堕天使の詩
堕天使 其の五十二
2022/03/23 20:43あなたの唯一の
愛になりたい
そう
純粋な想いで
願っていた
わたしの持てる全てを
注ぎ
あなたのことばかり
考え
あなたの為になる事なら
善悪関係なく
なんだって
従ってきた
まるで
従者ように
いや
それはまるで
盲信的な信者のように
あなたの下僕だった
あなたに
夢中になっていた
わたしには
あなたに
仕え
無償で奉仕する事が
ごく当然の事だった
そんな
わたしに
誰かが囁くの
それは本当に
わたしの望みなのか
その願いは
叶うのかと
わたしには答えられなかった
わたしには
無理だと
叶わなくていいと
それで良いと
思っていたから
けれど
誰かが
何度もわたしに
囁きかける度に
わたしの心は
揺さぶられ
次第に
わたしが
間違っている事に
気づいたの
わたしのあなたへの
想いは
純粋な愛ではなく
歪んだ愛だということに
愛になりたい
そう
純粋な想いで
願っていた
わたしの持てる全てを
注ぎ
あなたのことばかり
考え
あなたの為になる事なら
善悪関係なく
なんだって
従ってきた
まるで
従者ように
いや
それはまるで
盲信的な信者のように
あなたの下僕だった
あなたに
夢中になっていた
わたしには
あなたに
仕え
無償で奉仕する事が
ごく当然の事だった
そんな
わたしに
誰かが囁くの
それは本当に
わたしの望みなのか
その願いは
叶うのかと
わたしには答えられなかった
わたしには
無理だと
叶わなくていいと
それで良いと
思っていたから
けれど
誰かが
何度もわたしに
囁きかける度に
わたしの心は
揺さぶられ
次第に
わたしが
間違っている事に
気づいたの
わたしのあなたへの
想いは
純粋な愛ではなく
歪んだ愛だということに