ENDLESS STORY
バタバタッ
「唯!!哲也さん!!」
「魏!!遺骨分けてもらえたって!?」
「ああ・・・。時間がかかっちまったぜ・・・」
遂に、魏、奎介、唯、哲也が集合した
「遂に・・・始まるのね」
多喜子の遺骨が入った瓶の前には、既に満の姿もある
「それでは・・・北の方角にこの多喜子の遺骨を・・・そして、西の方角に・・・鈴乃さんの遺骨を・・・」
満の指示通り、それぞれの場所へ遺骨を配置した
「そして・・・東の方角に唯さん。南の方角に・・・天地書を持って・・・魏君、君が立つんだ」
「はい・・・」
「上手くいけば・・・君だけでも天地書の中に入れる・・・」
遂に来たんだ
仲間を救える
遂さっき、仲間は豪焔の手中に落ちた
早くしなければ・・・早くしなければ・・・
寺の上空には、雷雲が立ち込めている
「僕が・・・出来る限り外界からの圧力を経を唱えて遮断します。その間に・・・呪詞を・・・」
「唯」
哲也が唯の肩に手を置き、その後ろで奎介も頷いた
「美朱・・・待ってて。今すぐ・・・あんたとみんなを・・・助け出してあげる」
ゆっくりと、唯の口が動き出す
ドサッ
「きゃ・・・」
雪は、一人広間のような場所に投げ出された
その広間は、暗闇に包まれていて冷たい床が体を冷やす
「井宿さん・・・たすき・・・どこ・・・?」
その瞬間、灯篭が点いた
「・・・!!!」
そこには、微笑む豪焔の姿
「ようこそ。私の間へ。お嬢さん」
「・・・あんた・・・たすき達を狙ってる・・・」
「おやおや。よく分かりましたね」
「光は・・・光は、どこ!?たすき達は・・・」
その瞬間、豪焔の後ろの灯篭が灯り、蜘蛛の糸に絡め取られた光の姿が浮かび上がった
「光・・・!!」
「ちょっと囮に使わせてもらいました」
「ひどい・・・」
「さあ、この光君を救えるのは・・・朱雀七星士だけです・・・。そして・・・あなたの他にもう一人傍観者をつけましょう」
豪焔が指を鳴らすと、美朱が暗闇の中から投げ出された
「美朱お姉ちゃん!!」
「雪ちゃん!?どうして・・・」
「朱雀の巫女。よくぞ来たな。息子はここだ」
「あんた・・・光を返しなさいよ!!みんなは・・・みんなは、どこ!?」
美朱と雪は、互いに寄り添った
「まぁ、そう焦るな。私の目的は朱雀七星士。巫女には興味はない」
「みんなは・・・みんなは、あんたにやられたりなんかしない!!!」
「さぁ・・・どうかな」
途端に、画面のようなものが暗闇に映し出された
それは、6つに分かれていた
そこには、仲間一人一人の姿
「みんな・・・!!!」
「朱雀七星士を分断した。ここに引き合わせられるのは・・・いつになるかな。こやつらの心の闇を・・・試してみたい」
「やめて!!みんなを返して!!」
「無駄だぞ、巫女。この空間では朱雀の力は効かない。貴様の力も・・・こやつらの力も」
「な・・・」
「力がなければ、ただの人間。さぁ、どんな無様な姿を見せてくれるか、共に見物しようじゃあないか」
豪焔の高らかな笑い声が、まだ満ちていない月の浮かぶ夜空に響いていた
「唯!!哲也さん!!」
「魏!!遺骨分けてもらえたって!?」
「ああ・・・。時間がかかっちまったぜ・・・」
遂に、魏、奎介、唯、哲也が集合した
「遂に・・・始まるのね」
多喜子の遺骨が入った瓶の前には、既に満の姿もある
「それでは・・・北の方角にこの多喜子の遺骨を・・・そして、西の方角に・・・鈴乃さんの遺骨を・・・」
満の指示通り、それぞれの場所へ遺骨を配置した
「そして・・・東の方角に唯さん。南の方角に・・・天地書を持って・・・魏君、君が立つんだ」
「はい・・・」
「上手くいけば・・・君だけでも天地書の中に入れる・・・」
遂に来たんだ
仲間を救える
遂さっき、仲間は豪焔の手中に落ちた
早くしなければ・・・早くしなければ・・・
寺の上空には、雷雲が立ち込めている
「僕が・・・出来る限り外界からの圧力を経を唱えて遮断します。その間に・・・呪詞を・・・」
「唯」
哲也が唯の肩に手を置き、その後ろで奎介も頷いた
「美朱・・・待ってて。今すぐ・・・あんたとみんなを・・・助け出してあげる」
ゆっくりと、唯の口が動き出す
ドサッ
「きゃ・・・」
雪は、一人広間のような場所に投げ出された
その広間は、暗闇に包まれていて冷たい床が体を冷やす
「井宿さん・・・たすき・・・どこ・・・?」
その瞬間、灯篭が点いた
「・・・!!!」
そこには、微笑む豪焔の姿
「ようこそ。私の間へ。お嬢さん」
「・・・あんた・・・たすき達を狙ってる・・・」
「おやおや。よく分かりましたね」
「光は・・・光は、どこ!?たすき達は・・・」
その瞬間、豪焔の後ろの灯篭が灯り、蜘蛛の糸に絡め取られた光の姿が浮かび上がった
「光・・・!!」
「ちょっと囮に使わせてもらいました」
「ひどい・・・」
「さあ、この光君を救えるのは・・・朱雀七星士だけです・・・。そして・・・あなたの他にもう一人傍観者をつけましょう」
豪焔が指を鳴らすと、美朱が暗闇の中から投げ出された
「美朱お姉ちゃん!!」
「雪ちゃん!?どうして・・・」
「朱雀の巫女。よくぞ来たな。息子はここだ」
「あんた・・・光を返しなさいよ!!みんなは・・・みんなは、どこ!?」
美朱と雪は、互いに寄り添った
「まぁ、そう焦るな。私の目的は朱雀七星士。巫女には興味はない」
「みんなは・・・みんなは、あんたにやられたりなんかしない!!!」
「さぁ・・・どうかな」
途端に、画面のようなものが暗闇に映し出された
それは、6つに分かれていた
そこには、仲間一人一人の姿
「みんな・・・!!!」
「朱雀七星士を分断した。ここに引き合わせられるのは・・・いつになるかな。こやつらの心の闇を・・・試してみたい」
「やめて!!みんなを返して!!」
「無駄だぞ、巫女。この空間では朱雀の力は効かない。貴様の力も・・・こやつらの力も」
「な・・・」
「力がなければ、ただの人間。さぁ、どんな無様な姿を見せてくれるか、共に見物しようじゃあないか」
豪焔の高らかな笑い声が、まだ満ちていない月の浮かぶ夜空に響いていた