悪魔界篇
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レヴィアタンの視線が悠真に、突き刺さる。
(蓮が、悪魔のレヴィアタンに取り憑かれてるのって!すべての原因は、俺。俺にあって、全ては、この俺のせいなのか!?)
(この俺のせいなのに、俺には、全く身に覚えがない!?)
(何故、思い出せないんだ?!)
(俺のことなのに!!)
(蓮……、ごめん。俺のせいで……こんな、正体のよくわからない、悪魔に取り憑かれちまったんだな!本当に、ごめん!!蓮……!)
悠真は、頭を抱え思い出せと言わんばかりに身を捩る。
「おやおや〜。」
「あんまり、その子を虐めては可哀想ですじゃよぉ〜。王様〜〜。何にも知らない人間の、お尻のまだまだ、青い青い、青二才じゃないかのぉ〜。我らにとっては、最近生まれたばかりのやや子ではないですかぁのぉ〜。」
どこ、からともなく声が聞こえてくる。
「だから、なんだと言うんだ。確かにコイツは尻は青いがな。」
レヴィアタンは、声の主に返事を返している。
(な、な、なんだって!やや子って!?もしかして、それって、お、俺のことなのかぁーー???しかも、お尻が青い、青二才だってぇーー!?)
周囲を見渡しても、声の主がわからない悠真は、遠くまで聴こえるように叫ぷ。
「誰だ!お前は!誰なんだ!?」
「んー、なんじゃ〜〜?我に言うとるのかいのぉ〜〜?可愛いやや子やぁ〜???」
すると、声は、玉座から聞こえてるようであった。
「俺は、やや子じゃ無いっ!」
悠真は玉座の声のする方へ叫ぶ。
「ホホホホォ〜、立派なやや子じゃなぁ〜〜。これは、虐めがいがありそうじゃの〜〜。」
「のぉーー!王様ぁ〜〜。」
「虐めてなんかないだろう。オレは可愛がっているんだ。コイツだって、本当は喜んでいるだろうよ。」
レヴィアタンは、声の主の玉座にそう答えると、周りにいる、アルマロスをはじめとする、オファニエルらが、シーンと静まり返った。
「???」
「なぜ?オレがコイツを可愛いがるのかと、お前は今、考えてるだろうが、至って簡単な事だ。」
「シャティエルの生まれ変わりだからな。コイツは。」
「ええええーー!?」
レヴィアタンの爆弾発言に、悠真とその周りのアルマロス、オファニエルらはそれぞれに、驚きを隠せなかった。
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