スパイス

「ふ~ん・・・」
「何?柳宿。どうしたの?」
「い!いえ!何でも!」
柳宿は、仕事をしながら星宿をチラチラ見ていた
別に意識をしたからという訳ではないが
女子の視線を一人占めする男子とは
どのような人物か興味があったから
「彼が留学してから、ショックで辞めた女性社員が続出したくらい」
「へぇ~~~」
「やっぱり、星宿さん見てるのね?」
「へ!?んな訳ないじゃないですか!先輩!」
「あたしは、断然課長狙いだったけどね~」
「え???」
「一見悪そうに見えるけど、出来るところが素敵なのよ~。奥さんと最近不仲って噂があるけど・・・これってチャンス?」
「さ・・・さぁ???」
別居中で、自分の家に転がりこんでるなんて口が裂けても言えない・・・

「こんにちは~明日のパーティーの下見に伺いました!」
柳宿は、午後から明日のパーティーで借りる会場の下見に来ていた
「あ。そのテーブル、もうちょっとこちらに!」
「はい。いい感じです!」
一通り回り終わり、柳宿は庭先に足を向けた
そこには可愛らしい椅子が置いてある
「可愛い・・・」
その椅子に座ると、途端に睡魔が襲った
昨日・・・寝てなかったからな
課長が来てから、何となく意識して・・・
その時、柳宿に向かってくる
一人の人物がいた
その人物は、そっと
柳宿の唇に唇を近付けた
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????????
その人物は
星宿だった
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