ENDLESS STORY

「さぁ・・・誰から始末しようか・・・?」
「みんな・・・!!」
「動くなよ。朱雀七星。ちょっとでも動くと・・・」
豪焔が、手をあげた
すると、背後に吊るされた光に電流が走った
「わあああああああ!!!」
「光!!!!」
そのまま、光はまた気を失う
「光!!くそ・・・卑怯やぞ!!」
「ふははははは・・・。朱雀の巫女には悪いが、囮は活用させてもらわねば困る・・・」
豪焔は、翼宿を見やる
「そうだな・・・・・・・・・。最初に始末するのは、一番頑張った・・・・・・・・・お前にするとしよう。翼宿」
柳宿の身に鳥肌が立った
「皆に愛されすぎた・・・翼宿。お前をな」
「豪焔・・・」
途端に、豪焔の口から蚕が飛び出した
その蚕はスピードを増し、翼宿に襲い掛かった
ドスッ
「ぐあっ・・・!!!!」
「翼宿!!」
「翼宿さん!!!」
仲間の前で・・・翼宿は蚕に撃たれ続けた
血が飛び散る
「やめてぇ!!!!!!!!」
「たすき!!!!!!」
ある程度、攻撃を受け、翼宿はぐったりした
「・・・・・・・・・・ふ。所詮足元を掬われてしまえば、お前らなど無力も同然・・・」
「翼宿!!翼宿!!目を覚まして!!」
「安心しろ。すぐに翼宿の元へ行かせてやる。お前ら全員な・・・」
豪焔の手足が残る5人へと向けられた

「・・・・・・た・・・・・・・・・・・・・・・・・・魏ぁ!!!」

美朱は、愛する夫の名を呼んだ
すると

『・・・・・・・・・・・・・・・・四宮の天と四方の地・・・・・・・・・』

頭上が、赤く輝いた
「何・・・!?」

『東西南北守護の「四神」御身に告げたまわく

我、今、是の言を作す

七宿天より地に現ずは

御身を渇仰す衆生の為の故

比に於いて諸の悪を滅し

其の神力で我等を救護すべし』

「・・・・・・召喚の呪文・・・」
「これは・・・!!」
「唯・・・・・・ちゃん・・・?」

『唯願わくは之を聞け

天より我がもとへ降り立ち給え!!!!!!!!!!』

光は、一層輝きを増した
そこに現れたのは・・・
「・・・・・・・・・・・・た・・・・・・・・・か・・・・・・・・・・・」
七人目の七星士
鬼宿
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