堕天使の詩

堕天使 其の二十三

2020/08/02 23:00
私は、お前らを許さない

お前らの存在が

尊い存在だとしても

私には、そうは見えない

知性も愛も感じられない

ただ、己の本能のままに

己を律すること無く

相手を想い

気遣うこと無く

欲望のままに

生きているではないか。

それが今は当たり前な事

なのかもしれないが

これが、尊い存在だと言われても

私は、納得が行かない

天が其れを認めるだろうか?

いや、本当は

天は其れを認めていないであろう。

だから、私は思う

天が存在を許しておられるのは

何故なのかと。

それは、天が愛しておられるからだ

お前らを。

天が愛しておられるから、こそ、存在していられるのだ。

私はどうしても

心の底からそれに納得がいかず。

天の道に背き

堕天したのだ。
















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