ENDLESS STORY
「・・・そろそろ、戻るか。明日からまた、闘いの始まりや」
「そうだね・・・。頑張ってね、たすき」
「おう」
「翼宿ーーー!!!!」
井宿が、血相を変えて駆けてくる
「井宿・・・?」
「翼宿!!!光君を・・・見失ってしまったのだ!!こっちに来てないのだ!?」
「何やて!?こっちには・・・来とらんけど・・・」
「大変なのだ。これは、罠なのだ。早く連れ戻さないと・・・一人じゃ危険なのだ・・・」
「えっと・・・」
光は、そこからそう遠く離れていない小川のほとりに戻っていた
「霧で見えにくいな・・・」
光は、目を凝らして四葉を探す
すると
後ろからバッと口を塞がれ、そのまま気を失った
「可愛い坊や。囮に使わせてくだされ」
それは・・・舞花の姿だった
[井宿]
その言葉に、井宿は振り返った
[光は、預かった。巫女の息子を・・・助けたければ、来い]
空の一点がどす黒くなり、そこから大きな洞窟のような口が開けた
「井宿・・・罠やないやろうなぁ・・・?」
「今・・・朱雀の者の気が消えたのだ。間違いない・・・光が・・・」
「たすき!!雪も行く!!」
「ドアホ!!お前は、ここに残れ!!すぐに光、助け出してくる!!大人しゅう、ここに・・・」
「やだ!!!!」
トンッ
井宿が、雪の頭に人差し指を突きつけると雪は気を失った
「井宿・・・」
「堪忍なのだ・・・。翼宿。子供に何を言っても聞かないのだ」
「・・・すまん」
翼宿は、そっと雪を切り株に寝かせると
「待っとれ。雪・・・すぐ戻ってきたる・・・」
そう言って、魔界の入口の中へと入っていった
しかし
「たすき・・・」
雪は、すぐに目を覚ました
井宿の術が、いとも簡単に解けたのだ
[餓鬼・・・足手まといになるだけだぞ・・・それでもいいなら・・・]
それは、豪焔の力だった
「きゃ・・・」
魔界の入口は、雪の身体すらも包んだ
「・・・・・・・!?」
「柳宿・・・?」
「何・・・今の・・・」
「空が・・・曇ってきたな」
宿で待っていた5人も、何かを感じ取っていた
[柳宿]
突然、柳宿達の目の前にも魔界への入口が現れた
[貴様が愛する者と子供を捕らえた。そして、巫女。貴様の子供もだ。どうだ?貴様らも来るか?]
「光が・・・!?」
「貴様・・・!!!」
[貴様らが散らばってくれてこちらは助かっているのだ。少し早いが、招待してやろう]
「翼宿・・・!!!」
[決着をつけよう]
遂に始まる最後の戦い
「そうだね・・・。頑張ってね、たすき」
「おう」
「翼宿ーーー!!!!」
井宿が、血相を変えて駆けてくる
「井宿・・・?」
「翼宿!!!光君を・・・見失ってしまったのだ!!こっちに来てないのだ!?」
「何やて!?こっちには・・・来とらんけど・・・」
「大変なのだ。これは、罠なのだ。早く連れ戻さないと・・・一人じゃ危険なのだ・・・」
「えっと・・・」
光は、そこからそう遠く離れていない小川のほとりに戻っていた
「霧で見えにくいな・・・」
光は、目を凝らして四葉を探す
すると
後ろからバッと口を塞がれ、そのまま気を失った
「可愛い坊や。囮に使わせてくだされ」
それは・・・舞花の姿だった
[井宿]
その言葉に、井宿は振り返った
[光は、預かった。巫女の息子を・・・助けたければ、来い]
空の一点がどす黒くなり、そこから大きな洞窟のような口が開けた
「井宿・・・罠やないやろうなぁ・・・?」
「今・・・朱雀の者の気が消えたのだ。間違いない・・・光が・・・」
「たすき!!雪も行く!!」
「ドアホ!!お前は、ここに残れ!!すぐに光、助け出してくる!!大人しゅう、ここに・・・」
「やだ!!!!」
トンッ
井宿が、雪の頭に人差し指を突きつけると雪は気を失った
「井宿・・・」
「堪忍なのだ・・・。翼宿。子供に何を言っても聞かないのだ」
「・・・すまん」
翼宿は、そっと雪を切り株に寝かせると
「待っとれ。雪・・・すぐ戻ってきたる・・・」
そう言って、魔界の入口の中へと入っていった
しかし
「たすき・・・」
雪は、すぐに目を覚ました
井宿の術が、いとも簡単に解けたのだ
[餓鬼・・・足手まといになるだけだぞ・・・それでもいいなら・・・]
それは、豪焔の力だった
「きゃ・・・」
魔界の入口は、雪の身体すらも包んだ
「・・・・・・・!?」
「柳宿・・・?」
「何・・・今の・・・」
「空が・・・曇ってきたな」
宿で待っていた5人も、何かを感じ取っていた
[柳宿]
突然、柳宿達の目の前にも魔界への入口が現れた
[貴様が愛する者と子供を捕らえた。そして、巫女。貴様の子供もだ。どうだ?貴様らも来るか?]
「光が・・・!?」
「貴様・・・!!!」
[貴様らが散らばってくれてこちらは助かっているのだ。少し早いが、招待してやろう]
「翼宿・・・!!!」
[決着をつけよう]
遂に始まる最後の戦い