FIRE BOYS
「綱渡り始めーーーーーーーーーーーー!!」
小山田の掛け声で、訓練生が一斉に綱を渡り始める
「田端、一番!!」
訓練生の中でも一番落ち着いた雰囲気の田端が一番に綱の向こうに辿り着いた
「翼宿、二番!!」
「よっしゃあ!!」
「よっしゃあはいらん!!」
「功児、三番!!」
「はぁ・・・」
「さすがやなあ、功児!」
「ほら!他の奴ら!おせーぞ!!」
みんな、何とか急かされながら到着する
「翼宿・・・お前、すげーな・・・。さすが消防士・・・」
「まあなvあんなんちょろいてv」
「俺ら、小泉に堺。同じ班なんだ。よろしくな」
「おーよろしゅう!」
「それに比べて・・・」
「張宿!お前がビリだぞ!どうしたー!!!」
「すっ・・・すみません・・・」
最後尾で、張宿が息を切らしながら綱を渡ってきた
「あいつは・・・いつまで持つかな」
「まあまあ!直に緊張も取れてくるやろーv」
何とも呑気な翼宿に、功児は横で溜息をついた
「柳宿!次の現場に向かうわよ!」
「はい!」
その頃、朱雀病院救急隊員は、現場の見回りをしていた
「あれ?あれって、救命士の?」
「今年も始まったんですね」
救急車の前方を、救命士の列がホースを担ぎながら走っている
「救命士?」
「ああ。柳宿は、今年入ってきたばかりだから知らないだろうけど、毎年一般公募者と推薦者を対象に救命士の訓練が行われるの」
「そうなんですか・・・」
「今年は、どのくらい脱落するのか・・・楽しみですね」
「そうだな」
すると、見覚えのある橙頭が見えた
「あれ・・・?あの人・・・」
ドンッ
『きゃ・・・』
ドサッ
『・・・・・・・・わっ!すまん!大丈夫か!?』
確か、あの時凄い勢いでぶつかってきた少年だった
「候補生・・・なんだ」
「はあ・・・一日目から綱渡りにグランド10周。腕立て腹筋背筋100回は利くわ・・・」
更衣室で、50人の訓練生が一気に腰を下ろす
その横で、田端がロッカーを開けて着替えている
「お前・・・凄いなあ。みんな顔色ひとつ変えないでクリアして」
男の一人が声をかけるが、田端は無視をして便所に入って行った
「んだよ・・・感じ悪い奴」
「気をつけ!!!」
功児が、号礼をかける
「お前ら、こんな事で簡単にくたばってるんじゃない!!」
「よぉし!!」
「明日からは、更に強化プログラムを加える!全員速やかに寮に帰宅後就寝する事!」
「よぉし!」
「それと、これからは不合格者はロッカーに貼り紙を貼る!それが確認出来た者は、速やかに荷物をまとめて出て行って貰う!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・っ!!!」
「以上。解散!!」
「よぉし!!」
バタン
「・・・・・・・・・まぢかよ」
「俺、まだロッカー見てない」
「俺さっき見たけど・・・何も貼られてなかった」
ガコン
「っだーーーー翼宿!!」
「・・・・・・・・・・・俺はハズレや」
舌を出して、ロッカーを皆に見せた
「そりゃ・・・そうだよな。お前は今日は人一倍はしゃいでたもんな」
「みんなビビりすぎやねんてー!!あんなんハッタリに決まってるやろ!開けてみ、開けてみ!!」
ガコン
「・・・・・・・・・・・よかった。俺には貼ってない」
「俺もだ・・・」
「俺も!!」
皆が自分のロッカーを確認して、声をあげる
「さすがに初日には貼ってない・・・か」
「だけど、例外もいるかもなー?」
皆が、張宿に目を向ける
「はぁ?例外???」
張宿は、泣きそうな顔でロッカーを見上げていた
「おい。お前ら、そういう言い方はないんやないか!?」
功児が皆を一喝する
「お疲れ~」
「俺も、早く寝よう~」
皆が鞄を持って、出て行く
張宿は、ある程度人がいなくなると・・・静かにロッカーを開けた
「・・・・・・・・・・・・・あ」
翼宿と功児の息を呑む音が聞こえた
「僕・・・大丈夫だ」
「へ?」
「翼宿さん!僕、大丈夫でした!!」
「・・・・・・・・・・・よ、よかったやないかぁ!!」
二人は、抱き合って喜んだ
「僕、明日からも皆さんの足手まといにならないように頑張ります!」
「おうおう!あんな鬼教官シカトしとけばえぇんねや!」
「はい!じゃあ、おやすみなさい!!」
張宿はお辞儀をすると、出て行った
「とんだサバイバルゲームやな・・・」
「困ったもんやぁ~」
「おい。翼宿。功児」
声をかけられ、振り向く
「俺らと飲まないか?お前ら、どうせすぐ寝ないだろ?」
小泉と堺だった
「あ・・・あぁ。まあ・・・」
「えぇなあ!!俺も飲みたい思ってたトコなんやvvv」
またしても、お気楽な翼宿
功児も、同行せざるを得なくなった・・・
小山田の掛け声で、訓練生が一斉に綱を渡り始める
「田端、一番!!」
訓練生の中でも一番落ち着いた雰囲気の田端が一番に綱の向こうに辿り着いた
「翼宿、二番!!」
「よっしゃあ!!」
「よっしゃあはいらん!!」
「功児、三番!!」
「はぁ・・・」
「さすがやなあ、功児!」
「ほら!他の奴ら!おせーぞ!!」
みんな、何とか急かされながら到着する
「翼宿・・・お前、すげーな・・・。さすが消防士・・・」
「まあなvあんなんちょろいてv」
「俺ら、小泉に堺。同じ班なんだ。よろしくな」
「おーよろしゅう!」
「それに比べて・・・」
「張宿!お前がビリだぞ!どうしたー!!!」
「すっ・・・すみません・・・」
最後尾で、張宿が息を切らしながら綱を渡ってきた
「あいつは・・・いつまで持つかな」
「まあまあ!直に緊張も取れてくるやろーv」
何とも呑気な翼宿に、功児は横で溜息をついた
「柳宿!次の現場に向かうわよ!」
「はい!」
その頃、朱雀病院救急隊員は、現場の見回りをしていた
「あれ?あれって、救命士の?」
「今年も始まったんですね」
救急車の前方を、救命士の列がホースを担ぎながら走っている
「救命士?」
「ああ。柳宿は、今年入ってきたばかりだから知らないだろうけど、毎年一般公募者と推薦者を対象に救命士の訓練が行われるの」
「そうなんですか・・・」
「今年は、どのくらい脱落するのか・・・楽しみですね」
「そうだな」
すると、見覚えのある橙頭が見えた
「あれ・・・?あの人・・・」
ドンッ
『きゃ・・・』
ドサッ
『・・・・・・・・わっ!すまん!大丈夫か!?』
確か、あの時凄い勢いでぶつかってきた少年だった
「候補生・・・なんだ」
「はあ・・・一日目から綱渡りにグランド10周。腕立て腹筋背筋100回は利くわ・・・」
更衣室で、50人の訓練生が一気に腰を下ろす
その横で、田端がロッカーを開けて着替えている
「お前・・・凄いなあ。みんな顔色ひとつ変えないでクリアして」
男の一人が声をかけるが、田端は無視をして便所に入って行った
「んだよ・・・感じ悪い奴」
「気をつけ!!!」
功児が、号礼をかける
「お前ら、こんな事で簡単にくたばってるんじゃない!!」
「よぉし!!」
「明日からは、更に強化プログラムを加える!全員速やかに寮に帰宅後就寝する事!」
「よぉし!」
「それと、これからは不合格者はロッカーに貼り紙を貼る!それが確認出来た者は、速やかに荷物をまとめて出て行って貰う!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・っ!!!」
「以上。解散!!」
「よぉし!!」
バタン
「・・・・・・・・・まぢかよ」
「俺、まだロッカー見てない」
「俺さっき見たけど・・・何も貼られてなかった」
ガコン
「っだーーーー翼宿!!」
「・・・・・・・・・・・俺はハズレや」
舌を出して、ロッカーを皆に見せた
「そりゃ・・・そうだよな。お前は今日は人一倍はしゃいでたもんな」
「みんなビビりすぎやねんてー!!あんなんハッタリに決まってるやろ!開けてみ、開けてみ!!」
ガコン
「・・・・・・・・・・・よかった。俺には貼ってない」
「俺もだ・・・」
「俺も!!」
皆が自分のロッカーを確認して、声をあげる
「さすがに初日には貼ってない・・・か」
「だけど、例外もいるかもなー?」
皆が、張宿に目を向ける
「はぁ?例外???」
張宿は、泣きそうな顔でロッカーを見上げていた
「おい。お前ら、そういう言い方はないんやないか!?」
功児が皆を一喝する
「お疲れ~」
「俺も、早く寝よう~」
皆が鞄を持って、出て行く
張宿は、ある程度人がいなくなると・・・静かにロッカーを開けた
「・・・・・・・・・・・・・あ」
翼宿と功児の息を呑む音が聞こえた
「僕・・・大丈夫だ」
「へ?」
「翼宿さん!僕、大丈夫でした!!」
「・・・・・・・・・・・よ、よかったやないかぁ!!」
二人は、抱き合って喜んだ
「僕、明日からも皆さんの足手まといにならないように頑張ります!」
「おうおう!あんな鬼教官シカトしとけばえぇんねや!」
「はい!じゃあ、おやすみなさい!!」
張宿はお辞儀をすると、出て行った
「とんだサバイバルゲームやな・・・」
「困ったもんやぁ~」
「おい。翼宿。功児」
声をかけられ、振り向く
「俺らと飲まないか?お前ら、どうせすぐ寝ないだろ?」
小泉と堺だった
「あ・・・あぁ。まあ・・・」
「えぇなあ!!俺も飲みたい思ってたトコなんやvvv」
またしても、お気楽な翼宿
功児も、同行せざるを得なくなった・・・