太陽に咲く秋桜
「・・・・・・・・・・・・・おいおい。どうなっちまってるんだよ」
「なぜ、二人が朱雀召喚の前に・・・?」
朱雀七星士は、寝台に眠る二人を前にどうする事も出来なかった
「軫宿・・・目覚まさせられない?」
「・・・駄目だ。原因が何かも分からない。息もしていない」
「どうすればいいのだ。もう、儀式開始まで三時間もないのだ」
翼宿と柳宿は、目を覚まさない
「・・・・・・・・・・・・柳宿。どうして・・・どうして・・・?」
美朱は、柳宿の手を握って呼びかけた
『柳宿』
「・・・・・・・・・・・・え?」
「柳さーーーーーーーーーーーんvvv」
柳が店頭の庭で振り返ると、真菜が嬉しそうな顔で走ってくる
「何だ・・・真菜か」
誰かに呼ばれた気がして、柳は振り返ったのだ
「柳さん!!おめでとうございます!!企画書通ったんですね!?」
「まだ、本社のデザイン案の一部に入っただけよ・・・」
柳が俊と協力して作り上げたデザインは、無事に本社の選考に通ったと今朝連絡があった
「でも、週末のアパレルイベントで審査員に選考していただいて、海外に輸出される一着が決まるんですよね?」
「そうそう・・・それが最大の難関だったりして」
「でも、もしこれで選ばれたら、「YANAGI」の支店が海外に開拓されるかもしれませんよねーv」
真菜は、喋る口が止まらない
「・・・・・・・・・とにかく、ごめんね。心配掛けて」
「それで・・・どうだったんですか?俊さんと、その後はv」
柳は、うっとのけぞった
「家に押し掛けて、一晩中面倒見てくれたんですよねー?」
「何で知ってるのよ・・・」
「一夜を共にしたって事は・・・色々と了承を得たって事なんですよねv」
「こら!!」
真菜は、柳の軽い一撃をかわす
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・OKよ」
「へ?」
「OKだって!!」
「・・・・・・・・・それって」
「そうよ!!交際関係よ!!」
「柳さん、やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーvvv」
恋も仕事も順調
遂に、柳の新しい毎日が始まったのだ
「・・・・・・・・・・・・新しい仕事?」
「もう、あの店出してる意味なくなったしな。定職ついてみよ思うて」
「本当に!?」
「・・・・・・・・・・・・お前にも迷惑かけられんしな」
柳は、その言葉に嬉しくなる
「・・・・・・・・・・・・ほな、ここで」
「明日も、朝早いんだっけ?」
「いや。明日から色々仕事あたってみよ思うてな」
「そっか。頑張って」
「お前もな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ!!俊!!」
「ん?」
「今週末、新宿のAAホールで、あたし達のデザインがアパレルイベントに出るの。そこで・・・海外への輸出デザインが決定されるみたい」
「・・・・・・・・・・・そっか」
「あの・・・あたしも代表として行くんだけど・・・一般のお客さんも選考に参加出来るみたい。これ・・・整理券」
柳は、俊に小さな整理券を手渡す
「バイト・・・ある?」
「あるけど、抜け出していくわ。選ばれても選ばれなくても、お祝いせなな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも、不安」
「・・・・・・・・・ん?」
「まだ、プライド捨てた訳じゃないの。この仕事・・・寧ろ、難関を乗り越えた方が、仕事に愛着が湧いてきて」
「・・・・・・・・・・・うん」
「だから・・・その・・・」
俊は、柳の頭を撫でる
「愛着があるなら、それでえぇやないか。ただ・・・勝っても負けても・・・それはお前の力やろ」
柳の鼓動が鳴る
「・・・・・・・・・・・うん。そうだね。ありがとう・・・」
「ほなな」
彼の笑顔が去っていく
「・・・・・・・・・・・・・キス出来なかった」
上手く甘えたはいいものの・・・キスまでこぎつけなかった
「あーーーーーーーーーーーー友達から恋人って・・・何か難しいなぁ・・・」
秋桜の口紅をくり出す
「・・・・・・・・・・・・・・・これ、つけていこう。アパレルイベント・・・」
何か御利益があるかもしれない
「いらっしゃいませー」
俊は、次の日朝早く地元のコンビニを訪れた
まずは、身近な求人情報誌からあたってみる事にしたのだ
「・・・・・・と言っても、晩年フリーターやったしなぁ・・・」
苦笑しながら、ある雑誌を開く
そこの巻頭には、今流行りの風水占いの特集が載っていた
そういえば、自分の店に来ていた女子高生も風水のお守りだかを鞄にぶら下げている子が多かった
興味本位でめくってみると、そこには主に星座の占いに関する情報が載っていた
勿論、お決まりの日本の星座占いは勿論、海外の星座もいくつか豆知識として載っていた
その中には・・・中国の星座も載っていた
『中国の星座には、二十八宿を七つに分けた朱雀、青龍、玄武、白虎の夜つの星宿がある。その内の一つ、朱雀七星の星座は、星・張・井・軫・鬼・柳・・・』
『翼』
ズキッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・つっ!!!!」
本を落としてしまった
「お客様・・・大丈夫ですか?」
「あ・・・すんません」
今、急激な痛みが頭を襲った
「翼」という文字を見ただけなのに
「何や・・・?」
自分の中に・・・誰かがいる
「なぜ、二人が朱雀召喚の前に・・・?」
朱雀七星士は、寝台に眠る二人を前にどうする事も出来なかった
「軫宿・・・目覚まさせられない?」
「・・・駄目だ。原因が何かも分からない。息もしていない」
「どうすればいいのだ。もう、儀式開始まで三時間もないのだ」
翼宿と柳宿は、目を覚まさない
「・・・・・・・・・・・・柳宿。どうして・・・どうして・・・?」
美朱は、柳宿の手を握って呼びかけた
『柳宿』
「・・・・・・・・・・・・え?」
「柳さーーーーーーーーーーーんvvv」
柳が店頭の庭で振り返ると、真菜が嬉しそうな顔で走ってくる
「何だ・・・真菜か」
誰かに呼ばれた気がして、柳は振り返ったのだ
「柳さん!!おめでとうございます!!企画書通ったんですね!?」
「まだ、本社のデザイン案の一部に入っただけよ・・・」
柳が俊と協力して作り上げたデザインは、無事に本社の選考に通ったと今朝連絡があった
「でも、週末のアパレルイベントで審査員に選考していただいて、海外に輸出される一着が決まるんですよね?」
「そうそう・・・それが最大の難関だったりして」
「でも、もしこれで選ばれたら、「YANAGI」の支店が海外に開拓されるかもしれませんよねーv」
真菜は、喋る口が止まらない
「・・・・・・・・・とにかく、ごめんね。心配掛けて」
「それで・・・どうだったんですか?俊さんと、その後はv」
柳は、うっとのけぞった
「家に押し掛けて、一晩中面倒見てくれたんですよねー?」
「何で知ってるのよ・・・」
「一夜を共にしたって事は・・・色々と了承を得たって事なんですよねv」
「こら!!」
真菜は、柳の軽い一撃をかわす
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・OKよ」
「へ?」
「OKだって!!」
「・・・・・・・・・それって」
「そうよ!!交際関係よ!!」
「柳さん、やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーvvv」
恋も仕事も順調
遂に、柳の新しい毎日が始まったのだ
「・・・・・・・・・・・・新しい仕事?」
「もう、あの店出してる意味なくなったしな。定職ついてみよ思うて」
「本当に!?」
「・・・・・・・・・・・・お前にも迷惑かけられんしな」
柳は、その言葉に嬉しくなる
「・・・・・・・・・・・・ほな、ここで」
「明日も、朝早いんだっけ?」
「いや。明日から色々仕事あたってみよ思うてな」
「そっか。頑張って」
「お前もな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ!!俊!!」
「ん?」
「今週末、新宿のAAホールで、あたし達のデザインがアパレルイベントに出るの。そこで・・・海外への輸出デザインが決定されるみたい」
「・・・・・・・・・・・そっか」
「あの・・・あたしも代表として行くんだけど・・・一般のお客さんも選考に参加出来るみたい。これ・・・整理券」
柳は、俊に小さな整理券を手渡す
「バイト・・・ある?」
「あるけど、抜け出していくわ。選ばれても選ばれなくても、お祝いせなな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも、不安」
「・・・・・・・・・ん?」
「まだ、プライド捨てた訳じゃないの。この仕事・・・寧ろ、難関を乗り越えた方が、仕事に愛着が湧いてきて」
「・・・・・・・・・・・うん」
「だから・・・その・・・」
俊は、柳の頭を撫でる
「愛着があるなら、それでえぇやないか。ただ・・・勝っても負けても・・・それはお前の力やろ」
柳の鼓動が鳴る
「・・・・・・・・・・・うん。そうだね。ありがとう・・・」
「ほなな」
彼の笑顔が去っていく
「・・・・・・・・・・・・・キス出来なかった」
上手く甘えたはいいものの・・・キスまでこぎつけなかった
「あーーーーーーーーーーーー友達から恋人って・・・何か難しいなぁ・・・」
秋桜の口紅をくり出す
「・・・・・・・・・・・・・・・これ、つけていこう。アパレルイベント・・・」
何か御利益があるかもしれない
「いらっしゃいませー」
俊は、次の日朝早く地元のコンビニを訪れた
まずは、身近な求人情報誌からあたってみる事にしたのだ
「・・・・・・と言っても、晩年フリーターやったしなぁ・・・」
苦笑しながら、ある雑誌を開く
そこの巻頭には、今流行りの風水占いの特集が載っていた
そういえば、自分の店に来ていた女子高生も風水のお守りだかを鞄にぶら下げている子が多かった
興味本位でめくってみると、そこには主に星座の占いに関する情報が載っていた
勿論、お決まりの日本の星座占いは勿論、海外の星座もいくつか豆知識として載っていた
その中には・・・中国の星座も載っていた
『中国の星座には、二十八宿を七つに分けた朱雀、青龍、玄武、白虎の夜つの星宿がある。その内の一つ、朱雀七星の星座は、星・張・井・軫・鬼・柳・・・』
『翼』
ズキッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・つっ!!!!」
本を落としてしまった
「お客様・・・大丈夫ですか?」
「あ・・・すんません」
今、急激な痛みが頭を襲った
「翼」という文字を見ただけなのに
「何や・・・?」
自分の中に・・・誰かがいる