ENDLESS STORY
柳宿が目を覚ますと、雪はやんでいた
明るい日差しが燦々と差し込む
隣には、愛しい七星士の寝顔
そっか・・・あたし、昨夜ここで・・・
不謹慎ながらも、同じ七星士と結ばれてしまった
だけど、今だけは・・・
そっと寝顔を見ながら、微笑む
いち早く食料を調達してこようと、柳宿は外へ出た
肌寒い雪の感触は、娘娘の体を通して伝わる
「寒いわ・・・人間界の雪は」
柳宿が両手で体を覆った
すると
傍に人の気配を感じて振り返った
そこには、山の麓で一人泣いている少女がいた
「こんな山奥に・・・なぜ・・・?」
そう疑問を抱くやいなや、柳宿の目に飛び込んできたのは、少女めがけて転がってくる雪玉だった
「危ない!!」
柳宿は、すぐさま腕輪を発動させ、その雪玉を受け止めた
そのまま、遠くへ投げる
「はぁ・・・危なかった・・・。あんた、平気?怪我はない?」
そんな柳宿を見上げて、少女は一言
「ママ・・・」
「で?」
宿に戻ってきたのは、柳宿と奇妙な少女だった
「俺にどうしろ言うねん?」
「だから・・・あんなところに放っておけないって・・・」
「んな事言うたかて・・・どないすんねん。俺ら遊びに来てる訳やないんやで?」
すると、少女がぐずる
「ほら~・・・。あんたが怖い顔するから・・・」
「元々の顔やねん!!」
「ごめんね?大丈夫よ。あたし達はあんたを置いていったりはしないから・・・あんた、名前は何ていうの?」
「・・・・・・雪」
「雪?可愛い名前ねvあんたのお家はどこ?一緒に行ってあげるから・・・」
「やだ・・・パパ・・・怖い。パパに殴られる・・・」
その言葉を聞いた二人は、顔を見合わせた
その不思議な少女が、翼宿と柳宿を深く繋ぎとめる存在になるとは誰もがこの時予想していなかっただろう
明るい日差しが燦々と差し込む
隣には、愛しい七星士の寝顔
そっか・・・あたし、昨夜ここで・・・
不謹慎ながらも、同じ七星士と結ばれてしまった
だけど、今だけは・・・
そっと寝顔を見ながら、微笑む
いち早く食料を調達してこようと、柳宿は外へ出た
肌寒い雪の感触は、娘娘の体を通して伝わる
「寒いわ・・・人間界の雪は」
柳宿が両手で体を覆った
すると
傍に人の気配を感じて振り返った
そこには、山の麓で一人泣いている少女がいた
「こんな山奥に・・・なぜ・・・?」
そう疑問を抱くやいなや、柳宿の目に飛び込んできたのは、少女めがけて転がってくる雪玉だった
「危ない!!」
柳宿は、すぐさま腕輪を発動させ、その雪玉を受け止めた
そのまま、遠くへ投げる
「はぁ・・・危なかった・・・。あんた、平気?怪我はない?」
そんな柳宿を見上げて、少女は一言
「ママ・・・」
「で?」
宿に戻ってきたのは、柳宿と奇妙な少女だった
「俺にどうしろ言うねん?」
「だから・・・あんなところに放っておけないって・・・」
「んな事言うたかて・・・どないすんねん。俺ら遊びに来てる訳やないんやで?」
すると、少女がぐずる
「ほら~・・・。あんたが怖い顔するから・・・」
「元々の顔やねん!!」
「ごめんね?大丈夫よ。あたし達はあんたを置いていったりはしないから・・・あんた、名前は何ていうの?」
「・・・・・・雪」
「雪?可愛い名前ねvあんたのお家はどこ?一緒に行ってあげるから・・・」
「やだ・・・パパ・・・怖い。パパに殴られる・・・」
その言葉を聞いた二人は、顔を見合わせた
その不思議な少女が、翼宿と柳宿を深く繋ぎとめる存在になるとは誰もがこの時予想していなかっただろう