ENDLESS STORY
「四宮の天と四方の地・・・」
唯は、呪文を唱え始める
ゆっくりと、しかし確実に・・・
魏は、目を閉じる
(みんな・・・返事をしてくれ。負けるな・・・そんな奴に負けるな!!!!)
「楽しいのぅ・・・巫女よ」
「もう、やめて!!みんなをこれ以上苦しませないで!!」
美朱は、涙混じりに叫ぶ
しかし、自分は何も出来ない
雪は、自分の腕の中で震えている
「舞花。上手くやるのだぞ」
画面に途端に映し出される舞花
『お任せください・・・。彼を殺した朱雀七星。生かしてはおけません・・・』
「巫女よ。いい事を教えてやろう。この幻は全て舞花が作り出したもの・・・。この幻が、実はただの花びらの塊だなんて・・・誰も気がつかないだろう」
豪焔は、満足そうに酒を飲む
柳宿の声が響く
愛している人の声の筈なのに、なぜか頭痛がする
(あかん・・・これは、罠や・・・。騙されるな・・・翼宿・・・!!!)
その時だった
[・・・・・・・き。たすき!!!!]
どこかから、声が聞こえる
どこか懐かしい・・・その声は
(鬼・・・宿・・・?)
[翼宿!!騙されるな!!豪焔の罠だ!!]
(お前・・・どこにおんねや!?)
心の中で叫ぶ
[今・・・唯にそっちへの入り口を作ってもらってる・・・後もう少しで行くから・・・お前が・・・お前が、みんなをそこから抜け出させるんだ!!]
(鬼宿・・・!!!!)
「豪焔・・・はよ止めろ・・・!!!そのくだらん演出を・・・」
[何だと?]
「けっ・・・俺の気持ち足蹴にするんもえぇ加減にせぇ・・・」
翼宿は、鉄扇で体を支えてゆっくりと立ち上がる
「俺は・・・俺はなぁ!!!仲間からの褒美も恩返しも、何も求めとらん!!!!俺は、朱雀七星になって巫女を・・・みんなを護っとる!!!それだけや!!!!それになぁ・・・」
きっと三白眼を剥き出しにする
「俺は・・・一生大事にしてきたい奴にも出会えた・・・。こんな俺の為に、笑って叱って泣いてくれたたった一人の存在が。それが、柳宿や・・・。男とか女とか生きとるとか死んどるとか・・・そんなん関係ないくらい柳宿は・・・俺のもんや・・・!!!誰にも渡さん・・・!!!!」
途端に、柳宿の声はやむ
「俺は・・・一生、柳宿を愛してくんやぁ!!!!!!!!!!」
振りかざした鉄扇から・・・炎は出る
「きゃああああああああああ!!!!!」
舞花の悲鳴
炎の中から、無数の花びらが見えた
「みんな!!目覚ませぇ!!!これは、幻覚や!!!!」
みんなに聞こえる大きな声で叫んだ
しかし、今分かった
自分の炎は、力は、他の仲間に襲い掛かる危機にもきっと届いたという事を
「柳宿ぉ!!!!!」
翼宿は、走った
その俊足で・・・愛する人を探した
抱きしめたい・・・今すぐに
その時
「翼宿!!!!」
壁にもたれるように座り込んでいる柳宿が・・・小さく見えた
「柳宿っ!!!!」
翼宿は、思い切り柳宿を抱きしめた
「無事・・・やったんやな・・・!!!お前・・・」
「翼宿こそ・・・」
「平気やったか!?怪我・・・ないか!?」
「あんたに・・・そっくりのお化け・・・見たわよぉ~・・・・・・・・」
柳宿は、泣いていた
最愛の人の化け物
そんなもの・・・誰だって見たくない
「それより・・・はよみんな探さんと・・・」
まだ終わった訳ではなかった
朱雀七星への復讐劇
唯は、呪文を唱え始める
ゆっくりと、しかし確実に・・・
魏は、目を閉じる
(みんな・・・返事をしてくれ。負けるな・・・そんな奴に負けるな!!!!)
「楽しいのぅ・・・巫女よ」
「もう、やめて!!みんなをこれ以上苦しませないで!!」
美朱は、涙混じりに叫ぶ
しかし、自分は何も出来ない
雪は、自分の腕の中で震えている
「舞花。上手くやるのだぞ」
画面に途端に映し出される舞花
『お任せください・・・。彼を殺した朱雀七星。生かしてはおけません・・・』
「巫女よ。いい事を教えてやろう。この幻は全て舞花が作り出したもの・・・。この幻が、実はただの花びらの塊だなんて・・・誰も気がつかないだろう」
豪焔は、満足そうに酒を飲む
柳宿の声が響く
愛している人の声の筈なのに、なぜか頭痛がする
(あかん・・・これは、罠や・・・。騙されるな・・・翼宿・・・!!!)
その時だった
[・・・・・・・き。たすき!!!!]
どこかから、声が聞こえる
どこか懐かしい・・・その声は
(鬼・・・宿・・・?)
[翼宿!!騙されるな!!豪焔の罠だ!!]
(お前・・・どこにおんねや!?)
心の中で叫ぶ
[今・・・唯にそっちへの入り口を作ってもらってる・・・後もう少しで行くから・・・お前が・・・お前が、みんなをそこから抜け出させるんだ!!]
(鬼宿・・・!!!!)
「豪焔・・・はよ止めろ・・・!!!そのくだらん演出を・・・」
[何だと?]
「けっ・・・俺の気持ち足蹴にするんもえぇ加減にせぇ・・・」
翼宿は、鉄扇で体を支えてゆっくりと立ち上がる
「俺は・・・俺はなぁ!!!仲間からの褒美も恩返しも、何も求めとらん!!!!俺は、朱雀七星になって巫女を・・・みんなを護っとる!!!それだけや!!!!それになぁ・・・」
きっと三白眼を剥き出しにする
「俺は・・・一生大事にしてきたい奴にも出会えた・・・。こんな俺の為に、笑って叱って泣いてくれたたった一人の存在が。それが、柳宿や・・・。男とか女とか生きとるとか死んどるとか・・・そんなん関係ないくらい柳宿は・・・俺のもんや・・・!!!誰にも渡さん・・・!!!!」
途端に、柳宿の声はやむ
「俺は・・・一生、柳宿を愛してくんやぁ!!!!!!!!!!」
振りかざした鉄扇から・・・炎は出る
「きゃああああああああああ!!!!!」
舞花の悲鳴
炎の中から、無数の花びらが見えた
「みんな!!目覚ませぇ!!!これは、幻覚や!!!!」
みんなに聞こえる大きな声で叫んだ
しかし、今分かった
自分の炎は、力は、他の仲間に襲い掛かる危機にもきっと届いたという事を
「柳宿ぉ!!!!!」
翼宿は、走った
その俊足で・・・愛する人を探した
抱きしめたい・・・今すぐに
その時
「翼宿!!!!」
壁にもたれるように座り込んでいる柳宿が・・・小さく見えた
「柳宿っ!!!!」
翼宿は、思い切り柳宿を抱きしめた
「無事・・・やったんやな・・・!!!お前・・・」
「翼宿こそ・・・」
「平気やったか!?怪我・・・ないか!?」
「あんたに・・・そっくりのお化け・・・見たわよぉ~・・・・・・・・」
柳宿は、泣いていた
最愛の人の化け物
そんなもの・・・誰だって見たくない
「それより・・・はよみんな探さんと・・・」
まだ終わった訳ではなかった
朱雀七星への復讐劇