太陽に咲く秋桜
「柳さーん!!」
真菜が、今日もいつものようにオフィスを駆け回っている
「真菜!!廊下は走らないって、いつも言ってるでしょ!?」
「ごめんなさーい。えっと・・・社長がお呼びです!!」
「社長・・・?」
「柳さんのおじいさまですよv」
「柳・・・この度は、おめでとう」
「わ・・・こんな花束。おじいちゃん・・・身内にこんなに気遣わなくたって・・・」
「何を言っておる。お前は私の優秀な一従業員じゃ」
面会室には、「YANAGI」の社長・・・柳の祖父が待っていた
「おじいちゃん・・・迷惑かけちゃってごめんね」
「いやいや。お前を連れ戻せる人間がいてよかったよ。私ではどうする事も出来ない問題だったからね」
「そんな・・・おじいちゃんの支えあって、この会社は動いているようなものよ」
「どんな方なんだい?お前に色々協力してくれた方って。今日は、出勤しているのかい?」
「あ・・・いや・・・会社の人ではなくて・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・男か」
「おじいちゃんっ!?いや・・・これは話せば深い訳が・・・」
「神奈川の両親が怒るぞ。お前が仕事に専念したいからと、実家通いを拒んだ末にこんな結末が待っているなんて・・・」
「・・・・・・・・・・・ごめんなさい」
「まあ・・・恋をするなと言える程、わしも鬼ではないがな。よかったじゃないか。記念の作品だな」
「・・・・・・・・・・・うん」
「これが、アメリカ行きのチケットじゃ」
祖父は、そう言って飛行機のチケットを差し出してきた
「出発は、来週の月曜じゃ。それまで、会社の方に挨拶は済ませておくんじゃぞ。引き継ぎも決めておくように」
「来週の・・・月曜・・・」
『こちらの世界でのタイムリミットは、一週間じゃ』
「恋人の事が・・・気になるか?」
「え・・・そっ・・・そんな事ないじゃない!!」
「掴むも捨てるも、お前次第。お前の長年の夢だったからな。世界に誇るデザイナー」
「おじいちゃん・・・」
「ゆっくり、心の支度をしておくがいい」
「お疲れ様でした~」
「柳さんっv」
「真菜・・・どうしたの?いつになく甘えて」
「柳さん・・・来週出発ですってねv楽しみですねーv」
「ブランドもののお土産、期待してるんでしょ?」
「あ・・・バレた」
「正直、あたしでいいのかなって感じはするけどね」
「駄目ですよ~そんな弱気じゃ!!「YANAGI」の代表なんですからね、柳さんはv」
「・・・・・・・・・・代表か」
「どうするんですか・・・?それで・・・その・・・俊さんとは」
「え?」
「だって・・・離れ離れになるんでしょ?国際恋愛・・・っていうか」
「そっか・・・」
「柳さん!!残りの期間、俊さんとの思い出作りにもしっかり専念してくださいね!!」
「思い出?」
「そう!!お揃いのものでも指輪でも何でも買って、お互い励みにして頑張らなきゃ!!」
そっか・・・もしも、向こうの世界に戻る事になって朱雀が呼び出されれば・・・
あたし達、もう会う事もなくなるんだよね
家に帰って、柳は俊から貰った絵を見ていた
「・・・・・・・・・・・・どっちみち、あいつとまた会った方がいいわよねぇ」
そして・・・自分の本当の気持ちに気づかなければいけない
「な・・・何意識してんのよ!!確かに・・・こっちでのあたしとあいつは恋人同士だし?キスもしたけど・・・だけど、向こうの世界ではあたしとあいつは友達なの!!そう・・・ただの友達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『好きや。お前の事が・・・』
「・・・・・・・・・・・・・・友達・・・・・・・・・・・・・・・・・だよね」
携帯をがっしと掴む
すぐさま、俊の電話帳を開く
Plllllllllllllllllllll
『ふぁい・・・こちら俊・・・』
「なあに、呑気に昼寝してるのよ!!」
『どわっ!!柳宿か・・・何や考え事しとったら、そのまま寝てもうたみたいや・・・』
「考え事って・・・店出してないの?」
『そりゃあ、このままここに残るかなんて・・・まだ決めてへんし』
「ダメじゃん!!あんたの絵・・・楽しみにしてる子達、たくさんいたじゃない!!」
『せやけど・・・』
「まだ、タイムリミットまで後五日でしょ?それまでに、今まで描いた絵全部売り払う事にすればいいじゃない!!」
『・・・・・・・・・・・・売り払う?』
「あたしも手伝うからさ!!」
『・・・・・・・・・・・・・柳宿』
「こっちでの俊の思い出も・・・大切にしてあげないといけないでしょ?」
『せやな・・・おおきに。柳宿。実は・・・・・・・・・・・俺、出展する絵描いてんねん』
「出展・・・?」
『俊の本当の夢も叶えてあげたくてな・・・』
「大阪の個展の・・・?」
『送るだけ送るわ。どうせ、翼宿に戻ったらこの絵の存在自体も消えてなくなるんやろうけどな』
「そっか・・・どんなのが出来たか見せてね?」
『・・・・・・・・・・・ああ』
「それと・・・」
『ん?』
『柳さん!!残りの期間、俊さんとの思い出作りにもしっかり専念してくださいね!!』
「最後の日・・・・・・・・・・・・あたしと遊園地に行って!!」
『へ???』
「俊と柳の思い出の為にも・・・・・・・・・・・・・デートしなさいって意味よ!!」
『はぁ?』
「あたしもあんたも・・・まだ、どっちに転ぶか分かんないけど、デートくらいしたって罰当たらないでしょ?」
『・・・・・・・・・・・・・・・ああ。分かった。楽しみにしてる』
本当は・・・・・・・・・・・翼宿と柳宿の為でも・・・あるのかもしれないけれど
真菜が、今日もいつものようにオフィスを駆け回っている
「真菜!!廊下は走らないって、いつも言ってるでしょ!?」
「ごめんなさーい。えっと・・・社長がお呼びです!!」
「社長・・・?」
「柳さんのおじいさまですよv」
「柳・・・この度は、おめでとう」
「わ・・・こんな花束。おじいちゃん・・・身内にこんなに気遣わなくたって・・・」
「何を言っておる。お前は私の優秀な一従業員じゃ」
面会室には、「YANAGI」の社長・・・柳の祖父が待っていた
「おじいちゃん・・・迷惑かけちゃってごめんね」
「いやいや。お前を連れ戻せる人間がいてよかったよ。私ではどうする事も出来ない問題だったからね」
「そんな・・・おじいちゃんの支えあって、この会社は動いているようなものよ」
「どんな方なんだい?お前に色々協力してくれた方って。今日は、出勤しているのかい?」
「あ・・・いや・・・会社の人ではなくて・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・男か」
「おじいちゃんっ!?いや・・・これは話せば深い訳が・・・」
「神奈川の両親が怒るぞ。お前が仕事に専念したいからと、実家通いを拒んだ末にこんな結末が待っているなんて・・・」
「・・・・・・・・・・・ごめんなさい」
「まあ・・・恋をするなと言える程、わしも鬼ではないがな。よかったじゃないか。記念の作品だな」
「・・・・・・・・・・・うん」
「これが、アメリカ行きのチケットじゃ」
祖父は、そう言って飛行機のチケットを差し出してきた
「出発は、来週の月曜じゃ。それまで、会社の方に挨拶は済ませておくんじゃぞ。引き継ぎも決めておくように」
「来週の・・・月曜・・・」
『こちらの世界でのタイムリミットは、一週間じゃ』
「恋人の事が・・・気になるか?」
「え・・・そっ・・・そんな事ないじゃない!!」
「掴むも捨てるも、お前次第。お前の長年の夢だったからな。世界に誇るデザイナー」
「おじいちゃん・・・」
「ゆっくり、心の支度をしておくがいい」
「お疲れ様でした~」
「柳さんっv」
「真菜・・・どうしたの?いつになく甘えて」
「柳さん・・・来週出発ですってねv楽しみですねーv」
「ブランドもののお土産、期待してるんでしょ?」
「あ・・・バレた」
「正直、あたしでいいのかなって感じはするけどね」
「駄目ですよ~そんな弱気じゃ!!「YANAGI」の代表なんですからね、柳さんはv」
「・・・・・・・・・・代表か」
「どうするんですか・・・?それで・・・その・・・俊さんとは」
「え?」
「だって・・・離れ離れになるんでしょ?国際恋愛・・・っていうか」
「そっか・・・」
「柳さん!!残りの期間、俊さんとの思い出作りにもしっかり専念してくださいね!!」
「思い出?」
「そう!!お揃いのものでも指輪でも何でも買って、お互い励みにして頑張らなきゃ!!」
そっか・・・もしも、向こうの世界に戻る事になって朱雀が呼び出されれば・・・
あたし達、もう会う事もなくなるんだよね
家に帰って、柳は俊から貰った絵を見ていた
「・・・・・・・・・・・・どっちみち、あいつとまた会った方がいいわよねぇ」
そして・・・自分の本当の気持ちに気づかなければいけない
「な・・・何意識してんのよ!!確かに・・・こっちでのあたしとあいつは恋人同士だし?キスもしたけど・・・だけど、向こうの世界ではあたしとあいつは友達なの!!そう・・・ただの友達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『好きや。お前の事が・・・』
「・・・・・・・・・・・・・・友達・・・・・・・・・・・・・・・・・だよね」
携帯をがっしと掴む
すぐさま、俊の電話帳を開く
Plllllllllllllllllllll
『ふぁい・・・こちら俊・・・』
「なあに、呑気に昼寝してるのよ!!」
『どわっ!!柳宿か・・・何や考え事しとったら、そのまま寝てもうたみたいや・・・』
「考え事って・・・店出してないの?」
『そりゃあ、このままここに残るかなんて・・・まだ決めてへんし』
「ダメじゃん!!あんたの絵・・・楽しみにしてる子達、たくさんいたじゃない!!」
『せやけど・・・』
「まだ、タイムリミットまで後五日でしょ?それまでに、今まで描いた絵全部売り払う事にすればいいじゃない!!」
『・・・・・・・・・・・・売り払う?』
「あたしも手伝うからさ!!」
『・・・・・・・・・・・・・柳宿』
「こっちでの俊の思い出も・・・大切にしてあげないといけないでしょ?」
『せやな・・・おおきに。柳宿。実は・・・・・・・・・・・俺、出展する絵描いてんねん』
「出展・・・?」
『俊の本当の夢も叶えてあげたくてな・・・』
「大阪の個展の・・・?」
『送るだけ送るわ。どうせ、翼宿に戻ったらこの絵の存在自体も消えてなくなるんやろうけどな』
「そっか・・・どんなのが出来たか見せてね?」
『・・・・・・・・・・・ああ』
「それと・・・」
『ん?』
『柳さん!!残りの期間、俊さんとの思い出作りにもしっかり専念してくださいね!!』
「最後の日・・・・・・・・・・・・あたしと遊園地に行って!!」
『へ???』
「俊と柳の思い出の為にも・・・・・・・・・・・・・デートしなさいって意味よ!!」
『はぁ?』
「あたしもあんたも・・・まだ、どっちに転ぶか分かんないけど、デートくらいしたって罰当たらないでしょ?」
『・・・・・・・・・・・・・・・ああ。分かった。楽しみにしてる』
本当は・・・・・・・・・・・翼宿と柳宿の為でも・・・あるのかもしれないけれど