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「おはようございます!今日から、仕事の役割分担をしたいと思います。
今回、帰国したばかりで大変かもしれないけれど、星宿くんに設計の案を任せようと思うの」
「え・・・?」
朝礼で、早速新しいプロジェクトを一任されたのは星宿だった
「やってみてくれる?星宿くん」
「はい・・・頑張ります!」
そんなキラキラした星宿を見て、心中複雑な柳宿

『初めて見た時から、好きだったんだ。よかったら、付き合ってくれないか?』

「付き合う・・・って、何よ?」
柳宿は、屋上でビールをぐいっと飲む
今の自分の生活を壊されるのが、柳宿は一番嫌いだった
だけど、このまま一生こんな生活が続くのはさすがにごめんだった
「しかも・・・課長、もう少しあたしの心配してくれてもいいじゃん!」
缶を握りつぶして、道端に投げる
その時、屋上に入ってきた星宿の頭に見事に当たった
「あ!!!!!!!!!!!!!!!」
「こんなところに・・・いたんですか」
それでも、星宿は優しい微笑み
その笑顔に、一瞬ドキッとする
「課長と・・・何かあったんですか?」
「へ!い、いや!独り言独り言!今朝、道端で転んでしまって、見られていた課長にもう少し心配してほしかったなって・・・」
「・・・その課長が、柳宿さんを探してましたよ」
「あ!もう、お昼終わりじゃん!いけないいけない!」
「・・・・・・あの。柳宿さん!」
「はい!?」
「あの返事・・・もう決めてくれたかな?」
「っあ~・・・ちょっと、今は取り込み中で!あ。プロジェクト、頑張ってください!」
「あ・・・」
柳宿は、そそくさとその場を立ち去った

「お疲れ様でした~」
今日も、終礼後に次々と社員が帰っていく
「お疲れ様です・・・」
翼宿が、突然前に立ちあがる
「今日の晩飯は、いらんからな。じっくり、自分の料理の腕を磨いてろや」
「酷い・・・相変わらず、冷たい」
「お前の料理の味は、この世のものとは思えん」
溜息をつきながら、その場を去る

「あ・・・柳宿」
「先輩。どうしたんですか?」
「実は、星宿くんが難航してるみたい」
「え?」
「新店舗の設計。やっぱり、帰国帰りはきつかったかしらね」
見ると、星宿の周りにはたくさんの紙が丸まって転がっている
自分は、設計経験者だ
何か、いい提案が出来るかもしれない
「・・・・・・・・・・・・・行き詰まり中ですか?」
「柳宿さん。僕、こういうのにセンスないんでしょうかね」
明らかに疲れている筈なのに、無理して笑う星宿
「・・・あの。あたし、昔にこういう仕事に携わっていた時期があるので・・・何でも聞いてくださいね」
「ありがとうございます。・・・何とかいい設計が出来るように頑張ってみます」
何も分からなかったけれど
純粋な姿勢を持つ星宿が
何となく気になり始めた
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