Making of the Moon【鬼宿side】
『先日、LAのライブハウスで元「空翔宿星」のベーシスト翼宿さんが復活ライブを行いました。観客は国内国外合わせて3000人が招待されました。小さなライブハウスが溢れかえる事態になりました。応募は、このライブだけでも1万通を超えていて、今後の翼宿さんの活躍が楽しみです』
日本で流れる報道
そんな報道を聞きながら、鬼宿は幟をあげた
「さぁさぁ!!「AKAONI」グランドオープンだぁ!!」
「すみません・・・鬼宿さんですよね!?宮城からわざわざ来ました!!サインを・・・」
「こらこら!!ここは神聖な楽器屋ですよ!!楽器見る気ないんなら、帰った帰った!!」
「え~?」
鬼宿について回るファンを制する従業員・伸也
それを横目に苦笑いしながら、弦の張り替えをする鬼宿
「これで、まだ使えるよ!!」
「ありがとう、鬼宿兄ちゃん!!俺、翼宿みたいなベーシストになれるように頑張ってるんだ!!」
「そっか!!頑張れよ!!」
「翼宿・・・いつ帰ってくるの?」
「昨日テレビにまた映ったけどさぁ~」
「さぁ・・・それはまだ分からない・・・かな」
数人の子供たちに質問攻めされても、それは鬼宿にも分からない事だった
「初日・・・売上30万だな。いいペースだ」
「お疲れ。明日も頑張ろう」
閉店後、コンビニのチューハイで鬼宿と伸也のささやかな打ち上げが行われた
「やっぱ、鬼宿モテモテだな。お前を店長にして、ハズレだったんじゃないかぁ?」
「そんな事言うなよ!!俺だって頑張ってるんだし」
「嘘嘘。明日も頑張ろうぜ!!」
「こんにちは~」
そんな中、聞き覚えのある声が裏口から聞こえた
「柳宿?」
「え!!柳宿だって!?」
そこには、久々に見る顔
「お疲れ様。差し入れ持ってきたよ」
「いや~わざわざすみません!!さぁ!!あがってあがって!!」
「お前が一番興奮してるんじゃんよ・・・」
「嘘だよ。じゃあ、俺は明日に備えてもう帰るわ~後は二人でごゆっくり~」
「あ!!あの、ドーナツです!!従業員さんもどうぞ!!」
「ありがとう、柳宿さん!!俺、大好きでした!!」
「はぁ・・・」
「じゃあ、お疲れ~たまちゃんvvv」
「・・・気色悪」
柳宿はくすくすと笑った
「面白い従業員さんと一緒でよかったじゃないの」
「まぁな・・・あいつは、仕事も出来てコミカルで会社で評判よかったからな」
「お祝い遅れたけど、おめでとう」
「ありがとう。まだまだこれからだよ~」
「これでお互い、音楽の素晴らしさを伝える仕事に就けた訳だね」
「そうだな」
「あたしも、先日までパパにまた反対され出して大変だったんだから~」
「そうだったのか?」
「だけど、許してくれた。冷静になればきちんと理解してくれるって分かったから」
「そか・・・」
「これからも、色んな誘惑があるだろうけど、自分の信念貫き通せるようにお互い頑張ろうね!!」
「ああ」
「あのさ・・・たま。そろそろ・・・」
「ん?」
「翼宿、どうなのかな?」
「ああ・・・今騒がれてる報道お前も見ただろ?」
「うん・・・」
「指怪我したんだってな。あいつが活動自粛したのってそれだったのか」
「でも・・・よかったよね。やっとテレビであいつの姿確認出来てほっとした」
「そうだな」
「後は・・・いつ帰国なのか・・・かぁ」
「そうだな。その内ひょっこり帰ってきそうだけどな!!」
本当にひょっこり・・・その日を夢見ていた
Plllllllllllll
『もしもし!!!』
「美朱?どうした?」
『あたし、第一志望受かったよー!!!音大!!!憧れの音大だよーーーーーー!!!!』
「みっあかーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
たくさんの幸せの音が聞こえる
色々な苦労があったけれど
今の自分を作る為にあった
やっとその意味が分かった
たくさんの物事、たくさんの人たちに感謝をし
そして、俺は今日も歩いて行く
日本で流れる報道
そんな報道を聞きながら、鬼宿は幟をあげた
「さぁさぁ!!「AKAONI」グランドオープンだぁ!!」
「すみません・・・鬼宿さんですよね!?宮城からわざわざ来ました!!サインを・・・」
「こらこら!!ここは神聖な楽器屋ですよ!!楽器見る気ないんなら、帰った帰った!!」
「え~?」
鬼宿について回るファンを制する従業員・伸也
それを横目に苦笑いしながら、弦の張り替えをする鬼宿
「これで、まだ使えるよ!!」
「ありがとう、鬼宿兄ちゃん!!俺、翼宿みたいなベーシストになれるように頑張ってるんだ!!」
「そっか!!頑張れよ!!」
「翼宿・・・いつ帰ってくるの?」
「昨日テレビにまた映ったけどさぁ~」
「さぁ・・・それはまだ分からない・・・かな」
数人の子供たちに質問攻めされても、それは鬼宿にも分からない事だった
「初日・・・売上30万だな。いいペースだ」
「お疲れ。明日も頑張ろう」
閉店後、コンビニのチューハイで鬼宿と伸也のささやかな打ち上げが行われた
「やっぱ、鬼宿モテモテだな。お前を店長にして、ハズレだったんじゃないかぁ?」
「そんな事言うなよ!!俺だって頑張ってるんだし」
「嘘嘘。明日も頑張ろうぜ!!」
「こんにちは~」
そんな中、聞き覚えのある声が裏口から聞こえた
「柳宿?」
「え!!柳宿だって!?」
そこには、久々に見る顔
「お疲れ様。差し入れ持ってきたよ」
「いや~わざわざすみません!!さぁ!!あがってあがって!!」
「お前が一番興奮してるんじゃんよ・・・」
「嘘だよ。じゃあ、俺は明日に備えてもう帰るわ~後は二人でごゆっくり~」
「あ!!あの、ドーナツです!!従業員さんもどうぞ!!」
「ありがとう、柳宿さん!!俺、大好きでした!!」
「はぁ・・・」
「じゃあ、お疲れ~たまちゃんvvv」
「・・・気色悪」
柳宿はくすくすと笑った
「面白い従業員さんと一緒でよかったじゃないの」
「まぁな・・・あいつは、仕事も出来てコミカルで会社で評判よかったからな」
「お祝い遅れたけど、おめでとう」
「ありがとう。まだまだこれからだよ~」
「これでお互い、音楽の素晴らしさを伝える仕事に就けた訳だね」
「そうだな」
「あたしも、先日までパパにまた反対され出して大変だったんだから~」
「そうだったのか?」
「だけど、許してくれた。冷静になればきちんと理解してくれるって分かったから」
「そか・・・」
「これからも、色んな誘惑があるだろうけど、自分の信念貫き通せるようにお互い頑張ろうね!!」
「ああ」
「あのさ・・・たま。そろそろ・・・」
「ん?」
「翼宿、どうなのかな?」
「ああ・・・今騒がれてる報道お前も見ただろ?」
「うん・・・」
「指怪我したんだってな。あいつが活動自粛したのってそれだったのか」
「でも・・・よかったよね。やっとテレビであいつの姿確認出来てほっとした」
「そうだな」
「後は・・・いつ帰国なのか・・・かぁ」
「そうだな。その内ひょっこり帰ってきそうだけどな!!」
本当にひょっこり・・・その日を夢見ていた
Plllllllllllll
『もしもし!!!』
「美朱?どうした?」
『あたし、第一志望受かったよー!!!音大!!!憧れの音大だよーーーーーー!!!!』
「みっあかーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
たくさんの幸せの音が聞こえる
色々な苦労があったけれど
今の自分を作る為にあった
やっとその意味が分かった
たくさんの物事、たくさんの人たちに感謝をし
そして、俺は今日も歩いて行く
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