Making of the Moon【翼宿side】
「新曲提出してきたんですか!?」
帰宅すると、玲が嬉しそうに駆け寄ってきた
「ああ・・・秘密にしてたんですけど、バレましたか」
「どんな曲になったんですかー?」
「内緒ですよ!!再来月には、音源になると思います」
翼宿は、やっと楽しそうな表情が出来た
「あの・・・今日の買い物付き合ってくださいませんか?」
「へ?」
「・・・・・・・・少し甘えちゃってもいいですか?」
「・・・・・・・・・・構いませんよ!」
バイクにまたがり、玲を後ろにしっかりと固定する
「慣れませんよね?」
「そうですね・・・」
「すぐに着きますから、しっかり捕まっていてください」
ドルン
バイクは、発進した
しつこい虫が、すぐ近くにいた事に気付かずに・・・
翌朝
Plllllllllllllll
「ん・・・」
翼宿は、着信に目が覚めた
Poleからだった
「もしもし・・・」
『もしもし?翼宿君・・・悪いが、すぐに事務所に来てくれないかい?』
「どうかしたんですか・・・?」
『後で、話す・・・』
翼宿は、首を傾げながらベッドから起き上がった
事務所に入ると、玲が俯いていた
その回りをPoleやMICHEAL、魄狼が取り囲んでいた
「どないしたんですか・・・?」
「これ・・・」
魄狼が、一冊の週刊誌を手渡す
『翼宿、USAで浮気発覚』
柳宿の騒動から、しつこく自分を追い回していた記者による続報の記事だった
そこに載っていた写真は、昨日の玲を後ろに乗せてバイクを走らせている翼宿の姿だった
しかし、事態は最悪の方向へ動く
「この記者・・・」
「え・・・?」
「私の・・・旦那です」
「何やと・・・!?」
「Charlie君は・・・私が玲君に紹介したUSAでも腕の効く記者なんだ」
翼宿は、柳宿との交際騒動からずっと・・・彼につけられていたのだ
帰宅すると、玲が嬉しそうに駆け寄ってきた
「ああ・・・秘密にしてたんですけど、バレましたか」
「どんな曲になったんですかー?」
「内緒ですよ!!再来月には、音源になると思います」
翼宿は、やっと楽しそうな表情が出来た
「あの・・・今日の買い物付き合ってくださいませんか?」
「へ?」
「・・・・・・・・少し甘えちゃってもいいですか?」
「・・・・・・・・・・構いませんよ!」
バイクにまたがり、玲を後ろにしっかりと固定する
「慣れませんよね?」
「そうですね・・・」
「すぐに着きますから、しっかり捕まっていてください」
ドルン
バイクは、発進した
しつこい虫が、すぐ近くにいた事に気付かずに・・・
翌朝
Plllllllllllllll
「ん・・・」
翼宿は、着信に目が覚めた
Poleからだった
「もしもし・・・」
『もしもし?翼宿君・・・悪いが、すぐに事務所に来てくれないかい?』
「どうかしたんですか・・・?」
『後で、話す・・・』
翼宿は、首を傾げながらベッドから起き上がった
事務所に入ると、玲が俯いていた
その回りをPoleやMICHEAL、魄狼が取り囲んでいた
「どないしたんですか・・・?」
「これ・・・」
魄狼が、一冊の週刊誌を手渡す
『翼宿、USAで浮気発覚』
柳宿の騒動から、しつこく自分を追い回していた記者による続報の記事だった
そこに載っていた写真は、昨日の玲を後ろに乗せてバイクを走らせている翼宿の姿だった
しかし、事態は最悪の方向へ動く
「この記者・・・」
「え・・・?」
「私の・・・旦那です」
「何やと・・・!?」
「Charlie君は・・・私が玲君に紹介したUSAでも腕の効く記者なんだ」
翼宿は、柳宿との交際騒動からずっと・・・彼につけられていたのだ