見つめた。日光に照らされてきらきらと光る彼女の瞳。その日のために選んだ彼女のための靴。そして、マーメイドスカートから覗く彼女の足は、正真正銘フロイドがあげたものだった。
言ってしまえばただ一つの場面を切り取っただけの写真を、彼がここまで大事にする理由とは何か。
「これからも、あなたのことが好きだよ」
それはきっと、あの時彼だけが聞いた言葉が写真を見るたび蘇るからなのだろう。
白髪の青年がちらりとフロイドの背中から覗く。その時フロイドは、数あるカメラロールの中でも、一つの画像を何秒間も見つめていた。
「女……もしかして」
「そ、俺の好きな子なんだぁ。可愛いでしょ?」
あっけらかんと、恥ずかしげもなく「好き」を声に出すフロイドは、楽しそうにスマホに写る少女を見つめた。日光に照らされてきらきらと光る彼女の瞳。その日のために選んだ彼女のための靴。そして、マーメイドスカートから覗く彼女の足は、正真正銘フロイドがあげたものだった。
言ってしまえばただ一つの場面を切り取っただけの写真を、彼がここまで大事にする理由とは何か。
「これからも、あなたのことが好きだよ」
それはきっと、あの時彼だけが聞いた言葉が写真を見るたび蘇るからなのだろう。