Making of the Moon【鬼宿side】
「本当に来たぞ、こいつぅv」
「なぁ、悠馬~ボコボコにしちゃ駄目か~?」
「だぁめだめ。俺との勝負がかかってるんだから」
悠馬は不敵な笑みを浮かべる
ドルルルルル
エンジン音が響く
「勝負は一回。どっちかが海に落ちたら負けだ」
悠馬と鬼宿は原チャリの上で睨みあう
「少しだけいいですか?」
「何だよ」
「悠馬さんは、どうして風花さんの前から姿を消したんですか?」
「そんなのお前に・・・」
「分かっています。俺が勝ったら、風花さんにその事を話してあげてください」
「悠馬さ~ん。準備はいいですかぁ?」
「あ・・・あぁ」
ドルンドルン
悠馬の表情が少し変わったが、それはまたすぐに元の険しい表情に戻った
「俺をナメるなぁぁぁ!!!!」
そのまま、急発進した
ハァハァハァ
風花は、港の中を走っていた
どうして、いつまでも素直になれなかったのだろう
悠馬の事が本当に好きだったのに
好きだったから、鍵をかけて閉じ込めていたんだ
『お前と、離れ離れになっても・・・永遠にずっと』
彼の言葉が、脳裏を過ぎる
その時見えた、原チャリに乗った悠馬の姿
変わり果てていたけれど、間違いなく悠馬の姿
「悠馬ぁ!!!!」
悠馬は、こちらを一瞬向く
「馬鹿な真似はやめて!!!!あたしが聞くから!!!文句ならあたしが聞くからぁ!!!!」
「風花・・・」
そちらに気を取られた悠馬は
ガシャアン
原チャリのブレーキを忘れた
海に原チャリが転落していく
「悠馬さん!!!!」
「悠馬・・・」
ガシッ
風花は悠馬の手を掴んだ
「悠・・・馬・・・!!!」
「風花・・・」
「どうして・・・行っちゃったの?何でこんなに変わっちゃったのよ・・・全部全部・・・逃げないで聞くから・・・だから・・・もう、お互い逃げるのはやめようよ・・・」
風花の瞳から涙が零れて海へ落ちた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん・・・・・・・・・・・・ごめんな。風花・・・」
「引き上げるぞ!!」
「悠馬さん・・・大丈夫ですか!?」
族が集まって一斉に悠馬を引き上げた
「・・・・・終わったぁ・・・」
バシッ
「痛!!!」
突然、原チャリから降りた鬼宿に浴びせられた鉄拳
「み・・・美朱!?」
見ると、なぜか自分の彼女の美朱が立っていた
「・・・・・・・・・・・・・このお人よし」
「え・・・」
美朱は、鬼宿に抱きついた
「それでもしも死んじゃったりでもしたら・・・絶対に許さないんだからぁ!!」
そのまま泣きじゃくる美朱
「ああ~・・・忠栄の奴」
すぐに今朝の弟の心配そうな顔を思い出した
「あの・・・ありがとうございました」
すると、少し気の弱そうな族の一人が声をかけてきた
「え・・・?」
「やっと・・・悠馬さんの思いが放たれる時が来ました」
「どういう事ですか?」
「いつもいつも・・・僕にはぼやいていました。彼女を置いてきてしまった事を悔やんでいるけれど、だけどもう戻れないって」
「そう・・・だったんですか」
「これからは自分に正直に生きられる事でしょう。あなたがくれたきっかけのお陰です」
「よかった・・・」
自分のお人よしもたまには役に立ったのかと
鬼宿は、そっと胸をなでおろした
ガシャンガシャガシャ
時を同じくして、とあるオフィス内が荒らされる
そこは、「AKAONI」の支部のオフィスで
「・・・・・・・・・・・・これさえなければ」
その中から見つけたフロッピーディスク
黒幕は、ニヤリと不敵に微笑んだ
「なぁ、悠馬~ボコボコにしちゃ駄目か~?」
「だぁめだめ。俺との勝負がかかってるんだから」
悠馬は不敵な笑みを浮かべる
ドルルルルル
エンジン音が響く
「勝負は一回。どっちかが海に落ちたら負けだ」
悠馬と鬼宿は原チャリの上で睨みあう
「少しだけいいですか?」
「何だよ」
「悠馬さんは、どうして風花さんの前から姿を消したんですか?」
「そんなのお前に・・・」
「分かっています。俺が勝ったら、風花さんにその事を話してあげてください」
「悠馬さ~ん。準備はいいですかぁ?」
「あ・・・あぁ」
ドルンドルン
悠馬の表情が少し変わったが、それはまたすぐに元の険しい表情に戻った
「俺をナメるなぁぁぁ!!!!」
そのまま、急発進した
ハァハァハァ
風花は、港の中を走っていた
どうして、いつまでも素直になれなかったのだろう
悠馬の事が本当に好きだったのに
好きだったから、鍵をかけて閉じ込めていたんだ
『お前と、離れ離れになっても・・・永遠にずっと』
彼の言葉が、脳裏を過ぎる
その時見えた、原チャリに乗った悠馬の姿
変わり果てていたけれど、間違いなく悠馬の姿
「悠馬ぁ!!!!」
悠馬は、こちらを一瞬向く
「馬鹿な真似はやめて!!!!あたしが聞くから!!!文句ならあたしが聞くからぁ!!!!」
「風花・・・」
そちらに気を取られた悠馬は
ガシャアン
原チャリのブレーキを忘れた
海に原チャリが転落していく
「悠馬さん!!!!」
「悠馬・・・」
ガシッ
風花は悠馬の手を掴んだ
「悠・・・馬・・・!!!」
「風花・・・」
「どうして・・・行っちゃったの?何でこんなに変わっちゃったのよ・・・全部全部・・・逃げないで聞くから・・・だから・・・もう、お互い逃げるのはやめようよ・・・」
風花の瞳から涙が零れて海へ落ちた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん・・・・・・・・・・・・ごめんな。風花・・・」
「引き上げるぞ!!」
「悠馬さん・・・大丈夫ですか!?」
族が集まって一斉に悠馬を引き上げた
「・・・・・終わったぁ・・・」
バシッ
「痛!!!」
突然、原チャリから降りた鬼宿に浴びせられた鉄拳
「み・・・美朱!?」
見ると、なぜか自分の彼女の美朱が立っていた
「・・・・・・・・・・・・・このお人よし」
「え・・・」
美朱は、鬼宿に抱きついた
「それでもしも死んじゃったりでもしたら・・・絶対に許さないんだからぁ!!」
そのまま泣きじゃくる美朱
「ああ~・・・忠栄の奴」
すぐに今朝の弟の心配そうな顔を思い出した
「あの・・・ありがとうございました」
すると、少し気の弱そうな族の一人が声をかけてきた
「え・・・?」
「やっと・・・悠馬さんの思いが放たれる時が来ました」
「どういう事ですか?」
「いつもいつも・・・僕にはぼやいていました。彼女を置いてきてしまった事を悔やんでいるけれど、だけどもう戻れないって」
「そう・・・だったんですか」
「これからは自分に正直に生きられる事でしょう。あなたがくれたきっかけのお陰です」
「よかった・・・」
自分のお人よしもたまには役に立ったのかと
鬼宿は、そっと胸をなでおろした
ガシャンガシャガシャ
時を同じくして、とあるオフィス内が荒らされる
そこは、「AKAONI」の支部のオフィスで
「・・・・・・・・・・・・これさえなければ」
その中から見つけたフロッピーディスク
黒幕は、ニヤリと不敵に微笑んだ