Sunshine*Rainbow

ガチャン・・・ガタガタッ
玄関から物凄い音がした
柳宿が慌てて出ると、翼宿が半開きのドアにもたれていた
「え・・・翼宿!?ちょっと・・・どうしたの!?」
「すまん・・・ちょっと飲み過ぎて・・・」
「え・・・大丈夫!?熱ある・・・すぐに寝て・・・」

何とか寝間着に着替えさせ、寝台に寝かせた
「そんなに飲ませられたの?」
「や・・・ちょっと・・・」
まるで風邪でもこじらせたように苦しそうな翼宿
「明日・・・会社休んだら?会社の人とだったら、分かってくれるでしょ?」
「そういう訳には・・・」
何かを隠してる
そう思った
「・・・スーツ洗濯しておくから」
脱ぎ捨てられたワイシャツを拾い上げると、信じられない光景が目に入った
女の口紅
「・・・・・・・・・・・・・・・・・翼宿」
「・・・・・・・・・・・・何や」
「本当に・・・営業?」
「え・・・?」
「誰と・・・会ってたの・・・?」

「柳宿~?元気ないよ~?」
「あ・・・ごめん。ゆず・・・」
今日も、柳宿はゆずの手を引いて幼稚園への道を歩いていた
「今日ね~みんなで、七海ちゃんのお誕生会するんだ~」
「そう・・・ゆずは、みんなと上手くやってるのね?」
「うん!みんな大好きvvv」
子供の笑顔は、癒されるものだ
もっともっとこの子の話を聞いてあげたいのに・・・

パートが終わっても、柳宿は上の空だった
自転車を漕いでいると、携帯電話で話をしている一人の女性とすれ違った
「・・・・・・・・ちょろいわよ。あの営業の翼宿とかいう男」
その言葉に、ペダルが止まる
「あんたに中国から輸入して貰った惚れ薬入りのワイン大成功よ!」
(惚れ薬・・・?)
「すっごいいい男なのよぉ!!あんたにも分けてあげたいくらい!でも、あたしのだから駄目ぇv」
「・・・・・・・・・・・・・」
「今夜も、あたしの所に来る筈よぉ~一晩経てば効果が出るみたいだからv」
柳宿は、次の瞬間玲麗につかみかかっていた
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