Making of the Moon【鬼宿side】
「翼宿・・・」
親友は、少し派手になっただろうか
髪の色を明るくし、派手なアクセサリーを付けた翼宿が笑っている
「久し振りっす・・・」
「翼宿!!お前って奴はぁ!!」
「元気にしてたか!?この高跳び野郎!!」
「いや~また派手になったねぇv」
「翼宿せんぱぁ~~~い」
夕城プロ、奎宿、昴宿、美朱が同時に喋る
「・・・・・・・・・・・・・・・一遍に喋らんでくださいよ」
酒がなみなみとつがれ、歓迎会が始まる
「そっかぁ~中学時代の友人と・・・ねぇ」
「偶然でしたね。やけど、そいつ俺より頑張ってるし、先越されるのも時間の問題ですわ」
杏の話題で、歓迎会は持ちきりだった
柳宿を呼ばなくて、よかったかもしれない
鬼宿と美朱は、同時にそんな事を思った
「そういえば・・・柳宿ちゃんとは、どうなんだい?」
何も知らない昴宿が話題を持ちかける
「そうだなぁ~柳宿来ないのか?風邪か?」
夕城プロ、鬼宿、美朱は顔を見合わせる
「柳宿は・・・当分来ないと思います」
口を開いたのは、翼宿だった
「何で?」
「俺ら、距離置いてるんですわ」
その言葉に、奎宿と昴宿は口をあんぐりした
「俺らに黙って、勝手にか!?」
「あんた達!!知ってたのかい!?」
3人は、苦笑いをしながら頷く
「重大な問題じゃないか!!一体どうして・・・」
「まぁ・・・すれ違いですかね。いつかは来る思うてましたけど」
「あの報道のせいでだろ?」
奎宿は、気づいていた
「確かに・・・鬼宿と美朱を思って取ったお前らの行動には感服するよ。だけどな、翼宿。それでおめぇらが不幸になって、誰が喜ぶんだよ?」
鬼宿と美朱は、同時に俯く
「ごめんな・・・翼宿。俺がもっとしっかりしてれば」
「あたしこそ・・・鬼宿を信じてあげられなかったからこんな事に」
「なっ・・・何でお前らが謝んねん!!誤解されるよりはえぇって、あいつが取った行動なんや」
「お前、本当に会わないで帰るつもりか?」
「さぁ・・・な」
「会ってください!!!!」
美朱が、突然机から身を乗り出して叫んだ
「わぁ!!びっくりした!!」
横で、夕城プロが大げさに飛び退く
「翼宿先輩・・・あたし・・・もし二人が最悪の状況になったら・・・もう・・・」
そのまま、美朱は泣きだす
「おいおい・・・」
「とりあえず!!今日は飲もう!!翼宿も、まだしばらくこっちにはいるんだし。宿なら、うちを貸してやるよ!!」
奎宿は、任せろと胸を叩く
そのまま、お開きになる
Pllllllllllll
鬼宿は、先程から柳宿の携帯に電話をかける
「出ねぇな」
助手席では、美朱がまだ俯いている
「美朱・・・悔しいけど、俺らが凹んでもしょうがねぇよ」
「だけど・・・」
鬼宿は美朱の頭を撫でていたが、そっと唇にキスをする
「鬼宿・・・」
「俺らが何とかしような?してやろうな」
そのまま、ぎゅっと抱きしめる
「うん・・・」
他人の自分たちにしてあげられる事なんて
彼らがした行動に比べれば、大した事はないけれど
親友は、少し派手になっただろうか
髪の色を明るくし、派手なアクセサリーを付けた翼宿が笑っている
「久し振りっす・・・」
「翼宿!!お前って奴はぁ!!」
「元気にしてたか!?この高跳び野郎!!」
「いや~また派手になったねぇv」
「翼宿せんぱぁ~~~い」
夕城プロ、奎宿、昴宿、美朱が同時に喋る
「・・・・・・・・・・・・・・・一遍に喋らんでくださいよ」
酒がなみなみとつがれ、歓迎会が始まる
「そっかぁ~中学時代の友人と・・・ねぇ」
「偶然でしたね。やけど、そいつ俺より頑張ってるし、先越されるのも時間の問題ですわ」
杏の話題で、歓迎会は持ちきりだった
柳宿を呼ばなくて、よかったかもしれない
鬼宿と美朱は、同時にそんな事を思った
「そういえば・・・柳宿ちゃんとは、どうなんだい?」
何も知らない昴宿が話題を持ちかける
「そうだなぁ~柳宿来ないのか?風邪か?」
夕城プロ、鬼宿、美朱は顔を見合わせる
「柳宿は・・・当分来ないと思います」
口を開いたのは、翼宿だった
「何で?」
「俺ら、距離置いてるんですわ」
その言葉に、奎宿と昴宿は口をあんぐりした
「俺らに黙って、勝手にか!?」
「あんた達!!知ってたのかい!?」
3人は、苦笑いをしながら頷く
「重大な問題じゃないか!!一体どうして・・・」
「まぁ・・・すれ違いですかね。いつかは来る思うてましたけど」
「あの報道のせいでだろ?」
奎宿は、気づいていた
「確かに・・・鬼宿と美朱を思って取ったお前らの行動には感服するよ。だけどな、翼宿。それでおめぇらが不幸になって、誰が喜ぶんだよ?」
鬼宿と美朱は、同時に俯く
「ごめんな・・・翼宿。俺がもっとしっかりしてれば」
「あたしこそ・・・鬼宿を信じてあげられなかったからこんな事に」
「なっ・・・何でお前らが謝んねん!!誤解されるよりはえぇって、あいつが取った行動なんや」
「お前、本当に会わないで帰るつもりか?」
「さぁ・・・な」
「会ってください!!!!」
美朱が、突然机から身を乗り出して叫んだ
「わぁ!!びっくりした!!」
横で、夕城プロが大げさに飛び退く
「翼宿先輩・・・あたし・・・もし二人が最悪の状況になったら・・・もう・・・」
そのまま、美朱は泣きだす
「おいおい・・・」
「とりあえず!!今日は飲もう!!翼宿も、まだしばらくこっちにはいるんだし。宿なら、うちを貸してやるよ!!」
奎宿は、任せろと胸を叩く
そのまま、お開きになる
Pllllllllllll
鬼宿は、先程から柳宿の携帯に電話をかける
「出ねぇな」
助手席では、美朱がまだ俯いている
「美朱・・・悔しいけど、俺らが凹んでもしょうがねぇよ」
「だけど・・・」
鬼宿は美朱の頭を撫でていたが、そっと唇にキスをする
「鬼宿・・・」
「俺らが何とかしような?してやろうな」
そのまま、ぎゅっと抱きしめる
「うん・・・」
他人の自分たちにしてあげられる事なんて
彼らがした行動に比べれば、大した事はないけれど