FIRE BOYS

カランカラン
「いらっしゃいませーーーーーーーーv」
「へぇ~じゃあ、皆さん訓練生なんですかぁ?」
「そりゃ、そうよぉ!俺らにかかれば、どんな命も簡単に救えるもんさぁ!!」
「かっこいい~~~~~~~~~~vvv」
「・・・阿呆くさ」
居酒屋のウェイターに、訓練生である小泉と堺が自慢話をしている
「酔いすぎやろ~小泉と堺」
功児も苦笑い
そして、女嫌いの翼宿はのっけから興味がなさそうだった
「お前も、そんなふてくされた顔すんなや!」
「あら~あたしは翼宿さんみたいな子好きよ~v照れちゃって、可愛い~v」
「なっ!!照れてへんわ!女は、元々好かんのや!」
カランカラン
「いらっしゃいませー」
「あらぁ。花梨に柳宿!久し振りじゃな~いv」
「研修が一段落したので、また来ちゃいましたv」
「おぉーーーーーーーvべっぴんじゃーんvこっち来て、飲まないー?」
「だってーv柳宿どーするー?」
「え・・・あたし、今日は・・・」
「いいじゃんいいじゃーん!!俺らの訓練生物語聞かせてあげるからさぁ!!」
そこで、翼宿と柳宿の目が合った
「あ・・・」
「え・・・柳宿?」
「あの!」
「へ???」
「あの・・・この間はぶつかって・・・すみませんでした。救助の邪魔して・・・」
「あーあの時の子!奇遇やなぁ~!!」
功児は、身に覚えがあったようだ
しかし、当の本人は
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・誰?」
「え・・・」
「おいおーい!お前、つい最近の話やろがぁ!!」
すっかり、忘れてしまっていた

「ほんなら、柳宿ちゃん。救急隊員の見習なんー?」
「そう。だけど、未だに先輩から認めて貰えないのよね」
柳宿が、こういった飲み会の場に不慣れな事に感づいた功児は、翼宿も引き連れて離れた場で3人で飲んでいた
「だけど、あたしの夢は・・・看護婦と同じくらい頼れる女性救急隊員になる事。ほら。女で医療関係って、看護婦とか事務員くらいでしょ?女性の救急隊員って少ないじゃない?」
「せやなぁ~・・・柳宿ちゃん、偉いやん!それに比べて・・・」
「何やねん!動物を見るような目で、俺を見るな!」
「二人とも・・・訓練生?翼宿は、今日見たよ。走ってたでしょ?」
「おお!俺の爽やかな走りが目に止まったんかあ!?」
「阿呆。お前のその頭が珍しいからや」
「何や」
柳宿は、笑いだした
「二人とも、仲いいのね!羨ましい」
「全然!毎日こいつのお守で疲れるわ!」
「何やとぉ!こらぁ!!」
飲み会に男性ばかりで不安だった柳宿の気持ちは、ほんの少し軽くなった

「じゃあ、堺君!今度、お出かけしましょうね!」
「はい!花梨さん!」
その日の飲み会は、お開き
それぞれが帰路に就く
「ちっくしょ~・・・花梨さん、絶対俺に来ると思ってたのに・・・」
「まあまあ。小泉!寮で、またヤケ酒しようや!」
功児が、肩を落とす小泉を励ます
翼宿は、その後ろで欠伸をする
すると、
「翼宿!」
後ろから、裾を引っ張られた
「んあ・・・何やねん!?」
「また、今度・・・一緒に飲まない?」
「は???」
柳宿は、一枚のメモを翼宿に渡した
「気が向いたら、連絡して!」
「柳宿~何してるの?早く~」
「はい!今、行きます!じゃあ、訓練頑張って!」
翼宿は、メモを片手に呆気に取られていた
「おーーーーーーーーーーー???」
三人が、翼宿に群がる
「なっ、何やねん、お前ら!!」
「お前・・・・・・・・・・・柳宿ちゃん・・・俺が狙ってたのに・・・」
「お前は片方ゲットしたんとちゃうんか、堺ーーーーーーーー!!」
「ま。これで、訓練にハリが出るってもんやなv」
功児が、肩を組んでくる
「はぁ~・・・・・・・・勘弁せぇや」
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